『EWIってどんな楽器?EWIの魅力をお伝えします!』
Date 2020.4.17
わたしはクラリネット奏者ですが最近、EWIという楽器も始めることにしました!
わたしがEWIをやってみたい!と思ったきっかけは、数年前にネットで見たT-SQUAR(Eティー・スクェア)という、EWIを使ったバンドの演奏に感動したから。
そして、現在のコロナによる自粛生活の中で、何か新しいことを初めてみたいと思ったからです。
皆さんはEWIという楽器、ご存じでしょうか?
今回はこのEWIという楽器について書いてみたいと思います!
EWIってどんな楽器?
EWIはウインドシンセサイザーと呼ばれる、管楽器のように息を吹き込んで音を出す電子楽器です。

吹き口にセンサーがついていて、吹き込む息の量で音量も変わるし、ビブラートもかけられます。
たくさんの音色が内蔵されているので、曲に合う音色を選んで演奏することができるというのは、普通の管楽器は違うところです。
そして、EWIは演奏するだけではなく、音をmidiとしてパソコンに取り込むこともできるのです。

EWIは新しい楽器なので、まだわかっていない部分もたくさんあります。
奏者それぞれが演奏の仕方を研究し、自由に開発していくことができるのもEWIの魅力の一つなのです。
EWIは表現力豊かな楽器
EWIは電子楽器といえども表現力豊かな楽器!
自然の木を響かせてクラリネットを演奏してきた身としては、「どうせ電子楽器なんて作り物の平坦な音しかしないんでしょ?」なんて勝手に思っていたのですが、Ewiの音を聞いた途端、その考えは変わりました。
EWIの音色はEWIでしか出せない独特の音がするし、その音は人によって全然違う!
なので、聴いているお客さんに自分だけの音楽をしっかり伝えられ、その人の個性を存分に発揮できる楽器だったのです。
EWIの歴史
では、そんなEWIができた歴史をご紹介します。
1970~80年代、電子楽器などをたくさん使った「フュージョン」という音楽ジャンルが流行していました。
そのころナイル・スタイナーというトランペット奏者が、「EVI」というトランペットのように3つのボタンで音階が演奏できる電子楽器を開発。
すると木管楽器奏者からも、木管楽器のような電子楽器をつくってほしい!という声が多くなり、研究が進みます。
そこで出来上がったのが「スタイナーフォン」。
ゴム製のマウスピースの中にセンサーを入れ、オクターブローラーやタッチセンサーが盛り込まれました。
これがEWI先祖です!
AKIがさらに開発して、1987年に初めてEWI1000が発売され、2020年現在では11のモデルがあります。
EWI4000sを買ってみた
ということで、EWIを買って始めてみることにしました!
初心者のわたしは、何もわからないのでとりあえず楽器店、クロサワ楽器へ。
EWIのモデルで今一番新しいのはEWI5000で、このモデルは本物の管楽器により近い音が出せます。
ネットで聴くと、本物の楽器の音色に本当にそっくりでした。
でもわたしは本物の楽器はやっているし、EWIをやるならEWI独特の音を出してみたい!と思い、少し前のモデルのEWI4000sを買うことに。
お店にはEWI単品と、セットになっているものがあって、わたしは初心者で何も持っていないのでセットを購入。
セットには、楽器ケース、ヘッドホン、マスターブック、マウスピース洗浄液、電源コード、電池、PCに繋げるときのCDがついていました。
これで60000円。
ネットで買うより安かったです!
EWI4000sを吹いてみた感想
これまで全くEWIという楽器を吹いたことなかったわたしですが、実際に吹いてみて思うことは、、
意外といけるかも!!
クラリネットと口の形も大きくは変わらず、しかも簡単に音が出る。
楽器の角度も、クラリネットより少し高めにすれば演奏できるなと思います。
ただクラリネットと違って、EWIはオーボエのように息が余る楽器なので、息が余って結構苦しいことに驚きました。
余った息の捨て方も考えなければいけないなと感じました。
そして、運指はクラリネットのクラリオン音域とほぼ一緒なので覚えやすいですが、オクターブで音が変わるので、クラリネットをやっている人には、ちょっとまぎらわしいところもあるのかなと思います。
でも慣れたらできそうです!
まとめ
EWIは木管楽器奏者にとってはとっつきやすく、個性が出せるとても魅力的な楽器です。
これから練習していって、将来はクラリネットとEWIの両方で演奏していけたら良いなと思っています!
これからはブログでも、EWIの魅力もどんどん伝えていこうと思っています(^^♪