音の立ち上がりが遅い?出だしの発音をはっきりさせるためのポイントをご紹介!

クラリネットを演奏していて、

「音の出始めがなんだかモワッとしちゃう」
「思ったタイミングで音が出ない」

なんて感じたことはありませんか?

特にアンサンブルや吹奏楽で演奏していると、周りの音と自分の音の出だしがズレて、「あれ?」となってしまうこともありますよね。

この「音の立ち上がり」、実はちょっとしたコツを意識するだけで、はっきりさせることができるんです。

今回は、アタックをクリアにするためのポイントをご紹介します♪

この記事はこんな方におススメ
  • 音の出だしがはっきりしない方
  • 音が出るタイミングを上手くコントロールしたい方
  • 思ったように初めの音が鳴らなくて困っている方
目次

なぜ音の立ち上がりが遅くなるの?

音の立ち上がりが遅くなる原因は、主に次のような点です。

  • 音を出す準備が間に合っていない
  • 舌がリードから離れるスピードが遅い
  • 音を出す前の息の圧力が足りていない
  • リードの振動が始まるまでに時間がかかっている
  • そもそもリードが合っていない

つまり、「舌」「息」「リード」の3つのが上手く揃っていないと、音の出だしがぼやけてしまうんです。

ひとつずつ見ていきましょう。

ポイント①:息を先に準備してから舌を離す

意外と多いのが、音を出そうとするタイミングに、舌をリードにつけて、息を吹き込み始めてしまうケースです。

理想的なのは、音が出る前、舌でリードを止めているときから、すでに息の圧力をしっかりかけておくこと!

舌は「ダムの水門」のような役割で、水(息)はすでに勢いよく流れようとしている状態を作っておき、舌を離した瞬間にパッと流れ出す、というイメージです。

頭の中で、音が出る前から、「息はもう出ている、舌がそれをせき止めているだけ」とイメージを変えるだけでも、アタックの感覚が変わってくる方が多いです。

ポイント②:舌の動きは素早く

吹き始めるときに、リードについている舌を離すのですが、舌をゆっくり動かしてしまうと、出だしの音がモサっとなってしまったり、思ったより遅いタイミングで音が出てしまいます。

舌の動きは素早く、音を出す直前にリードから舌を離すようにすることで、出だしの音がぼやけず、自分が鳴らしたいタイミングで音を出すことができます。

マソン優貴葉

舌は大きく動かさなくても良いので、ほんの少し、でも素早くリードから離すようにしてみましょう!

ポイント③:お腹の支えをしっかり

いくら舌のタイミングが良くても、お腹の支えが弱いと、立ち上がりはどうしてもぼやけてしまいます。

お腹の下の方に力を入れて、しっかりした支えをつくった状態で吹き始めることで、出だしの音の輪郭がはっきりします。

これができていないことに自分で気づくのは、意外と難しいので、常にお腹の支えがしっかりできているか、もう一度注意しながら練習してみましょう!

ポイント④:リードが自分に合っているか

アタックがぼやける原因が、「リード」にあることも少なくありません。

出だしがぼやけてしまったり、遅れてしまうときは、リードが厚すぎたり、欠けていたり、古くなったリードを使っているというケースもあります。

「最近アタックが決まらないな」と感じたら、奏法だけでなく、リードの状態も一度見直してみましょう。

発音練習をしてみよう!

ということで、発音をよくするために練習方法をご紹介します♪

こちらの楽譜を使ってみましょう!

この楽譜のように音を出すのですが、そのときに注意することは、

  • 音が出ていない休符の間も、圧力をかけ続ける
  • メトロノームを使って、音の長さを正確に
  • お腹の支えができているか
  • 出だしがはっきりしているか、自分の音をよく聞く

音が出ていない休符の間は休憩時間ではなく、舌をリードにつけておいて、舌がリードから離れた瞬間に音が鳴る状態にしておきましょう!

メトロノームを使い、♩=60~80くらいの速さで、音の長さや出だしのタイミングを正確にメトロノームに合わせることが大切です。

これができるようになったら、1音ずつ音を上げていって、高い音でもできるように練習しましょう。

マソン優貴葉

特に高音は、きれいな発音が難しいので、どんな音でも良い出だしになるように、日ごろからしっかり練習しておくと良いですね!

まとめ

発音を良くすることは、簡単なことではありませんが、これが上手くできるようになれば、音の印象が一気に良くなって、レベルアップした演奏ができるようになること間違いなしです!

すぐに完璧にできなくても大丈夫。少しずつ意識しながら練習を重ねることで、必ずクリアなアタックに近づいていきます♪

頑張っていきましょう!

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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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