国際結婚って実際どうなの?フランス人と国際結婚して良かったこと&大変なこと

わたしの夫はフランス人です。
現在は日本で一緒に暮らしていますが、外国人と結婚する国際結婚というのは、日本人同士で結婚するのとは違うことも多くあります。
フランス人と結婚して良かったこともあれば、もちろん大変なこともたくさん、、
ということで今回は、フランス人と結婚して良かったことや大変なことなど、国際結婚のリアルを書いてみたいと思います。
フランスで出会って日本で暮らす

国際結婚といっても、出会いや生活の拠点は色々なパターンがあると思います。
- 日本で出会って日本で暮らす
- 相手の国で出会って相手の国で暮らす
- 日本で出会って相手の国で暮らす
- 相手の国で出会って日本で暮らす
わたしたちの場合は4番の、わたしがフランスに留学中に夫と出会って、元々日本で暮らしたいと思っていた夫と一緒に日本に帰ってきたというパターンです。
国際結婚ではこの、「出会う場所」「暮らす場所」が結構大事だなあとわたしは思っています。

どこで出会ってどこで暮らしていくのか、夫婦によっては、お互いの考えがなかなか上手く合わないこともあるかと思います。
国際結婚では、お互いの生まれた国や過ごした国が違うことが多いので、お互いの希望を上手く合わせながら、夫婦で暮らす場所を決めることになります。
国籍はどうなる?

「国際結婚したらお互いの国籍は変わるの?」と聞かれることも多いのですが、特に申請したりしなければ、基本的にそれぞれの国の国籍を持ったままです。
国際結婚をしたとしても、外国籍を取得するためには色々な条件をクリアしなくてはいけないのです。
わたしたちの場合は、わたしはずっと日本国籍で、夫はずっとフランス国籍で、特に今後これを変えるつもりもありません。

わたしは日本国籍を大事にしたいなあと思っています!
そして、日本では現在、夫婦別姓が認められていませんが、国際結婚では基本的には夫婦別姓で、申請をすれば夫婦同姓にすることもできます。
わたしたちの場合は、子供のことも考えて、夫婦同姓を選びました。
フランス人と結婚して良かったこと

わたしが国際結婚をしたのも本当にたまたまですが、外国人との結婚は、日本人同士の結婚とは違うことがたくさん!
フランス人と実際に結婚してみて、良かったなと思うことをあげてみます。
1. お互いの文化を融合できる
国が違えば、文化も全然違います。
そんなお互いの国の文化を融合させて、良いとこ取りをできるのは、国際結婚の良いところ♪
お互いの国のイベントをお祝いすれば、一年が倍楽しくなるし、それぞれの国の美味しいものを食べたり、お互いの国の文化の好きなところだけを組み合わせながら暮らすことができます。

例えば、クリスマスはヨーロッパの方が盛大にお祝いするので、フランス式にお祝いしたり、お正月は日本の方が大切にしているので、日本式に過ごしてみたりと、良いところだけを上手く取り入れて楽しんでいます♪
2. フランス人の友達もできやすい
夫のフランス人の友達を紹介してもらったり、わたしの日本人の友達に夫を紹介したりするうちに、自然と国際交流ができちゃうのもまた良いところです。
日本人だけと過ごしていると、日本の文化や価値観だけが当たり前になってしまいますが、他の国の人と知り合うことで、色んな人たちの考え方に触れることができて、視野が広がるので、それもまた面白いなあと感じます。
3. 名前をすぐに覚えてもらえる
わたしの場合は特に、結婚して夫の姓に変えて、カタカナが入った珍しい名前になったこともあり、インパクトがあるせいか、嬉しいことに、初めてお会いした方にも名前を覚えてもらえることが増えました♪
そして、その名前から話が弾み、「わたしもフランスにいったことがあるよ!」とか、「実はわたしも海外に留学していたことがあって、、」みたいな話になったりすることも多いです。

ぱっと見はわからないような、相手の昔のお話なんかも聞けたりして、そういうときはとても嬉しいなと思います!
4. フランス語に触れられる
わたしの場合は、そんなにフランス語に興味があるわけではないのですが(笑)、フランス語に興味があって、勉強したい!という方にとっては、フランス人と一緒にいると、普段から常にフランス語に触れる機会があるので、とても良いことなのかなと思います。
わたしたちの普段の会話は日本語ですが、それでもなんだかんだフランス語に触れる機会は自然と出てくるので、嫌でもフランス語からは離れられなくなります(笑)

同じことでも、日本語とフランス語で表現の仕方が少しずつ違ったりなど、言語の違いを楽しむこともできます。
5. 子どもに両方の言語や文化を教えられる
両親の母国語が違えば、子どもに2か国語以上を教えることができるというのもまた、国際結婚の良いところかなと思います。
うちの場合は、日本で暮らしていて、両親の会話も日本語ということで、どうしても日本語が強くなってしまうので、上手く子どもが両方の言語を習得できるのかは微妙なところですが、それでも、両親がそれぞれの言語で話しかけるようにしたり、両方の国の文化を感じられるようにと意識はしています。
まだ小さいので、将来どうなるのかはわかりませんが、少しでも子どもの視野が広がったり、脳に良い刺激になれば良いなと思いながら頑張っています。
フランス人と結婚して大変なこと

国際結婚は決して良いことばかりではありません。

どちらかというと、大変なことの方がたくさん、、
ということで、フランス人と実際に結婚して大変だと思うことをあげてみます。
1. なかなかお互いの国を行き来できない
日本人同士の夫婦なら、お互いの実家に行き来をすることも多いかと思いますが、国際結婚の場合は、なかなか頻繁にお互いの実家を行き来することはできません。
夫の実家はフランスの田舎にあるので、フランスに住んでいたころはちょこちょこ帰っていましたが、日本で暮らすようになってから今まで(約5年間)は、コロナや円安の影響もあったりと、まだ一度もフランスに行けていません、、
子どもが生まれてからは一度も夫の実家に行っていないので、夫のご両親は孫に会いたくてしょうがないけどなかなか会えず、、

会えない代わりに、テレビ電話でフランスと日本を繋いで、会話を楽しんでいます。
2. 食の好みが違うことも
わたしはチーズやクリーム、バターたっぷりのパンやパスタも、フランス人が好んで食べるようなものは大好きです。
ですが、国際結婚をしてみてわかったことは、それをフランス人のようにフランスのものを毎日毎日食べ続けることはできないんだなということ。
そして反対に、夫も日本食が大好きです。
ですが、日本人と同じように、毎日毎日白米ばっかり食べたり、味噌汁を飲み続けたりすることはできないんだなと感じます。
基本的にわたしも夫も、食べ物に激しい好き嫌いはなく、大抵何でも食べられますが、それでも生まれたときからずっと口にしてきた食べ物というのは体に根強く残っていて、食習慣というのは、簡単に相手に合わせて変えることはできないんだなと思いました。

なのでうちの場合は、フランスっぽい食事のときもあれば、日本食のときもあるし、全然違う国のエスニック料理を食べる日もあったりと、どちらかの国の料理に偏らないようにと意識しています♪
3. 夫の仕事を見つけるのが大変
日本で暮らし始めて初めて、外国で仕事を見つけるというのは、そんな簡単なことではないということに、気づかされました。
夫は、日本語学科を卒業していて日本語堪能だし、日本人の仕事の仕方を理解している方だと思いますが、それでもやっぱり日本でちゃんとした就職先を見つけるとなると難しい、、
外国人というだけで、なかなか書類審査に通らず、面接すらさせてもらえないことばかりでした。
それでも、仕事がなければ家庭を支えることはできないので、たくさんの会社を受けて、やっと面接までたどり着いて、合格して就職先を見つけることができたという感じです。
4. 永住権はなかなか取れない
日本人と結婚したからといって、すぐに日本の永住権がもらえるわけではありません。
永住権を取得するには一定の条件を満たさないといけなく、人にもよるのですが、基本は結婚後も何年という時間がかかります、、
夫が永住権を持っていないことで不便だと感じることは、
- ビザの更新が面倒
- 夫名義のクレジットカードが作れない
- ローンがなかなか組めない
などがあります。

永住権がもらえればすんなりいくことも、なかなか思うようにはいかず、結婚して数年経った今でもまだまだ大変なことだらけです、、
まとめ
国際結婚は大変なこともたくさんあります。
それでも、外国人と関わりが増えることで視野が広がったり、楽しみが増えたりすることはとても良いなと思います。
日本人同士の夫婦でも同じだと思いますが、楽しい日々を送るために、お互いのことを考えながら生活できたらと思います!