クラリネットって子供でも吹けるの?習い事でクラリネットを始めたい!

「子供に楽器の習い事をさせてあげたい!」
そんなお父様お母様も多いのではないでしょうか?
子供のうちに楽器に触れておくことは、脳に良い影響を与え、自信となり、成長していく上でとても大切なことを学ぶことができます。
楽器の習い事の代表は、やっぱりピアノ!
ピアノは子供に習わせたい習い事ランキングでは常に上位に入っています。
しかし、習い事というとどうしてもピアノに目が行きがちですが、楽器というのはたくさんの種類があります。
その中でも今回は、わたしが講師として教えている、「クラリネット」という楽器は、子供の習い事としてどうなのかについて書いてみたいと思います!
- 子供に何か楽器を習わせてあげたい
- 子供にクラリネットを習わせてあげたい
- クラリネットは何歳ごろからできるのかを知りたい
クラリネットは何歳から吹けるの?
まず一番最初に出てくる疑問はやっぱり、
クラリネットって何歳から吹けるの?
というのが多いのかなと思います。
ピアノを習い始めるのは2、3歳ごろからというのが多く、ピアノは鍵盤を指で押せれば音が鳴るので、小さな子供でも演奏することができる楽器です。
しかし、クラリネットは息を入れて音を鳴らす楽器なので、楽器にしっかり息を入れられるくらいの体力がついてからしか吹けません。
そして、クラリネットは穴を指でふさいで音を変える楽器なので、全ての穴やキイに指が届くような手の大きさが必要です。
そして最後に重要なのが、クラリネット吹くために使う歯!
歯は、子供の頃に乳歯から永久歯に生え変わるので、前歯がなかったり、グラグラした状態ではクラリネットは吹けません。
ということで、クラリネットを吹くためには、
- 息を入れる体力
- 穴をふさぐための手の大きさ
- 永久歯
が必要です。
ということを考えると、クラリネットを習い始められる年齢は、個人差もありますが、体がしっかりして歯も生え変わった8、9歳以降かなと思います!
クラリネットを習うメリット

クラリネットを習うと、良いことが色々あります。

他の楽器では味わえない、クラリネットならではの良い面もたくさんあります♪
ということで、クラリネットを習うことのメリットを3つ書いてみます!
1. 頭と体を使う
クラリネットを習うメリットの1つ目は、息をたくさん入れながら両手の指を素早く動かすので、頭と体を使います。
クラリネットは細かい音もたくさん演奏する楽器なので、ピアノのように楽譜を見ながら両手の指を速く動かすことが多く、頭の回転を良くします。
そして、息をたくさん吸って息の量を調節しながら演奏するので、肺活量が鍛えられ、体力がつきます。

長い曲を演奏する時なんかは、スポーツマン並みに体力を使ったりすることもあります!
2. 音程に敏感になる
クラリネットは、自分で音程を少しずつ動かして音を作るので、音程に敏感になります。
ピアノなどの楽器は、弾けば誰でもその音程が鳴りますが、クラリネットは口の形や息の入れ方によって少しずつ音程が変わってきます。
なので、チューナーを見たり、他の人に合わせて演奏することで、自分で音程を作ることができるようになり、少しの音の違いにも気づくことができるようになります。
3. 協調性が身につく
クラリネットは他の人と合奏する機会が多い楽器なので、協調性が身につきやすいです。
ピアノは一人でメロディーも伴奏も演奏できてしまい、他の楽器がいなくても成り立ってしまいます。
しかし、クラリネットは同時にたくさんの音を出すことはできないので、ピアノ伴奏をつけたり、アンサンブルや吹奏楽、オーケストラなどで、他の楽器と一緒に演奏する機会が多くなります。

周りの人と協力し合って1つの演奏を作り上げることもまた、音楽の楽しみの一つですよね!
人と協力したり、意見を交換したりすることで、自然と協調性が身につき、周りとの関係性が深まります。
子供がクラリネットに出会うきっかけ

クラリネットは、ピアノなどのようにどこにでもある楽器でもなければ、リコーダーのように学校で教えてくれる楽器でもないので、クラリネットに出会える機会や、クラリネットのことを知ることができる機会ってなかなかないですよね、、
クラリネットとの出会いが一番多いのは、中学高校での部活動!
吹奏楽部にはクラリネットがあるので、そこでクラリネットと出会って始める方が多いです。

わたしも中学校の吹奏楽部で初めてクラリネットと出会いました!
部活動以外でも、クラリネットのコンサートを聴いて、初めてクラリネットに出会う方もいらっしゃいます。
コンサートホールなどでのしっかりしたものでなくても、ショッピングセンターや地域の施設でもクラリネットの演奏が行われているので、たまたま通りがかりにクラリネットの演奏を聴いた!なんていうこともあります。
親子コンサートでクラリネットが登場することもあり、赤ちゃんでもクラリネットと出会うチャンスはあります。

一人でも多くの子供たちが、クラリネットに 出会える機会があれば良いななんて思ってしまいます。
クラリネットを試しに吹いてみたい!
クラリネットの良さがわかったら、まずはクラリネットってどんな楽器なのか、実際に吹いてみたくなりますよね?
実際にクラリネットを吹く機会をつくるには、
- クラリネットを購入する
- 楽器店に行って試奏させてもらう
- クラリネットをレンタルする
- 楽器を貸してくれる体験レッスンを受けてみる
などがあり、クラリネットに興味をもったら、まずはクラリネットに触れてみたり、吹いてみたりするのが一番だと思います。
最初はなかなか音が出ないかと思うので、個人レッスンに通って教えてもらうと、すぐに鳴るようになるはずです!
ピアノやギターなどに比べると、習い事としてはあまりメジャーではありませんが、他の人ができないことができるのは、自分らしさが出て良いのではないでしょうか?

まとめ
クラリネットを子供の習い事として始めるという方は、今はまだ少ないかと思いますが、他の子ができない楽器を演奏できるとなれば、きっと子供の自身にもつながると思います。
ピアノとはまた違った、クラリネットを習うことのメリットは色々あるので、興味のある方は一度習ってみてください♪