【クラリネット】下唇の裏に歯型がついて痛い!そんなときの対処法をご紹介します♪
クラリネットを長時間吹いていたり、高い音ばかり練習したりしていると、下唇の裏に歯型がついてしまって、どうしても痛くて吹けない!という経験はありませんか?
時には、切れて血が出てしまうことも!
そんな口が痛いときでも、本番はやってくるし、練習はしたいし、、
ということで今回は、唇の裏に歯型がついてしまって痛いときでもクラリネットが吹ける方法をご紹介したいと思います!
- たくさん練習したいけど、口が痛くて長時間練習ができない
- 歯型がついてなかなか治らない
- 口にはさむ紙の折り方を知りたい
歯型はどうしてつくの?
クラリネットは、下唇を下の歯にかぶせて、リードを振動させて音を出す楽器です。
下の歯でリードを少し押さえながら音を出しているので、どうしても下唇の裏の同じ場所にくり返し歯が当たって、歯型がついてしまうのです。
歯型がつく場所はこの辺
骨格や歯の形、歯並びなど、人それぞれ違うので、人によって歯型がつきやすい人、つきにくい人がいますがいます。
プロでもすぐに痛くなる人もいれば、どんなけ吹いても痛くならない人もいます!
高音域を出すときは特に、下の歯でリードの押さえ具合をコントロールしながら音を出すので、高い音ばかりを吹いていると、歯型がつきやすくなります。
クリーニングペーパーを挟んでみよう!
歯型がついて痛いときに一番便利なのが、「クリーニングペーパー」!
クリーニングペーパーは本来は、タンポの間に溜まった水を吸い取るものですが、これを使って歯が当たって痛いのを和らげることができるんです♪
やり方は、クリーニングペーパーを折り紙を折るように折りたたんでいきます。
人によって、好みの大きさがあると思うので、何回折りたたむかは自由ですが、わたしの折り方をご紹介します☆
まず、ケースから取り出すと折り目がついていると思うので、そのまま折り畳みます。
それを、点線の部分で折って、3つ折りにします。
そしてさらに、点線の部分で3つ折りにします。
それを半分に折り目をつけて山形にします。
その山形のまま、舌の歯の前歯あたりにかぶせて完成!
これをつけたままクラリネットを吹きます。
こうすることで、歯と下唇の間にクッションができて、吹いたときの痛みが少なくなります。
最初は、吹きにくかったり、気持ち悪いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、だんだん慣れてくると思います。
もし吹きにくければ、クリーニングペーパーを折る回数を変えてみて試してみてください!
これは、クリーニングペーパーでなくて、あぶらとり紙でも代用できます。
口に入れたときに溶けてこないように、なるべく、水に溶けにくい100均などの、安いあぶらとり紙の方が良いかもしれません。
リップガードを使ってみよう!
先程のクリーニングペーパーで作ったような、歯にかぶせて、吹くときの痛みを和らげる、「リップガード」というものが売られています。
これは、自分の歯型に合わせて自分だけのリッププロテクトが作れるというもの!
わたしも学生の頃使っていました!
最初お湯につけると柔らかくなるので、それを自分の歯に合わせて型を取ります。
洗って何回でもつけたり外したりして使えるので、毎回クリーニングペーパーを折らなくてもいいのが楽だし、自分の歯型にピッタリ合っているので、ずれにくいのも良いところだと思います♪
少し厚めなので、薄い方が好きな方は、クリーニングペーパーのほうが良いかもしれません。
時には休むことも大切
本番に上手く演奏するために、何度も何度も練習することはとても大切なことです。
しかし、あまりにもやりすぎてしまって、口を痛めた状態で本番を迎えてしまったら、せっかくの練習も無駄になってしまうかもしれません。
本番を一番良い状態で迎えるために、日ごろから、「どのくらい吹き続けると自分はどういう状態になるのか」、「どういう状態のときが一番良く演奏できるのか」を、しっかり把握しておくことが大切です。
本番から逆算して考えて、もし本番に口の状態が悪くなってしまう可能性があるのなら、練習を少し休んだり、休憩をはさむこともとても大切なことです。
本番で良い演奏ができるか不安でたまらない気持ちはよ~くわかりますが、本番で自分の本当の力を発揮するために、普段の練習の仕方もしっかり考えてみましょう!
音を出さない練習方法もあるので、良かったらご覧ください♪
まとめ
口が痛くなるくらいクラリネットを吹いているのなら、それは一生懸命頑張っている証でもあります。
クラリネットは、口がとても大事なので、大切にしながら練習していきましょう!