音の変わり目に上手くタンギングを入れよう!クラリネットのタンギングをもっと良くするコツ★
Date 2021.10.12
クラリネットで曲や音階を吹いているとき、音の変わり目でタンギングをしようとすると、なんだか汚い音になってしまったり、違う音が入ってしまう、、という方はいらっしゃいませんでしょうか?
「同じ音でタンギングをするときは上手くできるのに、音が変わるところでタンギングをすると上手くいかない!」ということがあります。
せっかく基礎練習で一生懸命同じ音のタンギングを練習して、速くクリアにできるようになったとしても、音が変わるところでもきれいにタンギングはできなければ、せっかくの努力もなかなか実りません。
ということで今回は、音の変わり目に上手くタンギングを入れるコツやその練習方法を書いてみたいと思います♪
指と舌の動きが合っていない
音の変わり目で上手くタンギングができないことの一番の原因は、「指と舌の動きが合っていない」ということ!
脳が指と舌にそれぞれ指令を出して動いているのですが、そのタイミングがちょっとだけズレているんです。
音が変わるのは一瞬のこと。
なので、指と舌を動かすタイミングがちょっとでもズレてしまうと、音の変わり目に雑音が入ったり、他の音が入ったりして、タンギングが汚く聞こえてしまうのです。
指を先に動かす
音の変わり目でタンギングをするのは一瞬なのですが、その一瞬のうちに注意しなければいけないことがあります。
それは、舌より先に指を動かすこと!!
指と舌の動きはほぼ同時なのですが、その中でもほんのちょーーーっとだけ指の方が先に動かなくてはいけないのです。
指が舌より後に動いてしまうと、指を変える前の音や、指を変える瞬間の間の音が次の音として発音されてしまうので、それが雑音となって出てしてしまいます。
音の変わり目で上手くタンギングができていない方は、おそらく次の音を出そうとして指を動かす前に、舌が動いてタンギングをしている状態だと思います。
一瞬のことなのでなかなか自分では気づきにくいと思いますが、その一瞬のことが音となって表れている!
なんだか楽器ってすごいですよね笑
指を先に動かす練習をしよう!
ということで、ほんのちょこっとだけ指を先に動かすことが大事だということがわかっていただけたかと思いますが、そんなこと言われても一瞬の中でそんなことを意識してやるのって難しいですよね?
なので、指を先に動かす練習方法を書いてみます♪
こちらの楽譜をやってみましょう↓↓
音階を吹くのですが、8分休符のところで次の音の指に変えるのです。
そして音符のあるところで、舌をついてタンギングをします。
「指を次の音の場所にセットする→タンギングをする→指を次の音の場所にセットする→タンギングをする」
の繰り返しで、しっかり指を先に動かしたのを確認してから舌をついて音を発音します。
これが意外と難しいので、最初はゆっくりのテンポから、自分の動きをしっかり確認しながらやってみましょう!

この練習を何度もやることで、体に舌より指を先に動かすということを覚えさせます。
体がそのことを覚えてさえくれれば、あとは自然にきれいなタンギングができるようになると思います。
音階ができたら、曲の中で自分が苦手なタンギングの箇所を取り出して、同じようにゆっくりのテンポから、指を先に動かしたのを確認してから舌をつくという練習をしてみましょう。
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まとめ
クラリネットのタンギングは難しいし、その中で指も動かすとなるとさらに難易度は上がります。
速いテンポになればなるほど大変ですよね。
それでも、こうやって指と舌の関係を理解して、自分が今どんな状態なのか、どうして上手くいかないのかをわかっておけば、どんなに難しいものが出てきてもしっかり対処できると思います!
ほんのちょっとしたことも見逃さずに、少しずつ上達していけると良いですよね(^▽^)♪
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