クラリネットのタンギングってどうやってやるの?タンギングの仕方をお教えします♪
管楽器を演奏するときに、舌を使って音を短く切る奏法を「タンギング」といいます。
このタンギングが上手くできないと、せっかく良い音が出ていても、指が回っていても、音が台無しになってしまうことも少なくありません。
でもクラリネットのタンギングって結構難しいんですよね、、
ということで今回は、クラリネットのタンギングのやり方を書いてみたいと思います!
タンギングのイメージをつくろう!
まずは楽器を持つ前に、クラリネットのタンギングのイメージをつくります。
クラリネットのタンギングのイメージは、「Tu(トゥ)」の発音が近いかなと思います。
「Tu Tu Tu Tu Tu…」
と何度も言ってみましょう!
その時に、前歯の裏に舌がつくと思います。
その舌の部分をリードの先端につくと上手くタンギングができるんです!
楽器を吹くときも、楽器がないときと同じくらいリラックスした状態で舌を動かせるのがベストです☆
伸ばした音を切ってみよう!

タンギングをやる上でまず最初に大事なのが、音をきれいにまっすぐに伸ばすことができること!
それができて初めてタンギングの練習を始められます。
- 自分が出しやすい音を伸ばす
- 音を伸ばしたまま、リードの先端を舌で軽く一瞬だけ触ってすぐに引く
こうすると音が一瞬切れると思います。
これがクラリネットのタンギングです!
これを何度も同じようにできれば、曲を吹くときも上手にタンギングができるようになります。
タンギングをする時に注意したいこと
舌の長さや厚さは人それぞれなので、リードの先端に触れる舌の位置は人によって異なるので、自分にとってベストな位置を見つけることが大切です。
タンギングをするときに注意したいことは、、
- 舌をついた時にアンブシュア(口の形)が変わらないこと
- 息の流れが止まらないこと
- 舌をつく位置が毎回変わらないこと
- 舌をリードに強くつきすぎないこと
舌を「引く」イメージ
タンギングをするとどうしても、舌をリードに触らないといけないと思いすぎて、つく面積が大きすぎたり強くつきすぎてしまうことがよくあります。
そうならないように、わたしは舌をリードに触りにいくというよりは、舌を「引く」ようなイメージをもってタンギングをしています。
例えば、間違えて熱いものを触ってしまった時、触った瞬間に「熱っ」と反射的に手を離しますよね?
タンギングもそんな風に、リードに触れた瞬間に引くというのを意識しています。

ほんの一瞬、リードを触ったか触ってないかくらいで、十分に音が切れます!
それができたら、だんだん色んな長さのタンギングを練習していけば、どんな長さでも強さでもきれいなタンギングができるようになります。
「ようかん」を切るようなイメージ
先程も書いたように、タンギングで大事なのは音をまっすぐに伸ばすこと。
よく使う例えが、ようかんのようにどこまでいっても同じ形で同じ太さの息を入れます。
その息の中で舌をつくのですが、そのイメージはようかんを包丁で切るような感じ。
ようかんは、たとえどれだけ包丁を入れたとしてもその切り口はまっすぐで、変形したりすることはないと思います
そんな風に、どれだけタンギングで舌をついたとしても、息の流れは変わらずまっすぐにします。
逆に、食パンのような柔らかいものを包丁で切るとき、パンはフニャっと形が変わると思います。
そうやって、舌をつくことで息の流れがフニャフニャ変わってしまっては、良いタンギングはできません。
そんなことにも注意しながら練習すると、良いタンギングができるようになってくると思います。
速いテンポでタンギングするには?
曲をやっていると、速いテンポテンポでタンギングしないといけないところが出てくると思います。
速いテンポでタンギングをするために一番気をつけたいことは、とにかくリラックスすること!
速くしなきゃと思うとどうしても舌に力が入ってしまい、舌は自由に動いてくれません。

舌を動かさなきゃ!というよりは、「気づいたら舌が勝手に動いていた」くらいのリラックスさで大丈夫だと思います♪
基本的に、楽器を持たないで「Tu Tu…」と言える速さなら、クラリネットでもタンギングができると思うので、とにかくリラックスしてやってみてください!
↓↓ タンギング練習のためのこんな教則本もあるのでやってみるのも良いですよね♪
まとめ
クラリネットのタンギングは難しくてなかなかマスターできませんが、注意して自分の音を聞きながら地道に練習していけば、少しずつできるようになると思います。
美しいタンギングで、クラリネットの魅力的な音が出せるようになりたいですよね!
