クラリネットでタンギングをするとあごが動いちゃう??その原因と解決方法を知ろう!
初心者の方がクラリネットでタンギングをするときにやってしまいがちなことは、音を切るときにあごを動かしてしまうこと!!
タンギングのときにあごが動いてしまうと、音の切れ目が切れ目がぼやけてしまったり、リードミスをしてしまったり、音色や音程が悪くなったりと良くないことだらけ、、
そうならないためにも、今回は、タンギングをしたときにあごが動いてしまう原因と解決方法を書いてみたいと思います♪
あごが動いてしまうのはなぜ??
タンギングというのは、舌をリードにつけることで音が途切れます。
それなのに、あごが動いてしまっているということは、舌の動きだけではなく、あごや口全体も一緒に動かしながらタンギングをしてしまっている状態です。
あごが動いてしまうとアンブシュア(クラリネットを吹くときの口の形)が変わってしまうので、音を伸ばしているときの良い音色とは違った、汚い音が出てしまいます。
さらに、あごが動いてしまっている方は、息がまっすぐに流れず止まってしまっていることも多いです。
タンギングをするためには、まっすぐなスピードのある息を出し続けなければいけないのですが、あごが動くことでそれが妨げられてしまうのです。
あごが動いてしまうのは、おそらく無意識なことが多いと思いますが、タンギングは舌の動きだけですることが大切なのです!
まずは自分で気づくことから
先程も書いたように、あごが動いてしまうのは無意識なことが多いです。
なのでまずは、タンギングをしたときにあごが動いてしまっていないかを自分でチェックしてみましょう!
チェックの仕方は、自分が見える位置に鏡を置いて、鏡の前でタンギングをしてみます。
- あごは動いていないか
- 息の流れはまっすぐか
- リラックスできているか
他にも、解放のソ(F)の音でタンギングをしているときに、右手の人差し指であごを触ってみると、あごの動きを感じることができます。
自分で気づくことができれば、治すための第一歩になりますね!
「Tu Tu Tu…」と言ってみよう!
楽器を吹かずに、口で「Tu Tu Tu…」と言うとき、あなたのあごは動いていますでしょうか?
鏡で確かめてみましょう!
おそらく動いていないと思います。
これは、「Tu」と発音するときは、舌の動きだけで発音ができているからです。
この、Tuと発音したときと同じように、舌の動きだけでクラリネットのタンギングができれば良いのです♪
「Tu Tu Tu…」と言う
↓
クラリネットでタンギングをする
↓
「Tu Tu Tu…」と言う
↓
クラリネットでタンギングをする
という感じで、口で言うのとクラリネットのタンギングするのを、交互に素早くやってみるのも良いかと思います。
リラックスしながらやってみましょう!
音を出さずにタンギング
クラリネットの音を出すことに必死で、タンギングをしたときにのあごの動きをコントロールできない方もいらっしゃるかと思います。
なので、まずは、クラリネットの音を出さずに、スーッと息だけ入れてリードにほんの少しだけ舌をつけたり離したりしてみましょう。
そのときに、あごを動かさないように気をつけてみましょう!
これなら、音を出しているときよりあごの動きをコントロールしやすいかと思います。
そして、少しずつ音を出していきましょう。
音を出すとあごが動いてしまうという方もいらっしゃるかと思いますが、とにかくあごが動かなかったときの状態を体で覚えて、舌の動きに集中しながら何度もやってみるとだんだんと慣れてきます♪
あごが緩まないように
タンギングをしたときにあごが動いてしまうというのは大抵、あごが動いた瞬間にリードを押さえている力が緩んでしまっています。
あごがリードから離れてしまっている状態です。
タンギングをすると、音がぼやけたり、音程が下がってしまいやすいのはこのせいなんですね!
なので、そのことを自分で理解して、タンギングをしたときもリードを支えているあごが緩まないようにしましょう!
あごに無理に力を入れるわけではなく、音を伸ばしているときの良いアンブシュアをそのままキープして、あごが緩まないようにできると良いですね!
まとめ
クラリネットのタンギングは難しいもの!
最初から上手にできる人はなかなかいません。
自分の良いところ、良くないところを知って、少しずつ上手くなっていきましょう☆彡
↓↓ タンギングのためのこんな教則本もあります♪
楽譜 CLARINET TONGUING Lesson Book / アルソ出版 価格:1,100円 |