クラリネットで高い音をpできれいに出すには??

クラリネットで、高い音をきれいに出すのって難しいですよね?
高い音は、どうしてもキンキンしたきつい音になってしまったり、音程がぶら下がってしまったり、なかなか上手く当たらなかったりします。
その中でも、高い音をpやppなどの小さな音できれいに出すことは、ものすごく難しいんです!
ということで今回は、クラリネットで高い音をpできれいに出すコツを書いてみたいと思います!
- 高い音を小さく出そうとすると、かすれてしまう
- 高い音が出てくると、どうしても飛び出してしまう
- 小さい音をきれいに出したい
小さい音って難しい?
クラリネットは、太くてどしっとした大きな音から、よーく耳を澄ませないと聞こえないような小さな音まで、音量に大きな幅が出せる楽器です。

同じ木管楽器でも、フルートやオーボエなどの楽器では、クラリネットほど音量の幅を出すことができないんです。
そんなクラリネットの良い特徴を生かすために、できるだけ大きな音、小さな音を出せるようになる必要があります。
大きな音を出す方が難しそうに感じる方が多いかもしれませんが、実は小さな音を出す方が難しい!
小さな音を、良い音で響かせながら、揺れずにキープすることがどれだけ難しいかは、実際にクラリネットを吹いたことがある方にしかわからないかもしれません(笑)
そんな難しい小さな音を、高い音で出すのはさらに難しいのです。
息のスピードを速くする
pで小さな音を出そうとすると、どうしても「弱く!弱く!」と思ってしまうので、息のスピードが落ちてしまいがちです。
息のスピードが遅い中で高い音を吹こうとすると、なかなか音が当たらなかったり雑音が入ったりと、情けない音になってしまうことが多いです。
小さな音を出すときは、細いストローに息を吹き込むときのようにまとまった息で、鋭くスピードの速い息が必要です。
寒い日に息で手を温めるときのようなスピードの遅い息ではなく、誕生日ケーキのろうそくの火を消すときのようなスピードの速い息です♪
息のスピードは落とさずに、そのまま息の量を少し減らすことで、小さな音でもはっきりとした発音でカサカサした雑音も入らずに、きれいに出すことができるのです!
お腹の支えを大切に
高い音を安定して良い音で鳴らすためには、お腹の支えが絶対に必要です。
おへその少し下にある「丹田」を意識して、吸った息を少しずつ吐いていきます。
お腹の支えがないと、先程書いたような速いスピードの息を出すこともできません。
音程が揺れずに安定させるのも、芯のあって響きのある音を出すのにも、お腹の支えが必要!
お腹で支えをしっかり作るためにも、良い姿勢で演奏することも大切なので、まずは姿勢から見直してみることから始めると思います♪
喉を広げる
高い音がpで出せたとしても、響きのない音だと遠くまで音が届かず、締め付けられたような音になってしまいます。
響きのある音を出すためには、喉を開くことが大切です!
裏声を出すときのように喉を開いて、頭の後ろから音を出すようなイメージで吹いてみましょう。
響きのある良い音は、どんなに小さな音でも、ホールの後ろまでちゃんと聞こえてお客さんまで届いてくれます。
美しいpを目指して頑張りましょう!
変な力が入らないように
「高い音をpで出すのは難しいんだ!」と思っていると、どうしても体が怖がってしまって変に力が入ってしまうことが多いです。
自分では力んでいないつもりでも、無意識で力が入ってしまい、そのせいで音が出にくくなったり、音が固くなってしまうことがあります。
いつも書いていますが、とにかく無理な力を使わず、リラックスして楽器を吹くことはとても大切なことです。
「高い音だって他の音と一緒だから怖くない!」
そう思いながらクラリネットを吹いてみれば、意外と高い音をpで良い音で出すことも、そんなに難しいことではないかもしれません。
思い込みで、自分を苦しめてしまわないようにしたいですよね!
まとめ
高い音をpで出すことは難しいかもしれませんが、正しい吹き方で出せばきれいな音で出すことができます。
怖がって力まないように、まずは正しい姿勢で、リラックスして音を出す練習をしてみましょう☆
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