クラリネットのリードを長持ちさせよう!リードの育て方をご紹介します♪
クラリネットのリードは葦という木材でできていますが、これは自然のものなので常に変化します。
袋から開けたばかりの新品の状態から、何度も使って古くなるまで、リードには寿命があります。
そんなリードを上手く育てていくことで、本番でリードが良い状態で演奏することができたり、長持ちさせたりすることができます。
ということで今回は、クラリネット奏者のわたしがいつもやっている、リードの育て方を書いてみたいと思います!
リードは一気に開けよう
まずリードを使い始めるとき、1枚を使って古くなったら次を開けて使うというのではなく、1箱に入っているリードを全て開けて使い始めるようにしましょう!
1箱にはリードが10枚入っているものが多いと思いますが、その10枚を交代させながら使うことで、リードを長持ちさせたり、自分に合っていないリードばかりを使って変な癖がついてしまわないようにします。
↓↓ ちなみにわたしが使っているリードはコチラ!
バンドーレン B♭クラリネットリード V.12 硬さ:3 (10枚入り)
最初はちょっとだけ吹こう
新しくリードを開けて吹き始めるとき、リードは長い間眠っていたところを、いきなり湿らせられて振動させられることになります。
みなさんも朝起こされたばかりのときに、いきなり「走れ!」「踊れ!」なんて言われても、なかなか体が動かずストレスになってしまいますよね?
リード一緒で、少しずつ慣らしていくことが大事なので、最初からいきなりたくさん吹いてしまわないようにします。
初めて吹くときは、最初は5分程度、次の日はもう少し長く、その次の日はさらに長くと、最初の方は少しずつ伸ばして吹いていくようにすると良いかと思います。
ある程度リードの変化が少なくなって慣れてきたと思ったら、好きな時間吹いても大丈夫です♪
リードを選別してみよう!
新しいリードを吹き慣らしていって、リードの状態が安定してきたら、自分が感じる吹き心地でリードを選別してみましょう!
- 本番で使えそうなもの
- 練習で使えそうなもの
- 頑張っても吹けなさそうなもの
わたしは大体この3種類くらいにリードを分けています。
もちろん曖昧なものもありますが、使えそうならなるべく使うようにはしています。
リードの裏やリードケースに印をつけておくとわかりやすいですね☆
最初はリードの違いがなかなかわかりにくいかもしれませんが、吹いていくうちにだんだんとその違いがわかってくるはずです。
↓↓ 良いリードと悪いリードの違いがわからない方はこちらの記事を参考にしてみてください(*^^*)
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リードの中には、頑張っても吹けないようなものも混ざっています。
そういうリードは、残念ながら捨ててしまうこともあるし、後々もしかしたら吹けるようになるかもということでとっておくこともあります。
そういうリードを勿体ないからといって無理に吹き続けてしまうと、変な癖がついてしまうこともあるので要注意です。
本番で良い状態にするために
本番で使えそうなとても良いリードは、少しずつ吹いて育てていきましょう!
リードは吹きすぎると寿命がきてヘナヘナになってしまい、吹かなさすぎると振動することに慣れておらず、やりたいことが自由にできなかったりします。
生まれたばかりの赤ちゃんからお年寄りになるまでの中で、生き生きとした青年期に当たる時期を本番にもってくることを意識すれば、本番でとても良い状態で使えるのかなと思います。
そんな良い状態のリードにするため、普段の練習はリードを交代で使ったり、長時間吹き続ける練習には練習用のリードを使ったりします。
まとめ
良いリードを本番までに育てていくようにすることも、クラリネット奏者の仕事の1つです!
本番で良い状態のリードを使って、自分の力がしっかり発揮できる演奏ができると良いですね♪