ムードン音楽院はこんなところ!フランスの音楽院の中を見てみよう♪
わたしがフランスで通っている学校は「ムードン音楽院」という学校です。
せっかく通っているので、このムードン音楽院について書いてみたいと思います。
ムードンという街
ムードン(Meudon)は街の名前なのですが、そのムードンという街があるのはココ!
ムードンはパリの南西の郊外にあります。
ムードンには、お金持ちが多く住んでいるらしく、街を歩いていると大きいお家がたくさん!
ヴァカンス中だけ使われるという別荘なんかもたくさんあり、とても静かで良いところです。
モンパルナス駅(Montparnasse)から出ているN線のムードン駅(Meudon)は、のどかで何もない小さな駅。
電車は大抵15分に1本くらいで、時間によってはもっともっと本数が少ないです。
そして、電車はすぐ遅れたり、なくなったりします(笑)
駅は他にも、RERのC線でMeudon Val Fleury駅というのも学校から歩いて15分くらいのところにありますが、c線はN線よりももっと、遅れたりなくなったりが激しいので、わたしはあまり使っていませんでした、、(笑)
ムードン音楽院
音楽院は、ムードン駅から歩いて10分くらい!
細い田舎道を通っていきます。
こちらがわたしが通っているムードン音楽院です。
フランス語の正式名称は、「Conservatoire à rayonnement départemental de Meudon 」
ムードン音楽院はCRD(県立音楽院)の学校で、CRR(地方音楽院)に比べると規模が小さくなっています。
正式な場所はここ↓↓
ムードン音楽院は、1972年にできた学校です。
隣には小学校あり、歩いて1、2分のところには小さなスーパーやカフェがあり、のどかな住宅街の中にあります。

音楽院の中
音楽院の部屋は20室ほどしかなく、そこで授業やレッスンを行い、練習の部屋としても利用できます。
部屋はこんな感じ!
ピアノがある部屋とない部屋があります。
練習室を借りたい時は、入口の事務の人にお願いして鍵を貸してもらいます。
紙に名前と部屋名と時間とサインを書けばOK。
人が少なければ何時間でも使えますが、使いたい人が多いときは、途中で次の人が来て交代。
授業の合間に部屋が空いていれば良いのですが、部屋がいっぱいのときは練習はできず、、
そんなときは、ロビーで時間を潰したり、近くのスーパーでお買い物をしたりして過ごしていました。
練習室は曜日によってたくさん空いている時と全部埋まっている時とがあります。
フランスの小学校は、水曜日が午前中までしか授業がないので、水曜日の午後にたくさんの子どもたちがレッスンや授業を受けに音楽院に来ます。
なので基本的に水曜日の午後は、練習室は空いていません。
講義はこんな部屋で行います。
こちらも空いているときは練習室として貸してくれます。
授業の様子
1講義は90分。クラリネットのレッスンは1時間。
講義は音楽に関する色々な科目があり、必修科目もあります。
必修科目などはその年によって違い、入学したときに説明会があって紙を渡されて説明を受けます。
わたしはDEMで入学し、このときの必修科目は、
・ソルフェージュ(日本で受けた証明があれば免除されることも)
・音楽史、和声学、楽曲分析の中から1科目を選ぶ
・室内楽
という感じでした。
わたしは日本の音大の成績表を翻訳してもらったものを持っていったら、ソルフェージュは免除されました。
選択科目は、音楽史はテストがなく出席だけしてれば大丈夫というのを前から聞いていたので、音楽史を選択(笑)
フランス語での講義は聞き取るのは大変だし、ホワイトボードの文字も崩して書いた文字なんかは読みづらく、先生は急に質問してきたりするし、1年目は特に大変な思いをしていました、、
それでも、一緒のクラスの韓国人の子に助けてもらったりしながら、なんとか講義を受けていました。
そして室内楽は、最初に全員で集まってグループを決めます。
先生がレベルや楽器編成を考えながらいくつかのグループに分けて、そのメンバーで1年間一緒に試験を受けたりコンサートに出演したりするのです。

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学内ホール
ムードン音楽院は去年改修工事をしてきれいになって、ホールも新しくなりました。
パイプオルガンつきです。
新しくなった学校のホールでわたしたちがクラリネット4重奏を演奏してるときの写真が広報に掲載されました♪
ということで、ムードン音楽院はこんな感じの学校です。
パリ郊外の静かな街で音楽を学べる、ムードン音楽院でした(^ω^)