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シャンゼリゼ劇場で日曜朝コンサートを聴く

シャンゼリゼ劇場に、クラリネットと弦楽四重奏のコンサートを聴きに行ってきました。
 
 
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今日のコンサートは11時開演で、曲目はラヴェル作曲の『弦楽四重奏曲へ長調』とモーツァルト作曲の『クラリネット五重奏曲』でした。
 
 
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15分前に会場に着くと、もう1階席はいっぱいで、2階席に座ります。
 
 
今日演奏したクラリネッティストのMichel Portal(ミシェル・ポルタル)はなんともう82歳!
 
彼はクラリネッティストであり作曲家でもあり、サックスやバンドネオンを演奏したり、指揮をしたりもしてしまいます。
 
ジャズとクラシックの両方で活躍中です。
 
 
彼の演奏を聴くのは今回が初めてで、今日はとてもわくわくしながらコンサートを聴きにきました。
 
 
モーツァルトの『クラリネット五重奏曲』は何度聴いても飽きない大好きな曲です。
 
そんなこの曲をミシェル・ポルタルはどうやって演奏するんだろう?
 
 
 
ミシェル・ポルタルが登場すると、会場は大きな拍手で迎えます。
 
82歳というだけあって、見た目は大分おじいさんで、クラリネットを持ってゆっくりと舞台の真ん中に歩いてきます。
 
 
曲が始まるとびっくり。
 
まさか82歳の人が吹いているとは思えないようなフレッシュさ!!
音も音楽もキラキラと輝いているんです。
 
時々見せるジャズっぽさがまた、彼ならではの音楽なのでしょうか。
 
会場のみんなが音楽に吸い込まれていくようです。
 
 
人間の寿命って平均80歳くらいだったはずなのに、この音楽を聴いたらそんなことなんて忘れてしまう気がします。
 
彼の心の中は、これからもずっと若くて生き生きしたままなんだろうなあ。
 
 
曲が終わるとブラボーの嵐。
 
彼は、よたよたしながらも嬉しそうに舞台からはけてまた出てきます。
 
アンコールはチャイコフスキー作曲の『秋の歌』、武満徹がクラリネットと弦楽四重奏用に編曲したものでした。
 
これがまた素敵で、会場の拍手は鳴り止みません。
 
 
そして、最後にまたモーツァルトの『クラリネット五重奏曲』の最後の部分をやることに。
 
すると、カデンツァのところでミシェル・ポルタルは少し遊びます。
 
 
 
こんな年までクラリネットを吹き続けられたら幸せだろうなあ。
 
会場は割れんばかりの拍手とともに、出演者も観客も満足そうに帰っていきます。
朝からとても満足できた日曜日でした(*’U`*)

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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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