「ナゴヤ・アーティスト・エイド」に参加させていただきました!
この度、わたしが活動しているグループTrio familiarで名古屋市が行う事業、ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業「ナゴヤ・アーティスト・エイド」に応募し、嬉しいことに採択していただきました。
今回はこの事業についてや、わたしたちのたちの企画が採択されるまでについて書いてみたいと思います!
「ナゴヤ・アーティスト・エイド」って何?
ナゴヤ・アーティスト・エイドというのは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、発表・制作の場を失って困っている芸術家たちに支援をし、名古屋の文化芸術の灯を守り抜くために立ち上がった事業です。
名古屋市内を拠点に活動する個人や団体が、それぞれコロナの感染対策をしながら動画を作成し、採択されれば1人10万円を支給してもらえるのです。
名古屋を中心として活動していて、コロナの影響で演奏の機会をたくさん失ってしまったわたしたちTrio familiarにとって、こんな素敵でありがたい企画はありません!
ということで、わたしたちも応募してみることに。
応募書類を完成させる
応募開始日までに様々な書類の準備をしました。
自分たちのプロフィールはもちろん、コロナの影響で自身の活動にどんな影響を受けたか、3年以内の名古屋での演奏活動記録なども記入します。
そして、作成する動画の企画書を書きます。
動画は自分たちの良さを分かってもらえるようなものにしなければいけません。
わたしたちはメンバーと話し合って、子供たちに向けた動画を作成し、チャイコフスキー作曲のバレエ「くるみ割り人形」より4曲を演奏することに決めました。
企画書はメンバーの杉本さんが、学校が休校になってしまった子供たちに、音楽の力で未来に向けて少しでも勇気や希望を持ってほしいという願い、そして名古屋市民の方々にクラシック音楽をもっと身近に感じてもらいたいという思いを込めた動画を作成したい、という素敵な文章にしてまとめてくれました!
いざ、応募!
書類が全て揃ったら、いよいよ応募です。
前々からこの事業はとても人気で、応募が殺到するから応募期間がきたら早めに応募した方が良いと言われていました。
わたしたちは、メンバーの杉本さんが応募開始時間になったと同時にメールを送信してくれたので、あとは審査の結果を待つことに。
このナゴヤ・アーティスト・エイドの応募期間は、令和2年5月25日~令和2年6月15日でした。
しかし!
募集上限900人の予定数を超える申し込みがあったため、なんと、開始からわずか2日で申請受付中止に!!
やっぱりものすごい人気だったのですね。
採択決定!動画撮影へ
応募から約1ヶ月が経ち、審査の結果がメールと手紙で送られてきました。
わたしたちは見事採択に!!
嬉しいですが、これでおしまいではありません。
ここから1ヶ月以内に、メンバーが実際に会うことなく動画を制作しなければならないのです。
まず、わたしたちが企画した「くるみ割り人形」を演奏するために楽譜を揃えなければいけません。
今回は2台ピアノ用の楽譜を元に、それぞれが演奏する箇所を決めました。
しかしクラリネット用の楽譜ではないため、実際に合わせるとどのように聞こえるのかもわからず、それでもコロナの影響で集まって練習をすることもできないので、とにかくそれぞれが音源を聞きながら合わせていくことしかできませんでした。
普段はすぐそばにいるメンバーたち。
その息遣いや空気を感じながら演奏しています。
しかしリモートでの演奏だとそれができない!
わたしがそれを実際に感じた時、今まで人がそばにいるということがどれだけ大事なことだったのか、自分でも気づかないうちにお互いの呼吸を感じて演奏していたんだことを知りました。
それでも、この状況の中でできることをやるしかない!
ということでそれぞれが動画を撮影し、メンバーの太田さんが、かわいい素敵な編集をしてくれました♪
Trio familiarの完成動画
ということで完成した動画を送り、約1か月後にナゴヤ・アーティスト・エイドのページに載せていただきました。
まとめ
コロナの影響で演奏の機会が減ってしまいましたが、その中でもできること、初めて気づくこと、そして助けてくれる人たちがいるんだなということを知ることができました。
コロナの感染対策をしながら、これからさらに芸術が発展していくよう、いただいた支援金で音楽活動をしていきたいと思います(o^―^o)