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クラリネットってどうやって組み立てるの?楽器の組み立て方や注意することを教えます!


クラリネットって、ケースに入ってるときはバラバラに分解してありますよね?

つまり、組み立てないとクラリネットは演奏できないんです。

しかし、クラリネットはとても繊細な楽器なので、組立て方にも注意しないと楽器が壊れてしまったり、上手く音が出なかったりします。

今回は、クラリネットの組み立て方を写真付きで説明していきます!

マソン優貴葉

楽器の修理屋さんに聞いたお話もあるので、良かったら参考にしてみてください!

目次

ケースを開けてみよう!

クラリネットはこんな感じでケースに入っていると思います。
 

クラリネットの本体は、分解された状態だと、

  • 上管
  • 下管
  • ベル
  • バレル(タル)
  • マウスピース
  • リガチャー

に分かれます。

これを全てつなげて、組み立てていきます。

マソン優貴葉

クラリネットって他の楽器と比べると、結構バラバラ分解される楽器なんですよね!

コルクグリスを塗ろう!


クラリネットを繋ぎ合わせるところに付いているこんな茶色いものを、コルクと言います。

ここに「コルクグリス」という、楽器を滑らかに繋ぎ合わせるための、油のようなものを塗っていきます。

コルクグリスはこういうものです!



ヤマハ YAMAHA コルクグリス スティック CGK4 滑らかな嵌合を実現 ジョイントのコルク表面に安定したグリス皮膜を形成 手が汚れないスティックタイプ

コルクグリスの種類はこちらの記事をご覧ください!

全てのコルクに、コルクグリスを指でうっすら塗っていきましょう。
 

コルクグリスを塗るときに気を付けることは、ベトベトになるまでつけ過ぎないこと!

つけ過ぎると滑りすぎて管が抜けてしまったり、ジョイント部分に汚れが溜まりやすくなってしまうのでほんの少しで大丈夫です。

マソン優貴葉

わたしはコルクグリスは楽器を組み立てるときに毎回塗ってはいなくて、2,3回に1回くらいのペースで塗っています。

きつくて入れにくいときは多めに塗ったり、逆に滑りすぎるときはあまり塗らないようにしたりと、楽器の様子を見ながら量や頻度を調節するようにするといいと思います。 

購入したばかりの新品のクラリネットの場合は、コルクグリスを多めに塗るようにすると良いです。

管を繋げていこう!

では、いよいよクラリネットを繋げていきます。

マソン優貴葉

管を繋げる順番は人によって違うと思いますが、わたしがいつもやっているやり方を書いてみます!

まずは、上管と下管を繋げます。

この時に気をつけたいことは、楽器を握る場所

変な場所をもって力を入れてしまうと、キー曲がってしまい、音が出なくなってしまうこともあります。

こんな感じで、下管は右手で、下の方に付いているキーが閉じるようにしっかり握り、上管は左手で、穴の辺りを握るようにして持ちます。



マソン優貴葉

この持ち方はわたしが実際に、楽器の修理屋さんから教えてもらった持ち方で、一番クラリネットの調整がずれにくい持ち方なんだそうです!

上管と下管を繋ぎ合わせる時に大事なことは、ジョイント部分がぴったりまっすぐに合わさっていること!!

矢印の部分がジョイント部分です。




これがぴったり合っていないと、音が鳴らないことがあるので要注意です!

マソン優貴葉

この部分は、ほんの数ミリのズレでも吹き心地が変わってしまうので、しっかり見ながら合わせていきましょう!

そして下管の下にベルをつけます。


上管の上にバレル(タル)をつけます。




ベルもタルも、基本はメーカーのロゴの向きを合わせます。

マソン優貴葉

ロゴの向きを合わせると、そのクラリネットが製造されたときのちゃんとした向きになるし、見た目も良いです。

そしてタルの上にマウスピースをつけます。




マウスピースは、平らな面が自分の方にくるようにまっすぐにつけます。

これで本体は完成です!

リードをつけよう!

マウスピースにリードを取りつけていきます。

マソン優貴葉

リードのつけ方はとても大事で、少しでもずれてしまうと吹き心地にとても影響するので、慎重にやってあげましょう!

まずはリードだけを口でくわえて、湿らせます。

リードを湿らせないと、ちゃんと振動してくれません。

この四角の部分を口にくわえて、しっかり湿らせます。




 
そして、マウスピースの平らな部分に、リードを左右対称になるようにつけて指で押さえます。

正面から見たときに、矢印の部分にマウスピースの黒い部分が髪の毛一本分くらいうっすらと見えるくらいにします。


 

そしてそのままリガチャーを上から上からつけてネジを締めます。


 
 

マウスピースには大抵、矢印の部分に線が入っているので、この間にリガチャーがくるようにします。

マソン優貴葉

リガチャーをつける位置によっても吹き心地が変わるので、慣れてきたら吹きやすい位置を自分で見つけるといいと思います♪

ネジは力任せに締めるとリードの振動を妨げてしまうので、リードが動かなくなるくらいに締めたら十分です。




リガチャーは色んなタイプのものがあり、ネジが手前についているものや奥についているもの、ネジが1本だったり2本だったり、様々な種類がありますが、基本的にはネジが右側にくるようにします。 (シルバースタインはネジが中央です。

これでクラリネットのできあがり☆


まとめ

クラリネットは小さく分解されるので、組み立てが大変です。

そして繊細な楽器なので、注意しないと壊してしまうことがあります。

良い演奏をするために、しっかり楽器を組み立てることはとっても大事なことなので、気を抜かずに頑張りましょう!

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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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