クラリネットのマウスピースパッチって何?正しい貼り方や替え時もご紹介!
クラリネットのマウスピースは、そのまま吹くと前歯がツルツル滑ってしまって、安定しません。
そんな時に活躍するのが、「マウスピースパッチ」!
クラリネット初心者さんは特に、マウスピースパッチがどんなものかわからない方もいらっしゃるかと思います。
ということで、マウスピースパッチとは何か、どうやって貼ればいいのかを書いてみたいと思います!
- マウスピースパッチを知らない方
- マウスピースパッチの貼り方を知りたい方
- マウスピースパッチの替え時を知りたい方
マウスピースパッチって何?
マウスピースパッチは、クラリネットのマウスピースに貼るシールのようなもの!
こんなやつです
色んなメーカーの色んな種類のマウスピースパッチがあって、ペラペラのものや分厚いもの、色んな素材でできています。
これを貼ることで、クッションの役割をしてくれるので、前歯の位置が動いたりせず、安心してクラリネットを吹くことができます。
マウスピースパッチの種類によっては、吹き心地が変わったり、音色が変わったりするので、自分に合ったものを見つけることが大事なんです。
どんな厚さがおススメ?
先程も書いたように、マウスピースパッチは色んな種類があり、厚さも様々です。
様々と言っても、わずか0.数ミリの差!
ですがこれが吹き心地に影響してくるので驚きですよね?
どれが良いかというのはないので、自分好みの厚さを選びましょう!
マウスピースパッチの厚さによる違いは、
クッションでしっかり歯を固定したい・ツルツル滑るのは嫌な方→厚めのものがおススメ
マウスピースの響きをしっかり感じたい・フニャフニャするのは気持ちが悪い方→薄めのものがおススメ
ちなみにわたしは、ベーシックなバンドーレンのこれを使っています。このタイプは0.35mmと結構薄めです。
厚めが好きな方は、YAMAHAで0.8mmというのもあります。
マウスピースパッチの貼り方
マウスピースパッチを購入したら、いよいよマウスピースに貼っていきます!
貼り方を間違えると吹きづらくなってしまうこともあるので、要注意です。
マウスピースパッチを貼ったときに汚れが入ってしまうといけないので、最初にマウスピースをきれいにしておきます。
マウスピースをお掃除すためには、「マウスピースクリーナー」が便利!
マウスピースクリーナーを吹きかけて、柔らかい素材のガーゼで拭いて汚れを落とします。
マウスピースパッチは、台紙に何枚かが並んでいることが多いです。
汚れがついてしまわないよう、なるべく接着面をベタベタ触らず、端っこの方を持ちながら1枚台紙からはがしましょう。
さて、ここからが大事!
マウスピースパッチを貼る位置ですが、マウスピースの先端に合わせるのではなく、マウスピースの先端から少し下がったところに貼るようにしましょう!
これはなぜかというと、マウスピースの先端は、音の響きをつくったり、息の流れやタンギングに反応してくれるとても大切な部分だから!
そこにマウスピースパッチを貼ってしまうと、音の出方が鈍くなったり響きが失われたりしてしまいます。
自分の前歯がマウスピースに当たる部分にマウスピースパッチがあるように、先端から少しだけ下がったところに貼りましょう!
マウスピースパッチの替え時は?
マウスピースパッチの替え時は主に、
- 穴が開いてしまった
- 汚れが溜まってきた
- マウスピースパッチの種類が自分に合っていない
マウスピースパッチは、ずっと使っていると、だんだん歯形がくっきりついてきて、穴が開いてしまいます。
穴が開いてしまったら、すぐに新しいものに交換しましょう!
マウスピースパッチの種類によっては、すぐに穴が開いてしまうものと、ずっと使っていても全然大丈夫なものがあるので、様子を見ながら交換のタイミングをみてください。
穴が開かなくても、汚れがたまってきたら、衛生的にもあまり良くないので交換した方が良いです。
それと、吹き心地がなんとなく良くなくて上手くいかないという時は、もしかしたらマウスピースパッチの種類が自分に合っていないということもあります。
「他の種類のマウスピースパッチを使ったらしっくりきた!」なんていうこともあるので、思い切って違うものに変えてみるのもまた一つの上達への道かもしれません。
まとめ
マウスピースパッチは見た目はただのシールのようですが、これが演奏に影響してくるので甘く見てはいけません。
自分に合ったマウスピースパッチを貼って、思い通りの演奏ができると良いですよね(^^♪