【初心者必見!】クラリネットの「シ(A)」の音がなかなか出ない時どうする?鳴らすコツを教えます♪
Date 2021.4.28
初心者の方にとって出すのが難しい音。
それは、全部の指をふさいで鳴らす「シ(A)」の音!
「ドレミファソラ」といい感じに出せるようになって、あれクラリネットって簡単じゃん♪なんて思い始めたその時!
じゃあ次は「シ」だと思って運指を見ると、、
「え!?こんなにたくさん穴をふさぐの!?」
そうなんです。
シの音は両手の小指まで全て使います。
この音が鳴らなくて、なかなか先に進めないという方も多いかもしれません。

ということで今回は、クラリネット初心者の方に向けて、クラリネットの「シ」の音を鳴らすコツを書いてみたいと思います!
まずは最低音の「ミ」を鳴らしてみよう!
「シ」の音は、クラリネットの全ての穴を塞いだ上に、裏側にあるレジスターキーというのを使います。
しかし、初心者にとって、これをいきなり使うのは難しい!
そこで、まずは開放のソから、「ソファミレドシラソファミ」と、降りてきましょう。
その時に、しっかり指の腹で穴をふさぐことができているかを確認!
最低音を鳴らすのも意外と難しいです。
最低音のミがしっかり鳴るようになったら、そのまま左手の親指の端っこでレジスターキーを押してみましょう。
シの音は鳴りましたか?
もし鳴らなければまずは、ミの音を鳴らしたまま誰かにレジスターキーだけ押してもらい、シの音が出る感覚をつかんでから自分で押してみるのも良いかと思います。
穴が完全にふさがっているかチェック
シの音がなかなか鳴らないのは大抵、穴をふさいだ時にすき間が開いてしまっているから!
指の腹と言われる、指の一番膨らんでいるところを穴の真ん中に置くといいかと思います。
自分で上から見るとふさがっているように見えても、実は下の方がちゃんとふさがっていなかったなんてことはよくあるので、鏡を見ながらだったり、他の人に見てもらったりしながらやってみましょう。
特に右手薬指は、穴の大きさが他より少し大きくて隙間があきやすいので要チェックです!
レジスターの押し方も気をつけて!
レジスターキーは穴の真上に付いているので、どうしても左手の親指を無理やり立てて押してしまう方が多いです。
もちろん指の形や長さは人それぞれ違いますが、無理な形になってしまうと他の指が自然に動かなくなってしまいます。
自分の指の自然な形を知るための方法は、楽器を持たずに左手の親指と人差し指の一番膨らんでいる指の腹同士をくっつけてみましょう。
こんな感じで、無理な力が入らない、自分の一番くっつけやすいようにやってみてください。
それが自分の指を自由に動かせるベストな形です。
この指の角度でレジスターキーを押すようにすると、全ての指を自然に動かすことができて、穴も自然にふさぐことができるかと思います。
穴がちゃんとふさがるように、レジスターキーは親指の端っこで押すくらいでちょうどいいと思います。
力んでいないか
クラリネットを吹き始めて間もない方でよくあることが、めちゃくちゃ力を入れて穴をふさいでいる!
クラリネットを吹いた直後に自分の指を見てみて、クラリネットの穴の形がくっきり残ってしまっていたら、残念ながらそれは力の入れ過ぎです。
力んでしまっては、せっかく美しく鳴るはずの音も鳴らなくなってしまいます。
肩の力を抜いて、リラックスしてクラリネットを吹けるのがベストな状態です♪
まとめ
いかがでしたでしょうか?
クラリネットは穴をしっかり自分の指でふさがないと音が出ない楽器なので、最初はなかなか難しいかもしれません。
でも慣れればちゃんと音が出るので、あきらめずに頑張ってください!