【初心者必見!】クラリネットの「シ」の音がなかなか出ない?鳴らすコツや替え指も解説!
初心者の方にとって出すのが難しい「シ」の音。
「ドレミファソラ」まで出せて、「なんだ!クラリネットって意外と簡単じゃん!」と思って油断したころに登場するのがこの音。
この音が鳴らなくて、なかなか先に進めないという方も多いかもしれません。
わたしもクラリネットを始めたころは、「シ」の音がなかなか鳴らなくて、何日も練習したのを覚えています。
ということで、クラリネットの「シ」の音を鳴らすコツを書いてみたいと思います!
- クラリネットを始めたばかりの初心者さん
- 「シ」の音が上手く鳴らなくて困っている方
- 「ラシ」の移行がきれいにつながらない方
「シ」はどうして出しにくいの?
クラリネットを始めたばかりの多くの方が、なかなか出せなくて悩んでしまう「シ」の音。
どうして出しにくいのかというと、「シ」の音はトーンホール(穴)を全てふさがなくてはいけないから!
このときに少しでも隙間ができてしまうと、どんなにしっかり息を吹き込んでも、音が上手く出なくなってしまうのです。
「シ」を出すときに気をつけるポイント
穴が完全にふさがっているか
穴をふさいだ時にすき間が開いてしまわないようにします。
そのために、なるべく「指の腹」と言われる、指の一番膨らんでいるところが穴の真ん中にくるようにしましょう。
自分で上から見るとふさがっているように見えても、実は下の方がちゃんとふさがっていなかったなんてことはよくあります。
鏡を見ながらだったり、他の人に見てもらったりしながらやってみましょう。
レジスターの押し方も気をつけて!
「シ」の音を出すためには、クラリネットの裏側についている「レジスターキー」も同時に押さなければいけません。
右手の親指で、トーンホールをふさぎながらキィも押すので、このときにトーンホールに隙間ができやすいんです!
なので、そうならないように、レジスターキーを上手く押すことも大切です。
レジスターキーを上手く押すために、自分にとって良い指の位置を知る方法をご紹介します!
左手の親指と人差し指の腹同士をくっつけます。
無理な力が入らない、自然な形をつくりましょう。
先程つくった指の形をそのままで、楽器を持ってみましょう!
これが自分の指を自由に動かせるベストな形です。
この親指が上を向いてしまう方が多いのですが、こんな感じで少し斜めにしておくと、動かしやすく鳴ります♪
良い指の形がわかったら、そのまま左手親指の隅っこの方でレジスターキーを押すようにしましょう!
親指の隅っこで押せば、トーンホールに隙間が開くこともないし、素早く押せるので雑音が入ることもなくなります。
力んでいないか
クラリネットを吹き始めて間もない方でよくあることが、めちゃくちゃ力を入れて穴をふさいでいる!
クラリネットを吹いた直後に自分の指を見てみて、クラリネットの穴の形がくっきり残ってしまっていたら、それは力の入れ過ぎです。
力んでしまっては、せっかく美しく鳴るはずの音も鳴らなくなってしまいます。
肩の力を抜いて、リラックスしてクラリネットを吹けるのがベストな状態です♪
まずは最低音の「ミ」を鳴らしてみよう!
「シ」の音は、クラリネットの全ての穴を塞いだ上に、裏側にあるレジスターキーというのを使います。
しかし、初心者にとって、これをいきなり使うのは難しい!
そこで、まずは開放のソから、「ソファミレドシラソファミ」と、降りてきましょう。
その時に、しっかり指の腹で穴をふさぐことができているかを確認します。
最低音のミがしっかり鳴るようになったら、そのまま左手の親指の端っこでレジスターキーを押してみましょう。
シの音は鳴りましたか?
もし鳴らなければまずは、ミの音を鳴らしたまま誰かにレジスターキーだけ押してもらい、シの音が出る感覚をつかんでから自分で押してみましょう!
まとめ
クラリネットは穴をしっかり自分の指でふさがないと音が出ない楽器なので、最初はなかなか難しいかもしれません。
でも慣れればちゃんと音が出るので、あきらめずに頑張っていきましょう♪