速いパッセージで指が転んでしまう、、その原因と解決方法を教えます♪
クラリネットを吹いていると、細かい音符や速いパッセージが出てくることがよくあります。
特に吹奏楽では、クラリネットが細かい動きを担当することも多いので、指が滑ってしまったり、つまずいてしまって困っているという方もいらっしゃるかと思います。
ということで今回は、速いパッセージで指が転んでしまう原因とその解決方法を書いてみたいと思います♪
- 指が速く動かなくて困っている
- 細かい音符で転んでしまう
- 細かい音符の練習方法を知りたい
指が転んじゃう?
細かいパッセージや、テンポの速い曲を演奏しようとしたときに、指が思ったように動いてくれず、曲のテンポについていくことができなかったり、思いがけずおかしなリズムになってしまったりすることがあります。
これが、「指が転んでいる」という状態です。
指が転んでいると、思ったように演奏ができず、もどかしい思いをしてしまいます。
指が転ばない方法
楽譜通り正確に、自分が演奏したいように演奏するためには、たとえ難しいパッセージが出てきたとしても、指を思い通りに動かせるようにならなくてはいけません。
指が転ばないためのコツを書いてみますので、良かったらこれを参考に練習してみてください♪
細かい音符も音楽だと感じる
初めて楽譜を見たときに、細かい音符がずらりと並んでいたら、ちょっとドキッとしまいますよね?笑
それだけで憂鬱になってしまう方もいるかもしれません、、
でもよく考えてみれば、細かい音符だって全てが音楽!
作曲者が一つ一つの音に想いを込めて作曲しています。
速いパッセージがなかなかできないのは、その一つ一つの音を自分の中で歌えていないから。
細かい音符があって嫌な楽譜だなあ、、と思っていたら、残念ながらいつまで経っても吹けるようにはなりません。
まずは、細かい音符を怖がらずに受け入れるところから始めましょう!
ゆっくり練習することが大切!
速いパッセージが出てくると、本番で演奏したいテンポで何度も練習しようとする方もいらっしゃいますが、これはあまり意味がありません。
速いテンポで何度もやって、つっかえたり指が転んだりした状態で練習を続けていると、逆にその悪い癖が身についてしまって、せっかくの練習が悪い方向へと向いてしまうからです。
なので、本番でも指が転ばずに上手く演奏したいなら、とにかく何度もゆっくり練習するようにしましょう!
どんなにゆっくりなテンポでもいいので、絶対に転んだり間違えたりしないテンポから始めて、少しずつ速くしていく練習がとても効果的です!
ゆっくり練習することで、耳が一つ一つの音や音のつながりを覚えやすくなります。
さらに、指も動きを記憶してくれるので、たとえ本番で緊張して頭の中が真っ白になったとしても、指がある程度勝手に動いてくれることにもなります。
ウサギとカメの競争のように、ゆっくりと気長にカメのような練習を続けていれば、いつか気づいたころにはウサギを追い越していたなんてことになるのではないかと思います☆
リズム練習を取り入れる
細かい音符で上手く指が回らない部分は、リズム練習をしてみるのも良いと思います。
付点のリズムに置き換えて練習すれば、自分のつまずく部分に気がついたり、柔軟に指を動かす練習にもなります。
こんな感じで、普通の8分音符や16分音符に付点をつけて練習してみましょう!
リズム練習をするときも、自分が確実にできるゆっくりなテンポから始めることをお忘れなく!
階名で歌ってみる
なんとかして音を自分の中に覚えこませるために、階名(ドレミファ…)で歌ってみるのも一つの方法です
歌えるようになれば、自然と吹けるようになることも多いです!
メトロノームを鳴らしながら、歌ってみましょう。
それと一緒に、指も動かしてみれば、さらに脳がしっかり記憶してくれると思います。
自分の苦手な部分をチェック!
速いパッセージができない原因は、ある一部の音と音の連携が上手くいっていないことがほとんどです。
なので、その自分が苦手とする部分を見つけ出しましょう!
クラリネットだと、特に「ラシ」の移行の部分で指が追い付かずに転んでしまったり、音が大きく飛ぶときに跳躍が上手くいかずに襲が鳴るのが少し遅れてつまずいてしまうことが多いと思います。
その自分が苦手とする箇所を発見したら、楽譜にマークをつけたり、音符を〇で囲むなど、自分ですぐにわかるようにチェックをしておいて、その部分を集中的に練習すると良いです☆
まとめ
速いパッセージに苦手意識を持ってしまっている方も、地道に練習していけばちゃんと吹けるようになります!
どんなパッセージが出てきても、諦めずに頑張っていきましょう☆