お寺でクラシックコンサート♪西尾市の華蔵寺で演奏してきました!
愛知県西尾市で行われた「お寺イベント2024」で、ヴァイオリン・クラリネット・ピアノのトリオで演奏させていただきました!
わたしたちのチームのメンバーは、
- 大倉彰人/ヴァイオリン
- マソン優貴葉/クラリネット
- 榊原恭平/ピアノ
というトリオでした。
今回はこのコンサートの様子を書いてみたいと思います♪
歴史のある街、吉良
今回のイベントは、西尾市のお寺「実相寺」と「華蔵寺」で2日間コンサートを行い、「花岳寺」で歴史講演会を行うという3本立てでした。
西尾市は歴史のある街!
今回わたしたちが演奏させていただいた「華蔵寺」のある吉良エリアは、史跡・文化財が数多く残っています。
特に、忠臣蔵で赤穂浪士により仇討ちをされる悲劇のお殿様、吉良上野介義央公、「人生劇場」の作者で知られる尾﨑士郎、講談・映画や芝居で演じられた「荒神山の喧嘩」で有名な吉良の仁吉の3人は吉良三人衆と言われ、彼らのゆかりのスポットや資料などが数多くあります。
華蔵寺
わたしたちのコンサートの会場「華蔵寺」は、吉良上野介義央公の曾祖父である吉良家14代目・吉良義定が江戸時代初期に開いた寺院です、
すぐ隣に山があり、とてものどかなところに建てられています。
ちょうど紅葉の季節で、お庭もきれいでした♪
コンサートはこのお寺の中で行われ、4つののグループがそれぞれ色々な楽器で順番に演奏をしていきました。
お寺の中はお部屋がたくさんあって、まるで迷路のようでした!
この日はだいぶ寒い日で、演奏中に寒くて指が動かなくならないかが心配でしたが、ストーブをたくさん用意してくださったおかげで、会場も控室も、快適に過ごすことができました。
西尾Ver.の劇つきコンサート
今回のわたしたちのコンサートは、2部構成でした。
1部はストラヴィンスキー作曲の『兵士の物語』を劇付きで演奏し、2部はショスタコーヴィチ特集で、ショスタコーヴィチの曲、そしてピアニストの榊原さんがショスタコーヴィチの作風を取り入れて作曲された曲を演奏しました。
『兵士の物語』は何度も劇付きで演奏しているのですが、今回は西尾特別バージョンということで、西尾の歴史も取り入れながらの劇になりました。
3人がそれぞれ、
- 兵士役
- 兵士の中にかろうじて残っている良心役
- 悪魔役
になって、お話は進んでいきます。
ちょっとした笑いも入った台本なので、ちゃんとウケるのかが毎回心配なのですが(笑)、、今回もお客様方がクスクスと笑ってくださったおかげで、わたしたちも楽しくやることができました。
コンサートを終えて
50分ほどのコンサートでしたが、内容は盛りだくさんだったことや、お寺での演奏が初めてだったので、ドキドキしながら迎えた本番でしたが、とても温かいお客様に囲まれたおかげで、無事にやりきることができました。
お客様との距離が近かったので、反応がしっかりと伝わってきました!
1部の劇も楽しかったですし、2部では、ストラヴィンスキーの現代音楽とはまた全然違った、ショスタコーヴィチ作曲の美しい曲を演奏できて、そして榊原さんの素敵な作曲作品を作曲者本人と一緒に演奏できたことは、とても貴重な経験でした!
そして、終演後にはお寺の素敵なお庭を見ながら、西尾のお抹茶をいただき、しっかりと西尾を満喫してきました。
とてもおいしくいただきました♪
そして、スタッフの方がお寺を案内しながら、西尾の歴史についてのお話をたくさん聞かせてくださり、西尾の歴史を感じられたことも面白かったです。