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クラリネットの譜読みを早くするには?譜読みのコツをご紹介します!

クラリネットは、細かいパッセージを演奏するのが得意な楽器なので、楽譜にはたくさんの音が書かれていることが多いです。

ただでさえ音符が多くて大変な楽器なのに、たくさんの曲を演奏しなくてはいけないときは、さらに大変!

特に、吹奏楽やオーケストラなどのコンサートだと、演奏する曲がたくさんあったりして、どんどん楽譜が配られるのに、譜読みが追い付かなくて困っている、、という方もいらっしゃるかと思います。

ということで今回は、クラリネットの譜読みを早くするコツを書いてみたいと思います!

この記事はこんな方におススメ
  • 楽譜を読むのが遅くて困っている
  • 練習しなくてはいけない楽譜がたくさんある
  • 短い練習時間でたくさんの曲を演奏したい
目次

楽譜を読むのは大変?

細かい音符がたくさん並んでいたり、♯や♭がたくさんついていたりすると、楽譜を読むだけでも精一杯、、

楽譜をもらったはいいけど、思い通りに指は動かず、良い音も出ず、自分が理想とする演奏ができないと、全然楽しくないですよね?

早く譜読みをするためには、楽譜を読んで理解して、それを自分の体にいち早く伝えることが必要になってきます。

マソン優貴葉

楽譜を早く読んで自分のものにする能力を身に着ければ、どんな曲でもささっと演奏できるようになります♪

早く楽譜を読むコツ

ということで、譜読みを早くするコツをご紹介します!

  • まずは楽譜全体を見る
  • 階名で歌ってみる
  • ゆっくりのテンポで吹いてみる
  • できない部分をチェック
  • 音階や分散和音はチャンス!

1. まずは楽譜全体を見る

楽譜をもらったら、すぐに吹き始めずに、まずは楽譜全体を眺めてみましょう!

楽譜を眺めてみて、

  • 何拍子なのか
  • 曲のテンポは?(テンポの変わり目もあればチェック)
  • 何調で、どの音に#♭が付くのか
  • 強弱記号はどうなっているか
  • どこをどういう雰囲気で演奏したいか
  • 難しそうな箇所はどこか

辺りを、よくチェックしておきましょう。

予め全体像を掴むことができていれば、慌てることなく、落ち着いて練習することができます。

楽譜を読むことにまだ慣れていない方は、♯♭が付く音符を「〇」で囲ったり、色を付けたりしておくと、さらに楽譜が読みやすくなります!

2. 階名で歌ってみる

全体像がつかめたら、楽器を持つ前にまずは歌ってみましょう

「ドレミ〜」と、階名をつけてすらすら歌えれば、指がその音のところにすんなり動きやすく、楽器を持ってもすぐに演奏できるようになります。

マソン優貴葉

リズムはもちろん正確に、できればアーティキュレーションも付けたり、自分が演奏したい曲の雰囲気も出しながら歌えると最高ですね!

3. ゆっくりのテンポで吹いてみる

歌うことができたら、楽器を持って、まずはゆっくりのテンポで吹いてみましょう!

特に細かい音符や速いパッセージのところは、自分が「この速さなら何があっても絶対にできる!」と思うテンポまで落として吹くことが大切です。

できないテンポで何回練習しても、無駄な時間になってしまい、逆に変なクセもついてしまいます。

確実にできるテンポを自分で知ることも、とても大切なことです。

4. できない部分をチェック

何度か吹いていると、「自分はここが苦手!」「ここはどうしてもできない!」という箇所が見えてきます。

その部分に印をつけておきましょう

マソン優貴葉

「◯」で囲んでもいいし、「☆」マークをつけてもいいし、色をつけてもいいし、何でも良いので、自分がわかりやすいようにしておきます!

そうすると、楽譜を開いたときに一目でわかるし、自分がその曲の中で、どのくらいできない箇所があるのかを把握することができます。

その部分をとにかく重点的に練習するようにしましょう!

5. 音階や分散和音はチャンス!

細かいパッセージが出てくるとどうしても「難しそう、、」とビビってしまうことも多いかと思います。

ですが、細かいパッセージの中でも、それが1音ずつ上がったり下がったりする「音階」になっているところや、3音ずつ上がったり下がったりするような「分散和音」になっているところはチャンスです!

普段から基礎練習でしっかり音階をやっておけば、勝手に指が動いてくれるのです!

分散和音も、スケール本に大抵は全調のものが載っているので、毎回の練習でちゃんとやっておけば、曲がどんなに速いテンポだったとしても、すぐにできるようになるはずです。

オススメのスケール本はこちらをご覧ください

まとめ

いきなり譜読みを早くするのは、なかなか難しいかもしれませんが、普段からしっかり基礎を固めていたり、色んな曲に触れていたりすることで、譜読みは誰でも早くできるようになります!

たくさんの曲と出会って、楽しく演奏できるように頑張りましょう☆

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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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