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フランスの子供の音楽教育

フランスの音楽院に通ってみて、フランスでは小さい頃から音楽に親しんでいて自然に音楽を表現できてしまう人が多いなと感じることがあります。
 
 
子供の音楽教育で、日本とフランスではここが違う!と思うことを書いてみます。
 
 
 
 

目次

小さい頃から良い音楽を聴いている

 
フランスには無料のコンサートや、お手ごろ価格で聴けるコンサートがたくさんあります。
 
しかも、それでプロの演奏が聴けてしまうのです。
 
子供向けのコンサートもたくさんあります。
フランスでは小さい頃からコンサートに足を運びやすく、フランス人は自然と良い音を聴いて体になじんでいるんだと思います。
 
 
そして、驚くのが子供の音楽を聴く姿勢!
 
コンサートではたとえ知らない曲でも、静かに真剣に聴いている子供がたくさんいるんです。
 
音楽に興味がある子が多くて、コンサートは静かに聴くのが当たり前という感じなんでしょうか。
 
 
 
 

楽器を始める年齢が若い

 
日本でも、ピアノやヴァイオリンなんかは3歳や4歳くらいの小さい頃から始める人は多いですが、管楽器や打楽器だと中学校や高校の吹奏楽部で始めた!なんて人が多いのではないでしょうか?
 
実際わたしも、中学校の部活で初めてクラリネットに出会いました。
それまでは楽器の存在すらほとんど知らず、、
 
 
もちろん人にもよりますが、フランスの音楽院では管楽器を小学校中学年くらいで始める子が多くて驚きました。
 
楽器を持てる大きさになったら始めるという感じです。
 
 
クラリネットでは、小さい子はC管という普通より短い長さのクラリネットで始める子もいます。
 
コンサートなどで楽器の存在をすでに知っているので、音楽院に入るときに自分がやりたい楽器を選んで始められるんですね。
 
 
 
 

水曜日は習い事の日

 
小学生は、水曜日は学校の授業が午前中で終わります。
なので午後は、自分の好きな習い事をできるのです。
 
楽器をやりたい子は習い事として、音楽院で楽器を習います。
 
 
 

小さい子も大人と同じ先生に習える

 
日本では普通の人が小さい頃から、一流の先生に習える機会は少ないんじゃないでしょうか?
 
本当にプロを目指す子なら小さい頃から大物の先生に習いますが、趣味で始めたりするような子はまずは近くの先生に習うことが多いと思います。
 
 
でもフランスの音楽院では、趣味で始める子たちも音楽院で一流の先生に習っちゃってる
 
最初から一流の教え方を受けられて、良い音を聞けるなんて幸せだなあ。
 
 
 
 

ソルフェージュや音楽史の授業も受けてる

 
音楽の基礎となるソルフェージュ。
 
音楽をやるためにはとても大事なのですが、日本では、特に管楽器や打楽器だとソルフェージュは習わずに楽器のレッスンだけをだけを受ける人が多いと思います。
 
でもフランスでは音楽院で、小さい頃からちゃんとソルフェージュの授業があってみんな受けています。
 
 
そして音楽史は、日本では小学校や中学校の授業ででほんの一部だけを勉強しただけでしたが、フランスではもちろん自分の国の音楽の歴史、ヨーロッパ全体の歴史を子供にしっかりと教え込みます。
 
作曲家の年代や作品など知っていて当たり前という感じです。
 
 
 
 

まとめ

これはあくまでわたしが感じたことですが、フランスは音楽の歴史が古く、自分の国の音楽を大事にしているんだなあと思います。
 
そんなフランスで住む機会をもらえたのだから、フランスの音楽や歴史、文化などしっかり吸収して帰りたいですね。
 
 
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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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