太陽がキラキラ眩しい!南フランスのエクス=アン=プロヴァンス
南フランスのプロヴァンス地方にある街、エクス=アン=プロヴァンスへ行ってきました!
エクス=アン=プロヴァンスは、なんと1年365日のうち300日は晴れるといわれているくらい、太陽をたくさん見られるとっても明るい街なんです。
そして、あの有名な画家セザンヌの故郷としても有名です。
パリからはTGVで3時間半ほど。
到着して電車から降りると太陽が眩しい!!
そんなエクス=アン=プロヴァンスの魅力を書いてみたいと思います。
噴水
街の名前「エクス」は、ラテン語の「アクア(水)」からきていて、エクスの町中にはなんと100以上の噴水や泉があるそうです。
その中のほんの一部ですが、見てきたのでご紹介します♪
ロトンド大噴水
こちらがエクスで一番の見どころと言われているロトンド大噴水です。
(残念ながら工事中でしたが、、)
とても大きくて立派な噴水で、エクスのシンボル的存在!
上に乗っている3人の像は、農業、芸術、正義を表しているギリシャ神話の三美神なんだそうです。
それぞれ3人が向いている方向は、法律(街の方向)、農業(マルセイユの方向)、芸術(アヴィニョンの方向)と、意味があってその方向に建てられているんだそう。
ルネ王の噴水
ロトンド大噴水の反対側にあるのがルネ王の噴水。
ルネ王は、エクス=アン=プロヴァンスに繁栄と富をもたらした偉大な王様です。
イタリアから導入し、ここプロヴァンス地方で栽培しているというマスカットブドウの房を持って立っています。
今もこうやって、微笑みながらエクス=アン=プロヴァンスの人々を見守っていてくれているんですね!
4頭のイルカの噴水
マザラン地区にある4頭のイルカの噴水。
4頭のイルカがそれぞれ別の方向を向いて水を出しているという、なんともかわいい噴水です。
かわいいんですが、よく見るとこの4匹のイルカには鱗があるんです。
その理由は、なんとイルカを見たことがなかった制作者が、想像で鱗をつけてしまった!
そんなエピソードを思い出しながらこの噴水を見ると、また違った見え方がするのではないでしょうか?
オーギュスタンの噴水
こちらは、オーギュスタン広場にあるオーギュスタンの噴水です。
てっぺんの星が素敵ですよね!
元々は1620年に建てられましたが、1820年に完全に再建され、1949年には歴史的な記念碑となりました。
噴水からの水は、何年もの間、近くの鉄道駅の蒸気機関車に供給するために使用されていたんだそうです。
イノシシの噴水
イノシシの噴水!
子どもにも人気の噴水で、写真を撮ってたら、男の子がばっちり一緒に写った笑
フィレンツェにある「幸運を呼ぶイノシシの神様」と言われる「ポルチェリーノ」のレプリカだそうで、鼻の頭をなでると幸運を招くとか。
ポルチェリーノのレプリカは世界中にあり、日本にもいくつかあるんだそうです。
ミラボー通り
エクスのメインストリートで、17世紀に城壁を壊した跡につくった長さ約500mの通りだそうです。
ロトンド大噴水まで続く通りには、現在はおしゃれなお店が並んでいます。
どこにでもあるスーパー、モノプリだってこんなにおしゃれになっちゃってます。
市庁舎前広場
こちらは市庁舎。
立派な建物です!
14世紀にこの場所に建設された後、17世紀に2回の再建を経て、こんな立派な市庁舎になったんだとか。
そして、すぐ隣にある噴水ですが、、
工事中で何も見れない、、
1755年にローマ時代の柱を利用して造られた噴水だそうで、見たかったなあ、、
サン ソーヴール大聖堂
こちらはサン ソーヴール大聖堂。
一番古い部分は2世紀に造られたという、とっても古い建物なんです。
5~17世紀という長い年月をかけて造られているので、この一つの建物の中にさまざまな建築様式が入り組んでいるのだそうです。
面白いですよね!
Pavillon de Vendome(パヴィヨン・ド・ヴァンドーム)
17世紀の貴族ヴァンドーム公の館です。
今回は中には入っていませんが、中は博物館になっていて、17世紀の貴族たちの様子がわかるようになっているんだそうです。
建物の周りはフランス式の庭園になっていて、庭園では鳩に餌をあげている人や、のんびりしている人が。
チューリップがきれい!
Parc Jourdan(パーク・ジャルダン)
広くてきれいな公園です。ピクニックには最適!
学校が近くにあるので、お昼休憩中の学生がたくさんいました。
輪になってご飯を食べたり、日向ぼっこをしたり、遊んだり、、
公園の中には小説家エミール・ゾラの不思議な形の像が。
エミール・ゾラは、幼少期をここエクス=アン=プロヴァンスで過ごし、画家セザンヌと中学時代の友人でもあったんだそうです。
将来偉人となる2人が中学時代の友人だったなんて、なんだか不思議な縁ですよね!
ダリウス・ミヨーが住んでいた家
作曲家ダリウス・ミヨーはエクス=アン=プロヴァンスで育ちました。
ここは彼が実際に住んでいた家で、今は芸術家になりたい人のための相談所なんだそうです。
中には彼のピアノもありました。
>>ミヨーの家について詳しくはこちらからどうぞ
まとめ
工事中のところが多くて残念でしたが、エクスは明るくて活気がある素敵な町でした。
エクスは日本人が多いのだそうで、もしかしたらフランスの端っこの町で日本人ともすれ違っちゃうかもしれません。
とても素敵な町なので、是非行ってみてください(*^_^*)