建築家ガウディの夢、サグラダ・ファミリアを訪れて
バルセロナのシンボル、サグラダ・ファミリア。
今ならまだ未完成の状態が見られるということで、行ってきました!
サグラダ・ファミリアって何?
建築家アントニ・ガウディが設計した、今もまだ未完成の作品です。
1882年3月19日に起工式が行われ、翌年には初代建築家に代わり当時31歳であったガウディがあとを引き継ぎました。
彼は「完璧な教会」を建設するために自ら資金集めをしたり、教会に寝泊りしたりとこの教会の建設に情熱を注ぎ込みます。
1926年に彼が亡くなった後も建設は続けられ、ガウディ没後100周年の2026年に完成が予定されています。
今は未完成ですが中を見学することができ、その工事の進み具合を見るのも観光者の楽しみとなっています。
チケットはどうやって手に入れる?
実際にサグラダ・ファミリアに行ったことがあるという知り合い何人かに聞くと、先にネットでチケットを予約して行った方が良い!と言っていたので事前にサグラダ・ファミリアのホームページからチケットを購入して行きました。
(実際行ってみると、印刷した紙を見せるだけすぐに入れたので事前予約して正解でした。)
チケットの種類はいろいろありましたが、今回は塔のエレベーターとオーディオガイド付きで29ユーロのチケットを購入。これが一番人気のようです。
予約は『生誕のハザード』側か『受難のハザード』側か、入りたい方の入口を選び、エレベーターに乗る時間を選びます。
今回は『生誕のハザード』側、11:00入場11:15にエレベーターに乗れるというチケットを選択しました。
生誕のファザード
荷物チェックを受けて中に入ると生誕のファザードを間近で見られます。
生誕のファザードではイエスの幼少期の出来事が彫刻で表現されているんです。
そして、この生誕のファザードの門の彫刻を手がけたのがなんと日本人。
彫刻家、外尾悦郎氏がこの門の製作者を選ぶコンクールで優勝し、自然界を表現してこの門を作ったのだそうです。
こんな小さな虫たちも細かい彫刻によって、まるで生きているかのようです。
エレベーターで上へ
エレベーターに乗る前には、リュックなどの大きな鞄はコインロッカーに預けます。ここでは1ユーロのコインが必要です。(1ユーロは後で戻ってきます)
エレベーター内にはガイドさんがいて、英語で説明をしてくれます。
エレベーターを降りたら、さあ出発!!
工事中の様子がこんなに間近で見れちゃうんです。
階段を少しずつ下っていきます。
ちょっとこわいなあ、、
隙間から外の様子が観察できるようになっています
外側にもしっかりと彫刻があるんですね。
空が近いなあ~。
ここからはバルセロナの街並みが見渡せる!!
時々足がすくんでしまう高さで、こんなところを工事する人たちはすごいよなあ。
写真では伝えきれないものがたくさんあるので、上には絶対上るべきですね!
聖堂内
下まで降りてきたら、今度は聖堂内を見学!
自然の中で育て、自然が大好きだったガウディは、自然をイメージして教会を造りました。
まるで森の中にいるような気分!
そして、ステンドグラスが本当にきれい!!
天気が良かったので太陽がさしこんできれいに見えました。
生誕のハザード側は青系のステンドグラス。
そして、受難のハザード側は赤系のステンドグラスになっています。
上にこのような聖歌隊のスペースがあるのですが、これがなんと五線と音符になっているそうです。
ガウディは音楽が大好きだったそうで、他にもこの教会の鐘が街中によく響き渡る構造したりなど、音楽を大事にしたものがあちらこちらで見られるようになっています。
真ん中にはイエスの像がつるされています。
オルガンパイプです。
栄光のファザード
まだ入口はできていませんが、完成予定の画像がありました。
ドアにはたくさんの国の言葉が書かれていて、日本語もちゃんとあります!
受難のハザード
受難のハザード側の外へ出ます。
受難のハザードでは、スビラックスの彫刻でイエスの苦しみと悲しみを表現してあります。
生誕のハザードと全く違う雰囲気になっています。
変わった形の聖具室の屋根。
こちらも外尾悦郎氏によるもので、色々な果物の彫刻が飾られています。
全部見終わった後はミュージアムを見ることができます。
サグラダ・ファミリアの歴史や、構造、模型のレプリカなど、実際に中を見学してからいろんなことを改めて知ると驚きがたくさんでした。
そして、地下にあるガウディのお墓も見ることができます。
まとめ
ガウディの夢が受け継がれ、たくさんの人が長い時間をかけて建設しているこのサグラダ・ファミリア。
工事中の様子も、そして2026年の完成後もきっと、その素晴らしさに感動せずにはいられない、訪れる価値のある建物です+.(*’v`*)+