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寂しいコンサート

最近は学内コンサートの数が多め。
去年に比べたら倍以上の学内コンサートに出演しています。
 
 
今夜もコンサートがありました。
 
IMG_2207[1]
今日のコンサートは、Archimusicというジャズアンサンブルの中のサックス奏者Jean-Rémy Guédonさんが作曲した曲を音楽院の学生が演奏するというものでした。
 
 
曲は5曲あって、
 
○歌、ピアノ、ドラム
○フルートソロ
○クラリネット、バスクラリネット
○バスクラリネットソロ
○フルート、オーボエ、バスクラリネット
 
という楽器編成のために書かれた作品です。
 
 
曲にはそれぞれお話がついていて、そのお話をコメディアンが語りながら、一緒にわたしたちが演奏するというもの。
 
 
楽器の奏法も、普段やらないものがたくさんあって、フルートを加えながら歌ったり、吸ったり吐いたりする呼吸の音を音楽にしたり、、
 
お客さんには場面を想像しやすくなっていて、新しくて面白いアイデアがたくさん詰まった曲たちでした。
 
 
 
わたしが演奏したのは『Les mouche(ハエ)』という曲。
クラリネットがハエのようなメロディーを演奏します。
 
 
2ヶ月くらい前に楽譜をもらい、作曲者と他の学校のクラリネットの先生から2回のマスタークラス(レッスン)を受け、今日の本番を迎えました。
 
リハーサルは本番の直前。
 
 
わたしたちは、それぞれのグループでの練習はやっていたのですが、お話を語るコメディアンと一緒にやるのは今日が初めて。
 
 
それなのに、当日になってコメディアンが来ないことに!!!
 
結局音楽院の先生が代わりにやることになったのですが、テキスト探しから始まり、初めてなので上手くいかない、、
 
リハーサルを聴いていた作曲者はイライラし始めます。
 
 
後から聞いた話なのですが、本当は昨日作曲者と一緒に練習があったのに音楽院がそれを生徒に伝え忘れ、昨日は作曲者だけが練習に来るっていう状況になってしまい、すごく怒っていたのだそうです。
 
そりゃ怒るでしょ笑
 
 
 
いろんなことが上手くいっていないコンサート。
開演してみるとお客さんはほとんどいなく、音楽院の先生が3、4人と音楽院の生徒2人に、残りは出演者。
 
 
本番が終わるとすぐ、学長や周りの先生が出演者にお説教を始めます。
 
「みんな試験のときはもっと真剣に取り組むのに、何でこんな状態なんだ!」
「せっかくお話がついているのに、もっとそれを表現しないと意味がない!練習が足りてない!」
 
なんて感じで。
 
 
本番の前に言ってくれれば良かったのに、、
そして、そもそもお話を聞いたのは今日が初めてで、そのフランス語を全部理解するなんてできないし。
 
事前に教えてくれていれば、辞書で調べたりできたのに、、
 
 
いろいろなことがドタバタ。
 
練習もいつどんな感じであるのかわからず、前日や当日に急に連絡がきて、わたしたちはいつ来るかわからない連絡にドキドキしていました。
 
こんな風に寂しくてなあなあな感じになってしまったコンサート。
作曲者が1番かわいそうだったよな、、
 
 
コンサートの数を増やして、演奏の機会を増やしてくれるのは嬉しいことだけど、1つ1つのコンサートをもっと大事にしていかなきゃいけないとなあ(´・_・`)
 
 
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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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