パリ美術館無料の第一日曜日。オランジュリー美術館に行ってきました!
パリ、パリ郊外で第一日曜日といえば、
美術館無料の日!!
美術館によっては、繁忙期の月は無料でないところもありますが、色々な美術館で第一日曜日は入場料が無料になります。
8月の第一日曜日。オランジュリー美術館へ行ってきました!
オランジュリー美術館は9:00開館です。
開館5分前に到着すると、すでに列ができていました。
第一日曜日は特に混むので、まだ空いている午前中に行くのがおススメです。
開館時間になったら順番に中に入って、機械での荷物チェックを受けます。
ここで、リュックなど少し大きな荷物を持っているときはクロークに預けなければいけません。
5ユーロで日本語の音声ガイドを借りることもできます。
これは入場料無料の日も有料です。
準備ができたら、さあ中へ!
まずは入口からそのまままっすぐ進んで、このオランジュリー美術館の1番の見どころである、クロード・モネの『睡蓮』のある部屋へ。
部屋に入る前に説明書きがあるのですが、これがなんとフランス語→英語→日本語の3ヶ国語で書いてある!
それだけ日本人の観光客が多いのですね。
オランジュリー美術館には印象派、ポスト印象派の絵が飾られているのですが、そんな印象派のほんわかして色彩豊かな絵が好きな日本は多いんだろうなあ。
モネの『睡蓮』がある部屋は2つあって、それぞれ4枚ずつ部屋いっぱいに飾ってあります。
真っ白な部屋に入ると、天井から太陽の光が差し込む素敵な世界につれて行かれます。
『睡蓮』はモネが亡くなるまでの30年間、残りの生涯をかけて描き上げたものすごい大きい作品で、見る人の心を動かすすごい力をもっています。
ノルマンディー地方のジヴェルニーにある彼の自宅の日本庭園からインスピレーションを受けて描かれ、光の変化とリズムによってこの庭を表現したのだそうです。
今もノルマンディーにはモネの自宅は残っていて、彼が見ていた景色を見ることができるようになっています。
その本物の景色を見てからこの絵を見るとまた違って見えて、さらに感動するので、ぜひ機会があれば彼の自宅にも行ってみることをおススメします!
さて、『睡蓮』をゆっくり見た後は地下2階へ。
教科書に載っているような、有名な画家たちの作品がたくさん並んでいます。
フランス人画家ルノワールの作品や、
誰もが知っている天才画家ピカソ!
そして、セザンヌ、モディリアーニ、マチス、ドラン、スーティンの作品があります。
奥の部屋には特別展<が開催されていて、期間ごとで違う展示がされています。
今回は「睡蓮 アメリカ抽象絵画と最後のモネ」というタイトル。
『睡蓮』を飾るためにできたオランジュリー美術館でしたが、最初はモネの評価はあまり良くありませんでした。
しかしその時、アメリカの芸術家たちが彼の後期作品から可能性を見出し、モネの作品は抽象絵画の源泉の一つとなったのでした。
アメリカ人画家の作品が約20点、
そして、モネの後期の作品が約10点展示されています。
この特別展は2018年8月20日までやっているようです。
地下1階にはお土産ショップとカフェがあるので、素敵なお土産を買ったり、カフェで休憩することもできます。
オランジュリー美術館はルーブルやオルセー美術館のように大きくはありませんが、お客さんも少なくてじっくり見ることができます。
大きい美術館は1日じゃ見きれないし、歩くのだけでヘトヘトになってしまいます、、、
そして、やっぱり『睡蓮』は本当に素敵なので、パリにきたら一度は見ておくべきじゃないかなあと思います!
わたしは『睡蓮』が見たくてここに何度も来てしまっています(#^.^#)
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