コンクールを受けてきました
Date 2019.2.10
パリの西郊外のサンモール(Saint Maur)という街にある、サンモール音楽院で行われたSaxianaというコンクールを受けてきました。
開催された部門
サックス部門とクラリネット部門。
課題曲
○『ソナタ』より2楽章 /エディソン・デニゾフ(Edison Denisov)
○『A kind of Traine』より1つの楽章 /ギョーム・コネッソン(Guillaume Connesson)
の2曲でした。
練習伴奏者探し
わたしがコンクールを受けるのを決めたのは1ヶ月前。
先生に紹介されて、初めてフランスでのコンクールを受けてみることにしました。
ただ、デニゾフは少し練習したことがあったのですが、コネッソンは全くやったことがなく、急いで楽譜を買って練習開始。
コネッソンはピアノ伴奏つきなので、ピアノ伴奏との練習をしたくて練習のための伴奏者を探したのですが、ピアノはものすごく難しい上に、まだ新しい曲だったので弾いたことある人も全然見つからず、、
本番弾いてくれるサンモール音楽院の伴奏者の方にもお願いしてみたのですが、サンモール音楽院の生徒以外はできないと言われてしまいました、、
結局ピアノとの合わせは全くなしで、ぶっつけ本番でいくことに!!
この曲はリズムが複雑で、ピアノとの絡みがすごく難しい曲なので、ピアノの楽譜を見ながらYouTube聴いて何度もイメージトレーニングをして、、
本番の様子
こちらが会場のサンモール音楽院。
わたしはここに初めてきたのですが、静かな住宅街の中にある、大きくて素敵な音楽院でした。
わたしは17時半からで、1時間前に着いて入口から入ると、部屋の指示が書かれていました。
練習室は譲り合いながら自由に使うことができて、少し音出しをします。
周りからはすごく上手いクラリネットの音がたくさん聴こえてきて、心折れそうになります(;_;)
時間の少し前になると、係りの人が呼びに来ました。
舞台裏から舞台へ行くと、客席の真ん中に審査員が数人。
日本とは違い、フランスの試験やコンクールの審査員はとてもフレンドリーでリラックスしている感じがします。
そして、日本では演奏を始める前も終わった後もお辞儀をしますが、フランスでは舞台に上がったら審査員に「ボンジュール」と言い、終わった後は「メルシー」で舞台を去ります。
本番は不安なことが多すぎてあまり集中できず、音が上手く出ないところがあったり、普段できていたことができなかったり、、
そして、初めてのピアニストと合わせは、必死にカウントしました笑
ピアニストがものすごく上手かったおかげで、なんとか最後はつじつまを合わせられましたが、完成させるにはまだまだ程遠かったです。
わたしの感想
いろいろありましたが、新しい曲にも出会うことができたし、たとえピアニストと練習できなくてもやるときはやらなきゃいけないっていう、とても貴重な経験ができた良い機会だったと思います。
