フランスのエピナルでコンクールを受ける
フランスのロレーヌ地方、エピナルという街で行われたConcours Artistique d’Épinalというコンクールを受け、クラリネットのExcellence部門で、審査員の賞賛付き満場一致の一等賞をもらうことができました。
ということで今回は、このエピナルコンクールのことを書きたいと思います。
どんなコンクール?
エピナルコンクール(Concours Artistique d’Épinal)は、1954年から1年に1回行われているコンクールです。
66回目となる2019年は3月9日~4月7日の4週間で、14の楽器の部門が行われました。
クラリネット部門の日にち
今回クラリネット部門がある行われたのは2019年4月7日。
朝から夕方にかけて行われました。
会場
コンクールの会場は、エピナルという街の中心地にある劇場です。
↓↓エピナルは、フランスの東の方にある街です。
小さくて静かで素敵な街でした♪
開催されたレベル
同じ楽器の中でもレベルが分かれていて、
○第1課程 1~4
○第2課程 1~4
○第3課程 CEM、DEM、Excllence
という段階があって、いろんなレベルの人が参加できるようになっています。
今回わたしが参加したのは。第3課程のExcllenceという1番上のレベルです。
参加費
今回のクラリネットの参加費は、2月までに払えば少し安くて、早く受けることを決めればお安く済むということでした。
わたしは2月までに払ったので参加費は39ユーロ。
3月以降に払うと、+10ユーロだったと思います。
日本でコンクールを受けると、録音審査だけでも1、2万円とられたり、2次審査3次審査と上がっていけばもっと高くなるなんてコンクールもあって、それに比べるとフランスで受けるコンクールはとっても安いので嬉しいです。
課題曲
今回のExcellenceの課題曲は2曲。
John Irelandはイギリスの作曲家で、このクラリネットとピアノのためのファンタジーソナタは1943年に書かれた曲。
■クラリネットとピアノのためのファンタジー/Augusta Holmès
Augusta Holmèsは、パリ生まれの女性作曲家で、クラリネッティストのクローゼにも師事しました。
クラリネットとピアノのためのファンタジーは、1900年パリ音楽院の試験曲になった曲です。
音出しの部屋
音出しは、こんな感じの広い部屋が1つあって、みんなで共同で使いました。
ピアノとのリハーサル
今回、伴奏はコンクールのピアニストにお願いしてあって、本番前に少しだけ合わせの練習を舞台でやらせてくれました。
ピアニストの方は合わせるから自由に演奏してねと言ってくださり、とても親切でした。
結果
結果は、同じ楽器の人たちが部屋に集まって、審査員から直接言われます。
わたしは、審査員の賞賛つきの満場一致の一等賞をもらいました♪
一緒にもらったものは、150ユーロの小切手、30ユーロ分の楽譜が買える券、先生のCDでした。
参加費以上のお金までもらえるとは思っていなかったので、嬉しかったです!
新しい楽譜も買えるし!帰ったら先生のCDも聞いてみよう♪
そして、3人の審査員からそれぞれ講評を言ってもらえます。
コンクールを受けた感想
今回このエピナルコンクールを受けてみて、会場が田舎ということで受験者も少ないので気楽に演奏することができました。
課題曲はどちらも初めて演奏する曲だったので、この機会にこの2曲を舞台で演奏することができて良かったです。
そして、普段のレッスンでは、なかなか先生に褒められることもないわたしにとっては、審査員の方々がたくさん褒めていただき、少し自信もつけることができました(笑)
コンクールを受けることはなかなかなかったけど、素敵な思い出ができて良かったです♪
 
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