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23回目のデモはヤバい!その理由は?

フランスでのデモも23回目となります。

今までのデモももちろんすごかったのですが、今回はとても激しくなる予定です。

 

 

 

 

目次

最後通牒?

今回のデモのことを、過激な破壊活動する「ブラック・ブロック」というグループは、ULTIMATUM2(最後通牒)と言っています。

 

 
最後通牒とは、

“外交文書の一つで、国際交渉において最終的な要求を文書で提示することで交渉の終わりを示唆し、それを相手国が受け入れなければ交渉を打ち切る意思を表明することである。“
 
 

 

つまり黄色いベストの人たちは、

 

マクロン、これが最後の要求だ。

これで受け入れてくれないなら、オレたちが何をするかわかってるんだろうな!

 

ということなのです。

 

 

 

 

ノートルダムの火災がデモに影響を与えた?


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「パリのノートルダム大聖堂が燃えてる!」それを聞いたのは、ムードン音楽院の室内楽の授業が終わって学校を出た時でした。

 
じゃあどうして、そんな激しいデモが行われることになったか。

 

その理由は、先日のノートルダム大聖堂の火災が関係しています。

 

 

 

火災で壊れてしまった、フランスにとって大切なノートルダム大聖堂を立て直すために、たくさんの人が寄付をしました。

 

その中には1人の大富豪がいて、その人はなんと、1億ユーロ(約125億円)をノートルダムに寄付したのです。

 
 
 

すると国民は、

 

「そんなたくさんのお金を持っているのなら、何で貧しい人たちに寄付しないんだ!

フランスにはホームレスだっていっぱいいて、毎日生きていくのが大変な人たちがいっぱいいるのに。

 

金持ちは人間じゃなくて建物の方が大事なのか!おかしいだろ!!

 

と、ブチ切れ。

 

 
 
 

金持ちが脱税?

さらに最悪なのが、その大富豪は本来なら払わなければいけないはずの税金を払っていなかったのです。

 

 

その額なんと、25億ユーロ(約3125億円)!!!

 

 

 

それなのに、ノートルダム大聖堂に1億ユーロを寄付して、

「私はノートルダムにこんなにも寄付しました。」

って、自慢する。

 

 

 

ということで黄色いベストの人たちは、金持ちの味方であるマクロンに向けて、激しいデモを行うことに決めました。

 

 

 

 

デモが行われる場所

日本大使館からのメールでは、

 
“○ベルシー(10時30分集合、12時30分出発、以下のルート でレピュブリック広場までデモ行進)
Bercy > quai de la Rapee > Bastille > Menilmontant > Belleville > Republique
○サンドニ大聖堂(12時集合、13時出発、以下のルートでQu ai St bernardまでデモ行進)
Basilique de Saint-Denis > Porte de Paris > Canal > Porte d’Aubervilliers > Stalingrad (pause vers 15h) > Bastille > Quai St Bernard
○その他,Porte Maillo,パリ20区など”

 
のルートでデモが行われるということです。

 

 

 

 

危ないのでなるべく近づかない

ということで、デモが行われる場所にはあまり近づかない方が良さそうですね、、

何をし出すかわからないので。

 
これを書いている今も、外からボンボンという爆発音のような音が聞こえます(°o°;)
 
 
 
↓↓先週、パリを戦車が通っていたところ目撃したお話です。

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毎週土曜日は黄色いベストのデモの日。まだまだ終わる気配はありません。

 

 

 

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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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