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ムードン音楽院の室内楽の試験を終えて

!わたしはムードン音楽院で、4年間室内楽の授業をとっていましたが、その最後の試験が行われました。

 

その様子を書きたいと思います!

 
 
 

今回室内楽の試験を受けたのは、ピアノ、弦楽器、管楽器が組み合わさった13組のチーム。
 

わたしは、同じクラスのクラリネットの子2人と一緒にクラリネット3重奏で試験を受けました。
日本人2人と韓国人1人のグループです。

 

 

試験の日は、大抵部屋の取り合いになるので、わたしたちのグループは午前中から学校で合わせをして、最終確認。
 
 
そして試験は16時から。
試験はAuditoriumという、色々な試験やコンサートが行われるホールのようなところで行われます。

 

 

近くの音楽院の先生など3人が審査のためにやってきました。
いつもレッスンをしてくだある室内楽の先生は審査はしませんが、客席で聴いています。
 
日本の音楽大学なら、その学校の先生が審査をすることが多いと思いますが、フランスでは他の学校から審査のために先生を呼んでくるんです。
 
 

1チーム10分くらいずつで、順番に部屋に入って演奏します。

みんな緊張、、

 
 
 

 

わたしたちのグループが演奏した曲は、フランス人作曲家のジャック・ブーフィル作曲『トリオ6番』の2、3、4楽章
とても素敵な曲です。
 
 
試験本番は、何度も合わせ練習をしていたこともあって、大きな失敗もなく練習通りに演奏できました!

 
 
 

 

そして、全部のチームが演奏を終えた後に成績発表。

なのですが、それが出るまでがめちゃくちゃ長い!!

 

もう点数つけてるはずなのに、中で審査員同士でのお喋りがあるので、1時間待たされるっていう。

 
 
 

 

1時間後に全員試験の部屋に集められて、学長が1人ずつの成績を発表していきます。

日本のように成績は個人的に、、というのはなく、みんなで全員の成績を聞きます。

 
 
 

わたしは最後の年だったので成績はつかなかったのですが、今年は厳しい成績のつけ方でした。

いつもならほぼみんな合格なのに、不合格の成績をつけられている人がたくさん!

 

 

年によって、審査員によって、成績のつけ方が全く違うので怖いですよね、、

 

 
 

 

全員の成績を聞いた後は、審査員に今日の演奏の講評を聞くことができます。

 

 

わたしのチームが言われたことは、3人のバランスやテクニックは良いけど、ブーフィルの時代の音楽ではない。

 

もっとこの時代の音楽をよく聞いて、機会があればこの時代の楽器を吹いてみたりして、曲のことをもっと考えた方が良いということでした。

 

 

 

確かにそうだなと思います。

 

演奏することばかりに気が取られて、作曲者がどんな時代にこの曲を書いて、このころはどんな演奏をしていたのか、曲の背景をちゃんと考えていなかった、、

 

 

審査員の先生は、それぞれのチームにとても熱心に講評を言ってくださったので、とても勉強になりました!

 

 

 

 

この曲は来週、わたしの試験でも演奏するので、その時はもっと良い演奏がてきるように頑張りたいと思います٩( ‘ω’ )و

 

 
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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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