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ヴェルサイユ音楽院、クラリネットクラスの修了試験

ヴェルサイユ音楽院の修了試験を受けてきました。
わたしがヴェルサイユ音楽院で1年間Perfectionnement(最高課程)で学び、そのディプロムを取るため、集大成となる大事な試験!!
 
Perfectionnementには2年間在籍することも可能ですが、わたしは今年日本に帰国をしたかったため、先生に許可を得て、1年目で修了試験を受けることができたのです。
 
 

修了試験ですが、試験というよりコンサートというような感じ♪
一般のお客さんも自由に入って聴くことができます。

yukiha
フランスの試験は、こういう自由なところがなんか良いですよね!

 
 
ということで、わたしの修了試験当日の様子を書いてみます♪
 
 

目次

会場で当日リハ

試験当日は、1人1時間ずつの本番の部屋でリハーサルができる時間がもらえます。
 
伴奏者の方にも来ていただき、先生に聴いてもらいながら、部屋の響きを確認したり、リード選びをしたりしました。
 
 
試験は、普段レッスンをやったり合奏をしたりする部屋で行われますが、それでもこういう日はドキドキ、ソワソワしてて、なんだか全く違う場所にいるような気がしてしまいますね笑

 
 
 

わたしが演奏したプログラム

今回わたしが演奏した曲は、

・『10のドュオ』/ フィリップ・エルソン
・『ソナタ』/ デニゾフ
・『コンツェルトシュトゥック』/ ガロワ・モンブラン

 
フィリップ・エルソンは、ムードン音楽院の室内楽の授業でクラリネットの子と2人でやっている曲です。
 
フィリップ・エルソンという作曲家の作品は、フランスにきて初めて知りましたが、彼の作品はとても素敵な曲ばかり。
『10のドュオ』は10曲それぞれが短い曲で聞きやすいし、とても面白くて大好きなので、クラリネットの子にもお願いして、この曲を試験でも演奏することにしました。
 
デニゾフのソナタは無伴奏の曲で、ずっと挑戦してみたいと思っていた曲!
 
そしてガロワ・モンブランの『コンツェルトシュトゥック』は、先生がものすごくこの曲が好きでものすごく詳しいので、先生からこの曲についてたくさん学んでみたい!と思って修了試験の曲として入れることにしました。
 
試験は30分間。
2つの音楽院の試験を受けましたが、プログラムの3曲のうち2曲は先週のムードン音楽院の試験でも演奏したので少し安心!
 
 
 

試験の伴奏者探し

ヴェルサイユ音楽院では、試験の伴奏者は自分で探します
ムードン音楽院の場合は、学校の専属伴奏者の方が伴奏してくださるので、学校によってシステムが色々のようですね。
 
 
わたしは伴奏者の知り合いがいなかったため、知り合いに紹介してもらいました。
 
今回わたしのピアノ伴奏をしてくださったのは日本人の方
フランスで活躍されているとっても素敵な方で、一緒に演奏していてやりやすかったです!
 
伴奏合わせは、エコールノルマルのお部屋をお借りしました。
日本語が通じるので意思疎通もしやすくて嬉しかったです♪
 
 
 

試験会場の雰囲気

本番は18時開始。
 
 この日、修了試験を受けたのは6人。
フルートが1人とクラリネットが5人でした。
 
 
今回の試験はヴェルサイユのコンサートの一貫ということで、ヴェルサイユに住んでいるらしい地元の方々がたくさん聴きに来てくれました。

yukiha
一般の方も音楽に興味のある方がたくさんいらっしゃって、なんだか嬉しい♪

 
 
試験は1人30分ずつ
わたしは、この日のメンバーの中で3番目に演奏しました。
 
それぞれの本番の1時間前から、練習室を使うことができ、音出しをすることができます。

 
 

審査員の先生は2人いて、1人はこの学校の副学長でクラリネット奏者Christophe Dravers、そしてもう1人は外部から、パリ管弦楽団のクラリネット奏者Philippe-Olivier Devauxが来ました。
 
この学校のPhillippe Cuper先生も聴いていましたが、審査はしません。
 
 
お客さんの人数は多かったのですが、お年寄りの方が多かったので、とても温かい目で見てくれて逆に緊張がほぐれました笑
なので、前回のムードン音楽院での試験に比べるとだいぶ落ち着いてできたと思います。
 
失敗したところもたくさんありましたが、自分ではなんとかやりぬいたなという感じでした!
 
 
 

結果発表

終わった後すぐに結果発表があり、無事にperfectionnementの課程を修了できました!!
良かった!!
 
 
結果発表の後、審査員に講評を聴くことができました。
 
デニゾフの2楽章でのフォルテのダイナミックが足りなかったことや、モンブランの最初のカデンツァの流れがもっとあるといい、などと細かくアドバイスをいただきました。
これからの演奏に生かせると良いです!
 
 
そしてエルソンのデュオは、なんと色んな方々に褒めらるという!!
共演してくれたムードン音楽院のクラリネットの子に感謝ですね。
 
また日本でもやりたいなあ♪
 
 
 

試験を終えて

試験の後は先生、審査員、生徒、生徒の家族と一緒に、学校の近くのバーで乾杯
疲れが吹っ飛びます。
 
 
試験の後、キュペール先生と写真を撮ってもらいました♪

この素晴らしい師匠にクラリネットを教わることができて、たくさんのことを学ぶことができました!

 
 
これで試験は全部おしまいですが、修了できて嬉しい気持ちと、もうこれでフランスで音楽院に通うことはできないんだという寂しさと、両方の感情が入り混じっている感じです。
 
フランスの音楽院で学ぶことができたのは本当に素敵な経験で、わたしにとって一生の宝物。

yukiha
フランスに来なければ学ぶことができなかったことがたくさんあります!

 
 
色々ありましたが、2つの音楽院に通うことができて、たくさんクラリネットを勉強できたし、たくさんの素晴らしい人たちに出会えて、本当に良かったと思います。
 
この経験を生かして、日本でもしっかり活動していきたいと思います(o^―^o)
これからも頑張ろお~♪
 
 
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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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