『ヴェルサイユ音楽院、クラリネットクラスの修了試験』
Date 2019.6.20
ヴェルサイユ音楽院の修了試験を受けてきました!
この日、修了試験を受けたのは6人。
フルートが1人とクラリネットが5人でした。
試験当日、1人1時間ずつの本番の部屋でリハーサルできる時間がもらえるので、先生に聴いてもらいながら、部屋の響きを確認したり、リード選びをしたり、、
そして本番は18時に始まりました。
今回の試験はヴェルサイユのコンサートの一貫ということで、ヴェルサイユに住んでいるらしい方々がたくさん聴きに来てくれました。
1人30分ずつで、わたしは3番目。
それぞれの本番の1時間前から、練習室を使うことができ、音出しをすることができます。
今回わたしが演奏した曲は、
・フィリップ・エルソン作曲『10のドュオ』
・デニゾフ作曲『ソナタ』
・ガロワ・モンブラン作曲『コンツェルトシュトゥック』
の3曲でした。
3曲のうち2曲は先週のムードン音楽院の試験でも演奏したので少し安心。
審査員の先生は2人いて、1人はこの学校の副学長でクラリネット奏者Christophe Dravers、そしてもう1人は外部から、パリ管弦楽団のクラリネット奏者Philippe-Olivier Devauxが来ました。
試験はコンサートのような雰囲気。
お客さんの人数は多かったのですが、お年寄りの方が多かったので、とても温かい目で見てくれて逆に緊張がほぐれました笑
なので、前回のムードン音楽院での試験に比べるとだいぶ落ち着いてできたと思います。
終わった後すぐに結果発表があり、無事にperfectionnementの課程を修了できました!!
そしてその後、審査員に講評を聴くことができました。
デニゾフの2楽章でのフォルテのダイナミックが足りなかったことや、モンブランの最初のカデンツァの流れがもっとあるといい、などと細かく色々言われました。
そしてエルソンのデュオは、なんとどの先生にも褒めらるという!
それは、共演者が良かったのと、この曲は最近作られた曲なので審査員もまだよく知らないし、上手く聴こえるように作曲してある素晴らしい曲だったなと思います。
また日本でもやりたいなあ♪
試験の後は近くのバーに行って、先生、審査員、生徒、生徒の家族と一緒に乾杯☆
なぜ生徒の家族もいたのかというと、今回一緒に試験を受けた同じクラスの子でお父さんがパリ管のヴィオラ奏者っていう子がいて、その子の家族は、まさかの一家全員で試験を聴きにきていたのです。
その一家はめちゃお金持ちで、こんな素晴らしい車に乗って帰ったのでした笑
これで試験は全部おしまい!!
色々ありましたが、2つの音楽院に通うことができて、たくさんクラリネットを勉強できたし、たくさんの素晴らしい人たちに出会えて、本当に良かったと思います。
最後にキュペール先生と写真を撮りました笑