管楽器を演奏するための、息の使い方をマスターしよう!
管楽器を吹くために大切なのが、「息」!
息を楽器に吹き込まなければ、管楽器の音を鳴らすことはできません。
息の使い方を知っておくことが、良い音でしっかり楽器を鳴らせることにつながります。
ということで今回は、管楽器を演奏するための息使い方を書いてみたいと思います!
まずはリラックス☆
息をしっかり吸うためにとても大切なのが、リラックスをすること!!
体に変な力が入ってしまうと、上手く息を吸ったり吐いたりすることができなくなってしまいます。
楽器を演奏するために身構えて力が入ってしまわないよう、体も気持ちも自然体でリラックスすることから始めましょう♪
腹式呼吸って?
腹式呼吸とは、肺の下にある横隔膜という膜を上下に動かすことで行う呼吸です。
腹式呼吸をするとお腹が動くので、部活動などではよく先生が生徒たちに腹式呼吸をさせるために、「お腹で吸って!」と表現することが多いですね。
管楽器を演奏するためには、この腹式呼吸が必要になります。
なぜなら、腹式呼吸は深くたくさんの息を吸うことができるからです。
さらに腹式呼吸には、自律神経を調節したり、全身の筋肉を弛緩させる働きもあるそうで、ストレスを減らしてリラックスさせてくれることは、演奏をするためにもとても効果的ですよね。
腹式呼吸をマスターしよう!
では、そんな腹式呼吸をマスターするための方法を書いてみます。
腹式呼吸を理解するために一番わかりやすいのは、寝ている時の息の使い方です。
- 仰向けになって膝を立てる
- お腹に手を当てる
- そのままゆっくり深呼吸
こうするとお腹が上下に動くかと思います。
これが腹式呼吸です!
では次に、
- 立って足を肩幅に広げる
- 両手を腰に当てる
- 少し前かがみになる
- ゆっくり大きく深呼吸
自分のお腹が動くのを手で感じられましたでしょうか?
これも腹式呼吸です!
それができたら普通に立って、さっきまでの呼吸と同じように深呼吸をしてみましょう。
この時に、もし肩が上がってしまったらちゃんとした腹式呼吸はではないので、肩が上がらないよう、変な力が入らないように要注意です。
この腹式呼吸を、管楽器を吹くときにも使います。
より多くの息を吸うために
管楽器を吹いていて、「フレーズの最後まで息が続かない」だったり「太い音が出ない」だったり、息の量が少ないことで上手く演奏ができないことがあるかと思います。
そんな方のために、息をより多く吸える方法をお教えします。
息をたくさん吸うために、大切なこと。
それは、吸う前に息を吐くこと!!
息がたくさん吸えないのは、まだ肺に残っている息がたくさんあるから。
肺に息がたくさん残っていたら、自然と吸える息の量も少なくなってしまって、浅い呼吸になってしまいます。
自分のMAXの息を吸うために、まずは肺にある息を出してしまって、それから吸うようにしてみましょう。
わたしは音を出す前に、まずしっかり息を吐くことを意識しています!
人間の肺は、肺の中に空気がなくなると、自然と空気が入るようにできています。
なので、息を吐いてしまえば自然と息を吸うことができます。
自然と吸うので、無理な力が入らず、リラックスした状態で吸うことができるんです♪
吸った息を少しずづ使おう!
人間の吸える息の量は限られています。
その中で大切なのは、吸った息をどうやって使うか!
管楽器では基本的に、吸った息を少しずつ使いながら演奏します。
例えば、膨らませた風船をイメージしてみてください。
風船の口を縛らずに手を離せば、中の空気は一気に抜けてすぐにしぼんでしまいます。
でも指で口を閉めれば、風船はそのまま空気が入って膨らんだままです。
そして、その指を少し緩めれば、ゆっくりと風船がしぼんでいくと思います。
管楽器を演奏するときもこんな感じで、少しずつ息を吐いていくことで、息を大切に使うことができます。
そして、息が一気に流れ出てしまわないように、先ほど指で風船の口を閉めたようなストッパーのような役目をする場所が必要です。
それがお腹の下の方にある「丹田」というところです。
ここで支えることによって、吸った息を少しずつ吐くことができて、おまけに音を支えてより豊かな響きのある音を出すことができます。
まとめ
管楽器を吹くためには、息の使い方がとても大事です。
それをマスターできれば、良い音を出すことができて、さらに楽器を吹くのが楽しくなってくると思います♪
この機会に、自分の息の使い方を見直してみてみてはいかがでしょう(o^―^o)