この記事には[PR]プロモーションが含まれております。

クラリネットのロングトーン練習ってどうしてやるの??

吹奏楽に入るとよく聞く言葉『ロングトーン』。
 
「合奏の前にみんなでロングトーンをしましょう」とか、
「ロングトーンは毎日やりましょう」とか、
 
吹奏楽では定番の練習法となっています。
 
ロングトーンというのは音を長く伸ばす練習法ですが、どうしてこんな練習をするのか、書いてみたいと思います!
 
 

目次

ロングトーンは何のための練習?


ロングトーンをやると良いことはいろいろ♪
 
音を伸ばして自分の音をよく聞くことで、良い音のイメージに近づけることができます。
曲などを演奏しているときは、指を速く動かしたり、曲想のことを考えたりするので、どうしても音色に集中できなくなってしまいがちです。
 
なので、ロングローンを練習することで、自分の音を自分の耳でしっかりチェックすることができるのです。
 
 
さらに、ロングトーンを練習すると、良い息の使い方を知ることができます。
管楽器を演奏するためには、息がとても大事です。
 
息をどうやって吸ったら良いのか、そして吸った息を使ってどうやって演奏するか、その一番基礎の練習になるのがロングトーンだと思います。
 
 
 

ロングトーンの練習で大切なこと


ロングトーンを練習すると良いことはいろいろありますが、ロングトーンはただ音を伸ばしていれば良いというわけではありません。
 
 
ロングトーンを練習する上でまず最初に注目したいことは、息の吸い方です。
息を吸うときに肩が上がってしまっていないか、余計な力が入っていないか、深く吸えているかをチェックします。
 
ゆっくりと深く、たくさんの息を吸えているか、楽器を鳴らす前にまず確認しておきたいことですよね。
 
 
そして、息をしっかり吸えたら楽器の中に息を吹き込んで音を鳴らすのですが、ここで大切になってくるのが、お腹の支えです。
 
限られた息を上手くコントロールして使うために、お腹でしっかり支えて少しずつ息を出していきます。
お腹で支えることによって、芯のある良い音が出るようになります。
 
そして最後に、しっかり自分の音をよく聞くことが大切!

 
 
自分の音が、ちゃんと響いているか、音程は良いか、揺れたりしてはいないか、理想の音に近づいているかをしっかり自分の耳でチェックしながら音を出すことで、ロングトーンの練習が、より効果のあるものになります♪
 

yukiha
いろんなことに注意しながら練習しないといけないんですね!

 
 
 

おススメのロングトーン

ロングトーンの練習法はいろいろなものがあり、音階で順番に上がっていくもの、クレッシェンド、デクレシェンドがついているもの、バンドで決まっているやり方など、それぞれに合ったやり方で練習すると良いと思います。
 
 
今回は、クラリネットならではのロングトーンを一つご紹介します!
↓↓こちらは、クラリネットのレジスターキー(裏側のキー)を使ったロングトーンです。

レジスターキーのロングトーンの楽譜はコチラ
 
 
このロングトーンは、まず低い音をしっかり吹き、レジスターキーを押しても最初の音の響きの中で音を鳴らします。
この時に、口の形や息の方向が変わってしまわないように注意します。
 
 
そして、上がった音からさらに半音上に上がります。
この時に、先ほど注意してつくった良い音の響きを、半音上がってもそのまま維持できるようにすることが大切です。
 
 
全ての音で同じようできると、このロングトーンの練習でつくった良い音が、曲を演奏するときにも使えるようになります♪
 
 
 

まとめ

ロングトーンの練習は、どうしても面白くなかったりして、適当になってしまいがちですが、目的をもって練習すると、とても良い効果が得られると思います☆
是非、それぞれのロングトーン練習で、良い音をつくり上げてください(^▽^)♪
 
 
 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

目次