海外留学するメリットデメリットって?4年間のフランス留学経験から
世界中を簡単に行き来できるようになり、海外との関わりも大切になった今、海外留学を考えている方も多いのではないでしょうか?
留学するかしないかというのはとても大きな違いなので、事前にしっかり情報を集めてから決めたいですよね!
ということで今回は、フランスに4年間留学していたわたしが思う、海外留学するメリットデメリットをあげてみたいと思います!
海外留学の目的を考える
海外留学は、あらかじめ留学する目的を考えることが、とても大切です。
「留学っていう響きがなんだかかっこいいし、憧れるから!」なんていう軽い理由で留学してしまうと、後で後悔することになりかねません。
まずは、どうしても海外留学がしたい!と思う、留学する目的を考えてみましょう。
例えば、
- その国の生きた言語を学びたい
- 国の文化を肌で感じたい
- 習いたい先生が海外にいる
- 海外生活をして、視野を広げたい
目的は何でも良いのですが、海外でしか学べないこと、できないことがあるのなら、是非留学することをオススメします!
ちなみにわたしは、フランスの音楽をフランス人の先生から学ぶためにフランス留学をしました♪
メリットもデメリットもある
海外留学というのは、もちろん何かしら得るものはあるかもしれませんが、誰でも留学しておけば良い、しないといけないなんていうものでもありません。
中には、留学せずに日本にいた方が上手くいっていたという人もいます。
海外留学にはメリットとデメリットがあるので、あらかじめよく確認しておくことが大切です!
海外留学を実際に経験してみてわたしが感じた、メリットデメリットを5つずつあげてみます。
留学するメリット
視野が広がる
海外留学をすると、日本での生活から大きく環境が変わるので、視野が広がります。
色んな人や文化に触れることで、今まで当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなり、これまで自分の見ていた景色は世界のほんの一部分だけだったんだと感じると思います。
視野が広がることで、たくさんの新しい発見があったり、色んな人を思いやる気持ちが出てきたり、自分にプラスになることがたくさんありました!
日本では学べないことを学ぶことができる
海外発祥のものをその国で学んだり、海外にいる優秀な先生に直接学んだりすることで、自分が高めたいと思っている知識や技術をさらに向上させることができます。
その道の世界トップレベルを間近で感じることは、とても大きな財産になるはずです。
そして、世界中から集まった、自分と同じように学ぶ仲間にも出会うことができます。
向上心の高い仲間たちと一緒に、色んなことを考えたり、日々切磋琢磨することで、周りからたくさんの刺激を受けることができるんです✩
外国人の友達ができる
海外留学中には、外国人の友達ができます。
日本にいるときとは、全く違う人間関係が出来上がり、友達と楽しく過ごしている間に、言葉や文化も自然と学ぶことができる!
留学中に出会った友達は、留学期間が終わった後も、ずっと大切な存在です♪
文化の違いを感じられる
海外の文化は、日本とは全く違うもの!
やっぱり、文化の違いはその国で暮らしてみないとわからないことが多いです。
その国に降り立った瞬間に感じ取れるものもあれば、ある程度の期間暮らしてみて、色んな人と関わってみて初めて、感じるものもあります。
わたしは国際結婚をしていますが、結婚して数年が経っても、まだまだ外国人との文化の違いに驚くことはたくさんあります。
そして、海外の文化を感じることで、日本は他の国と比べてどんな国なのか、どんな良いところ、悪いところがあるのかを考えるきっかけになります。
客観的に日本を見ることができたからこそ、日本の良さに改めて気づくこともでき、自分の国がさらに好きなる人も多いのではないでしょうか?
外国語を使う仕事に有利
将来、外国語を使って日本で仕事をしたい人や、海外で仕事をしたい人にとっては、海外留学経験は生きてくると思います。
ただ文章で伝えるだけなら、辞書を引けば出てきますが、細かいイントネーションだったり、流行だったり、その国の文化など、いろんなことを含めて相手に伝えるためには、海外で実際に暮らした経験がとても役に立ちます。
外国人のいる職場なら、文化の違いを理解し合うこともできるようになります。
海外で仕事をするためには、相当な語学力が必要となりますが、それができたらすごくかっこいいですよね!
留学するデメリット
お金がかかる
海外留学は、やっぱりお金がかかります。
飛行機代はもちろん、生活費や学費など、細々としたものを支払っていくと、どんどん金額が上がっていってしまい、気がついたら大変な金額になっていたなんてことも、、
留学してからお金が足りないなんてことにならないように、留学前にあらかじめ、ある程度お金を貯めておくことが大切です。
留学先でアルバイトをして生活費を稼ぐこともできるので、留学にかかる費用全てを留学前に用意しなくてはいけないわけではないです。
わたしも留学先で、日本食レストランやベビーシッターなどのアルバイトをしながら生活費の足しにしていました。
言葉がなかなか通じない
海外生活をする上で一番大変なのは、やっぱり言語ではないでしょうか?
その国で使われている言葉が話せないと、相手の言っていることが理解できず、自分が言いたいことも伝えることができません。
せっかく勉強したいことがあっても、言葉がわからなければ、先生の言いたいことを理解できず、せっかくの留学も無駄になってしまいます。
ですが、言語を習得するのはすごく難しい!
簡単に身につくものでもなく、時間もかかるので、留学前からしっかり勉強しておく必要があります。
留学中も語学学校などに通ったり、友達と会話したりして、語学は常に勉強することになると思います!
家族や友達と会えない
留学中は、日本にいる家族や友達など、大切な人たちに会うことができなくなります。
日本にいるときは、当たり前のように周りと楽しく会話していたのが、特に留学したてのころは、知らない人たちばかりだったり、言葉も上手く通じなかったりして、孤独な思いをすることもあるかと思います。
慣れない海外での生活にストレスを感じたり、中にはホームシックになって帰国してしまう人もいます。
ご飯が口に合わないことも
それまでは、当たり前のように毎日日本食を食べていたのが、留学中はその国の食べ物を中心に食べることになります。
食べ物の違いは思ったより大変!
最初は珍しくて美味しく食べていても、それが毎日となるとなかなか体が受け付けてくれず、すぐに日本食が恋しくなることが多いです。
食べ物の違いがストレスになったり、高い日本食を買うことになる可能性があることも、あらかじめ頭に入れておくと良いと思います。
帰国後に仕事があるとは限らない
留学すれば、帰ってきてから良い仕事に就けると思われがちですが、実際は全然そんなことはありません。
留学経験は資格ではないので、残念ながら留学経験が優遇される会社なんて、ほんの一握り。
留学経験を活かして働ける職場もそんなにないのが現実です。
将来どうなるかはわからないけれど、それでも時間とお金を使って海外留学をするのかどうかは、よく考えておいた方が良いですね。
わたしの体験談
わたしは4年間フランスに留学し、2校の音楽院に通って、フランス人の先生からクラリネットを学びました。
学校の授業がない時間は、家で楽器の練習をしたり、語学学校に通ってフランス語を学んだり、生活費を賄うために日本食レストランでアルバイトをしたりもしました。
そんな経験をして思うことは、留学経験はわたしにとって一生の宝物!
留学当初は、知らない土地で、言葉もわからなければ、知り合いもほとんどいない中で、毎日のように困ったことだらけで、暮らしていくのが精一杯という感じでした。
それでも、周りの人に助けてもらいながら、日々新しいことをたくさん学んでいくうちに、毎日が新鮮で楽しくて、留学していなかったら見えていなかった景色がたくさん見えるようになりました。
同じ音楽を学ぶ仲間のレベルはものすごく高くて、刺激を受けつつも、自分には到底届かない技術の高さに落ち込むこともありました。
でもそんな世界のレベルをしれたからこそ、もっと技術を磨きたいなと思ったり、「他の人にはない自分を自分らしさ」を大切にしなければいけないと思うようにもなりました。
帰国後は、教わったフランス音楽を演奏したり、レッスンで伝えたりして、仕事に生かしています。
まとめ
海外留学は、メリットデメリットがあるので、よく考えてから決めることが大切です。
わたしの場合は、留学して本当に良かったと思っているので、もしこれから海外留学をされる方にも、たくさんの学びと発見のある素敵な時間を過ごせることを願っております!