フランス音楽留学にかかる費用って?
海外留学してみたい!と思っている方にとって、留学費用は気になるところではないでしょうか?
海外生活は日本での生活とは全く違うし、物価やレートにも影響されます。
ということで今回は、わたしがフランスに音楽留学してみて、どのくらいのお金がかかっていたのかをまとめてみました!
※1ユーロは約120〜140円です。
生活費
家賃
845ユーロ/月(住宅補助アロカシオンで毎月210ユーロが返ってきました)
わたしが今住んでいるところは、同じ楽器をやっていた知り合いの方から引き継がせていただいているのですが、大きい駅から徒歩1分ほどのとても便利な場所にありながら、広くて楽器を練習できるとても良いところなので、少し家賃は高めになっています。
パリの家賃は、学生が1人暮らしするなら500~1000ユーロくらいだと思います。
数人でシェアできる家も多く、そういうところは家賃がもっとお安くすみます。
そして、音楽留学する人が家を決める上で一番気になるのは、やっぱり音を出せるかどうかではないでしょうか?
フランスの場合、音を出しても良い部屋、ダメな部屋というのは特に決まっておらず、音を出してみて苦情がこなければOK。
今まで音を出しても何も苦情が来なかった部屋でも、ご近所さんが変わったら苦情がきてしまい、今までは良かったのに~なんてこともあるようです。
家探しは大変ですが、知り合いづてに、ovni(オヴニー)や jimomo(ジモモ)の掲示板などでも日本語で色々出ているので見てみると候補が増えると思います。
フランスにも、社会保障制度のようなものがありアロカシオン(Allocation)と言われます。
これは、家によって受けられるところと受けられないところがあり、収入や家賃によってもらえる値段は変わってきます。
ワーキングホリデービザだともらうことはできず、学生で収入が4800€以下の人がもらうことができます。
EDF(電気代)
20~40ユーロ/2ヶ月
2ヶ月ごとに請求がきます。
EDFが家賃に含まれている家もあります。
家のwifi
36.99ユーロ/月
ネットの会社はいろいろありますが、うちの建物全体がOrangeと契約していたため、わたしもOrangeと契約していました。
wifiを設置するために、業者さんの予約を取って家に工事に来てもらったり、解約の時はボックスを送らなくてはいけなかったりと面倒なこともありましたが、家でネットを使いたいだけ使えるのはとても便利でした。
携帯(電話、SMSのみ)
16.99ユーロ/月
携帯の契約の仕方は本当に人によってさまざま。たくさんのプランがあります。
フランスのメジャーな携帯会社は、FreeかOrangeです。
★Free
Freeは安いので契約している人も多い!
ただ、契約者数が多い分、契約内容を変更したり、問題を相談したりするために直接話をするのは大変、、
パリにFreeの店は1件しかないので、いつも朝から行列ができています。
★Orange
Orangeはパリに店舗が何軒もあり、やりとりはスムーズで安心ですが、お値段は少し高くなっています。
わたしの場合、wifiと同様に携帯もOrangeで契約していて、5Gまで使えるプランにしていました。
動画などは家のWifiで見ていたので、わたしはそれで十分でした。
食費
100~200ユーロ/月
(週4で夜はバイト先のまかないを食べていました)
食費はわたしの場合、バイト先で夜ご飯を食べることも多いのであまりかからなかった方だと思います。
フランスは、ものによってかかる税金の割合が違うのですが、作ってある食べ物だと税金が高くて、材料だけだと安いです。
バゲットやパスタなどもおいしいですが、日本人なので日本食が食べたくなることもあります。
お高いですが、日本食屋さんで食材を買うことができます。
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学費
私立 3000~4000ユーロくらい/年
その他 200~1500ユーロくらい/年
フランスの音楽院の学費は日本より何倍も安い!!
フランスの音楽院(Conservatoire)はCNSM(国立高等音楽院)、CRR(地方音楽院)、CRD(県立音楽院)、エコールノルマルなどの私立音楽院があって、学校によって学費は違うし、親の収入によっても、住んでいる場所によっても違ってきます。
わたしの通っているムードン音楽院は、1年目250ユーロ弱、2年目600ユーロ弱、3年目950ユーロと、年々値上がりしました。
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交通費
37.6ユーロ/月(バイト先から半額出してもらっています)
わたしは年間のNAVIGOを月払いしていて、月75.2ユーロ口座から引かれます。
バイト先が半額支給してくれるので、本来の半分の値段でパリのゾーン5までは電車、バス、トラムなど乗り放題です。
ちなみに26歳まではimagine Rという学生定期のようなものがあって、これを買えば1年間350ユーロでゾーン1~5が乗り放題です。
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保険
住宅保険
10ユーロ/月
わたしはLCL銀行で口座を開いたので、住宅保険もLCL銀行で加入しました。保険は色々な種類があるので、自分の好きなところで入ったら良いと思います。
健康保険
200~300ユーロ/年
健康保険は、最初の3ヶ月は日本で海外保険に入ってテスト生ビザのカバーをしていましたが、その後はフランスのものに加入しました。
保険はフランスで入るほうが断然安い!!
フランス語
フランス語をフランスで習うなら、個人レッスンか語学学校に通うかが一般的かと思います。
どちらが良いかは人それぞれ。
★個人レッスン
デメリット→同じようにフランス語を勉強する友達ができにくい。値段が高い。
★語学学校
デメリット→クラスのレベルについていけなくなったり、簡単すぎたりすることも。少しでも休んでしまうとわからなくなってしまう。
わたしの場合、、
フランスに来てすぐ、日本語が話せるフランス人の先生に個人レッスンを受けていました。
→1レッスン1時間20ユーロ
1年目の4ヶ月間は週20時間の語学学校に通っていました。
→月200~250ユーロくらい
2年目は1年間、週1回1時間半の語学学校の授業に登録しました。
→1年で175ユーロ
4年目はパリ市民講座の週一回の会話の授業に参加していました。
→4ヶ月で100ユーロ
楽器にかかるお金
楽器、備品
楽器→日本より安い
楽譜→日本よりも安いものが多い
リード→日本より少し高い
楽譜屋さんや楽器屋さんでは、学割で安くしてくれるところも多いので、レジで学生であることを伝えると良いです!
コンサートのチケット
フランスのコンサートのチケットは安い!
パリ管を聴くのも上手く買えば10ユーロで買えるし、オペラを観るにも立ち見なら5ユーロで見れちゃいます。
楽器の修理、調整
日本より修理代が高い店もあるし、そのお店で楽器を買ったら修理はいつでも無料!なんてお店もあります。
音楽講習会
ヨーロッパでは、たくさんの音楽講習会が開かれています。
参加すれば、1週間や2週間などの期間で習いたい先生にレッスンしてもらうことができます。
費用はそれぞれ違いますが、大体1期間1000ユーロくらいです。
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飛行機代
これはもう、チケットを買う時期やクラスによって全く違いますが、大体10万円くらい。
飛行機の会社や予約のタイミング、乗る時期などによって値段は大きく変化するのでよく考えながら買わないとですよね。
まとめ
フランスは日本より物価が高いので、どうしても家賃や食費などの生活費は高くなってしまいますが、教育にはお金がかからないようになっているので、学費はとにかく安いです!
上手くやりくりすれば、そんなにお金がかからないで留学できるかも??