クラリネットのコルクグリスを比較!スライドグリスとの違いも解説
クラリネットの組み立てをスムーズにしてくれるのが「コルクグリス」!
クラリネットのお手入れ用品の中でも、使う頻度の高い必需品です。
コルクグリスはいくつかのタイプがあり、それぞれに特徴があって、自分の好みのものを選んで使うことができます♪
全てのタイプを使った経験があるわたしが、3種類のタイプのコルクグリスを比較してみたいと思います!
コルクグリスとは
コルクグリスは、クラリネットのジョイント部分についている「コルク」という部分に塗ることで、滑りを良くして楽器を組み立てやすくしてくれるものです。
クラリネットに使えるコルクグリスは3種類あります。
- スティックタイプ
- クリームタイプ
- スライド&コルクグリス
↓↓コルクグリスの使い方を知りたい方はこちらの記事をご覧ください♪
コルクグリスとスライドグリスの違い
「コルクグリス」に似たもので「スライドグリス」というものがあります。
コルクグリスは、クラリネットやサックスについている「コルク」に塗って滑りを良くするために使います。
スライドグリスは、金管楽器の抜き差しする管の気密性を保つためと、錆を防止するために使います。
3タイプのコルクグリス
わたしが実際に使って感じた、メリットデメリットも交えながら、3タイプのコルクグリスをご紹介します!
1.スティックタイプ
スティックタイプのコルクグリスの一番良いところは、手が汚れないこと!
そのままコルクに塗り付けて使えるので、組み立てに時間もかけずにささっと塗ることができます。
細くてスリムなので、楽器ケースの隙間に入れやすいのも魅力的です☆
“リップクリームを塗るときと同じような感じなので、初心者さんも使いやすいです♪
注意したいことは、コルクにグリスの塊がついてしまうことがあり、それが重なると、ジョイント部分に汚れが溜まってしまいます。
そうならないように、グリスをつけ過ぎたら拭き取っておくようにしましょう。
さらに、夏など暑い日にはグリスが溶けてしまうこともあるので、なるべく日の当たらない涼しいところで保管することも大切です♪
- 手が汚れない
- キャップの開け閉めが楽
- 楽器ケースに収納しやすい
- 溶けると大変
- 残りの量がわかりにくい
- 出し過ぎると元に戻らなくなることも
↓↓ スティックタイプはこんなかわいいものもあります♪
2.クリームタイプ
クリームタイプのコルクグリスは、指につけて塗るので指は汚れてしまいますが、その分薄く伸ばしたりして細かいところまで自由に塗ることができます。
塊にならず、元々入っている量も多いので長持ちするのも、クリームタイプの良いところ!
クリームタイプを1個使い切る間に、スティックタイプを使っている人が何本も買い替えているなんていうことも!
ただ、素早く塗るという点ではスティクタイプの方が優っているので、ふたの開け閉めが面倒だったり、指をきれいにする手間などはあります。
- 割りと長持ちする
- グリスの塊を作らずに塗れる
- 残りの量を目で確認できる
- 手が汚れる
- 楽器ケースに入れにくい
- 蓋の開け閉めが面倒
3.スライド&コルクグリス
スライド&コルクグリスは、金管楽器のためのスライドグリスとしても、木管楽器のためのコルクグリスとしても両方に使えるちょっと特殊なもの!
こちら、めちゃくちゃ長持ちします!
ただ、匂いがきつかったり、ベタつきが強いので、それが気に入らなければやめておいたほうが良いですね。
わたしは、大学生以降ずっとスライド&コルクグリスを使っています!
- 一個で数年使えちゃうくらい長持ちする
- 少量塗るだけで滑りがすごく良くなる
- キャップは回さなくていい
- 独特の匂いがする
- 手につけるとベタベタする
- 収納しづらい
自分の好きなものを使おう!
スティックタイプ、クリームタイプ、スライド&コルクグリス、それぞれにメリットデメリットがあるので、どれが良いというのはありません。
つけやすさ、持ち運びのしやすさ、内容量など、色々な面を考えながら選ぶと良いと思います。
楽器を購入するとついてくることも多いですが、まだ持っていない方はまずは1つ購入して、使い心地を感じてみましょう☆
↓↓クラリネットのお手入れセットにもコルクグリスが入っています!