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アンサンブルで音を合わせよう!クラリネットの合図の出し方を解説


 
クラリネットを誰かと一緒に演奏するとき、出だしがバラバラになってしまうとカッコ悪いので、みんなで息をぴったり合わせて一緒に音を出し始めたいですよね?


演奏前のシーンとした中で「せーのっ」と言うわけにもいかないので、クラリネットを使って一人がみんなに「合図」を出します!
 
 
合図の出し方は、人それぞれ違っても良いのですが、なかなか上手く合図を出せなくで悩んでしまう方もいらっしゃいます。

ということで、一般的なクラリネットの合図の出し方を解説してみたいと思います♪ 

この記事はこんな方におすすめ
  • 合図の出し方に不安がある方
  • 出だしの音が合わなくて困っている方
  • アンサンブルで音をぴったり合わせたい方
目次

合図を出すって?

アンサンブルなどで、みんなで同時に音を出したいとき、誰かが指揮者の代わりになって合図を送らなくてはいけません。

指揮者なら、指揮棒を振って音を出すタイミングを示しますが、アンサンブルの場合、楽器を使って合図を出します

合図を出す本人も一緒に音を出すことになるので、これが結構難しいのです。

誰が合図を出すの?

合図を出すのは、基本はメロディーを演奏する人です。

メロディーを演奏する人が複数人いる場合は、その中でも一番右側にいる人です。

例えばクラリネットアンサンブルなら、1stクラリネットだったり、Esクラリネットだったりと、音を出す人の中で一番右側にいて、高い音を担当している人が基本です。

もちろん場合によっては、それ以外の人が合図を出すこともあるのですが、「ここはこの人が合図を出す」というのをあらかじめ決めておくことが大切です!

まずはテンポを確認


合図を出すときに大事なことは、演奏する前から自分の中でしっかりとテンポを感じられているか
 
自分の中で、どんなテンポで演奏するのかが定まっていない状態でみんなに合図を出したとしても、どんなテンポで始まるのかがわからず、みんなが不安になってしまい、出だしもわかりづらくなってしまいます。
 
 
なので、まずは自分の心の中で、これから演奏する曲を歌いながらカウントしてみましょう!
 
4拍子なら「1・2・3・4・1・2・3・4…」と、一定のテンポを心の中で刻めるようになるまでやります。
 

yukiha
特に本番は、緊張してどうしてもテンポが速くなりがちですが、合図を出す人が落ち着いてテンポを決めることが大事になってきます!

 
簡単なことのように思えますが、意外とクラリネットを持つとこれができていない方も多いので、まず最初にしっかり自分のなかでテンポを決ておきましょう!

楽器の動かし方


クラリネットの合図は、基本はベルを動かして合図を出します。
 
ベルを「下げる→上げる→下げる」という動きをすることが多いです。
 
例えば4拍子の曲なら、「3・4」のところで、「さんハイ!」とか「せーの!」と言うように、楽器を動かします。

そしてそのときに、ベルの動きに合わせてブレス(呼吸)も一緒にすることが大切です!
 

・ベルを下げたときに息を吐く

・ベルを上げながら息を吸う

・ベルを元の位置に戻して音を出す

ざっくりと、こんな流れになります!
 

yukiha
ベルだけを動かすというよりは、体も一緒に少し動かしてあげると良いと思います!

合図をするときに気をつけたいコト


合図の出し方を説明してみましたが、合図を出そうとすると、どうしてもベルの動きだけを気にしてしまってなかなか上手くいかないことがあります。
 
合図を出すときに本当に大切なことは、「ブレス」です!
 
 
もし周りの人たちが、「合図がわかりにくくて入れない」と言うのなら、ベルの動きではなく、ブレスの仕方に問題がないかを確認してみてください。
 
周りの人は、動きだけでなく、無意識のうちに合図を出す人の呼吸を感じています。
 
 
なので、ベルの動きはほんの少しで大丈夫なので、自分が演奏したいテンポを周りの人が感じ取れるようなブレスをしながら合図を送ってあげると喜ばれると思います♪
 

yukiha
よく学生さんのアンサンブルなどで、合図のときにベルをものすごく大げさに動かしているところを見かけるのですが、あまりたくさん動かし過ぎると、吹く瞬間に良いアンブシュア(口の形)が作れないこともあるので注意しましょう!

アイコンタクトをしてみよう!


演奏する前に是非やってほしいことは、「アイコンタクト」!
 
これから一緒に演奏する人と目を合わせることで、お互いに意思疎通することができ、安心するし、出だしも合いやすいです。
 
 
そのために、演奏するときは、お互いが目を合わせられる位置にいることも大切です。
 
みんなとアイコンタクトをして、「さぁ、いくよ!」と心の中で掛け声をかけてから演奏を始めてみましょう!

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まとめ

クラリネットで合図を出すのは、ちょっとドキドキしてしまうこともあるかもしれませんが、一緒に演奏する人たちは、きっとあなたの呼吸やちょっとした動きを感じて音を出してくれるはず!
 
固くならずにリラックスして、周りの人たちを信用しながら、みんなで一緒に良いアンサンブルを作っていきましょう♪
 
 

 

クラリネット教則本 大橋幸夫 著 (全音吹奏楽器教本 3)

 
 

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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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