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サティが生まれた家へ~オンフルールの素敵な港を見ながら

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オンフルールは、フランスのノルマンディー地方にある港町です。
 
観光地としても人気なこの素敵な町で生まれた作曲家といえば、、
 
 
 
エリック・サティ!!
 
 
 
サティは「音楽界の異端児」とも言われとても変わった人でしたが、自由な作風で数々の名曲を生み出しました。
 
後にドビュッシーやラヴェルなど印象主義の作曲家に影響を与えることになる、この偉大な作曲家が生まれた家を訪れてきました。

 
 
 
わたしがここを訪れたのは2016年。
 
この年はサティ生誕150周年だったのです!
 
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こんなに派手にお家が飾りつけられていました。
 
 
 

反対側には傘をさしたサティ。

サティは傘のコレクターで、100本近く持っていたそうです。
 
 
 
中は博物館になっていて、チケットを買って入場します。

オーディオガイドをもらえて、サティの音楽を聴きながら見学できます。
 
 
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入ってすぐにあるのはサティの象徴でもある大きな梨。
 
 
サティは、当時ドビュッシーに「形式にこだわった作品を書きなさい」と忠告を受け、あの有名な《梨の形をした3つの小品》を書きました。
 
この「梨」には「まぬけ、うすのろ」という意味もあり、ドビュッシーに対して裏に皮肉の意味もこめて作ったそうです。
 
 
 
壁には、有名な作曲家たちがサティについて言った言葉が書いてあります。
 
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「サティは今の時代で道に迷った、中世の音楽家である。」ドビュッシー
「現代作曲家の3つのSはストラヴィンスキー、シェーンベルク、サティだ。」ミヨー
 
 
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「彼は賢い人だった。賢くて、わざと優しくしない。」ストラヴィンスキー
 
 
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「Esoterik Satie(一般人には理解できないサティ)」アルフォンス・アレ
 
 
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「サティが正しいかどうかは大事ではなくて、サティは不可欠な人だ。」ジョン・ケージ
「サティは、それぞれが自由に跡をつけられる真っ白な道を示した。」ジャン・コクトー
 
 
 
上へ上るとサティの部屋が。
 
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壁にはたくさんの絵が書かれ、仕掛けもたくさんありました。
 
 
サティの言葉。
 
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「部屋に机が13、ピアノが5台あるのは、同じパイプをいつも吸うと良くないように、いつも同じものを使うことは健康に悪く意味がないからだ。」サティ
 
 
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一番上の白い部屋に白いピアノが置いてあります。
自動演奏で音楽が流れます。
 
 
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こんなものが貼ってありました。
フルート→恐怖
ティンパニ→幻
アコーディオン→制圧
コントラバス→不安
 
何を意味しているんだろう?
 
 
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自転車みたいにこいで動かすメリーゴーランドみたいなやつ。
 
 
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鍵盤を押すと、ボールが動く。
 
 
 
どれも不思議なものばかりで、理解できない世界。
 
当時サティがおかしな人なんて言われていた理由がわかった気がします。
 
でも、だからこそ誰にも真似できないような素敵な音楽を作り上げることができたんだろうなあ。
 
 
この家を訪ねてから、もっとサティのことが知りたくなってしまいました(*’U`*)
>>パリの郊外にある、サティが住んでいたアルクイユの家も訪ねてきました!
 
 
 

 
 

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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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