ロンドンのヘンデル博物館
バロック音楽の重要な作曲家ヘンデル。
彼はドイツで生まれ、イギリスに帰化し亡くなるまでロンドンで暮らしました。
そんな彼が住んでいた家が、博物館としてロンドンに残っているんです♪
こちらがその博物館で、ヘンデルが住んでいた家です。
家の表にはプレートがありますが、入るのは裏側の入口からになっています。
ヘンデルは1723年から亡くなる1759年までの間、ここに住んでいました。
ここで『水上の音楽』、『メサイア』などの名曲が誕生したのです。
この博物館はHandel & Hendrix in London(ヘンデル&ヘンドリックス博物館)といいい、18世紀の大作曲家ヘンデルが住んでいた家の隣に、後にアメリカのギタリスト、ジミ・ヘンドリクスも住むことになります。
時代を超えて、こんなに近くに2人の偉大なミュージシャンが暮らしていたのですね。
ヘンデルの家とジミ・ヘンドリクスの家、両方を見学することもできるのですが、時間がなかったのでこの時はヘンデルの家のみを見学しました。
日本語の解説をもらえるので安心!
まずはオペラに関しての部屋があります。
ヘンデルはオペラをたくさん書き、この時代のオペラを盛り上げました。
しかしオペラは最初のうちのみで、1741年の作品を最後に、その後はオラトリオを書くようになります。
そして音楽の部屋へ。
壁には、大きなヘンデルの肖像画を始め、彼に深く関わった人々の肖像画がが掛けられています。
ヘンデルはオペラとオラトリオのシーズン開始前に、この部屋に出演者を集めて、少人数の友人やパトロンを招待し、リハーサルをさせました。
彼はドイツ語、イタリア語、フランス語、英語が喋れたそうで、リハーサルではさまざまな国の言葉が使われたのだそうです。
この部屋では現在も、ヘンデルがやっていたように定期的にバロックのコンサートを行っているそうです。
最後は寝室へ。
こちらがヘンデルが寝ていたベッドなのですが、大人が寝るには小さすぎる!
これはなぜかというと、ヘンデルは座って寝ていたから。
18世紀の人々は消化に良いと信じて座って寝ており、特にヘンデルは美食家で大食漢であったので、医師からそうするよう勧められていたのだそうです。
生涯独身で一人でいることが好きだったヘンデルにとって、寝室は引きこもるための大事な場所で、この部屋で入浴をしたり用を足したりもしていました。
ヘンデルはこの家を、作曲活動、リハーサル、演奏活動、教えることに使っていて、音楽活動で大忙しな生活を送っていました。
見学をしていると、博物館の人が声を掛けてくれて、質問はないかと聞いてくれました。
いろいろな話を聞かせてくれるので、質問を用意していくと良いかもです!
ヘンデルが生活していたころを感じることができるこの博物館。
興味がある方は是非行ってみてください(* ´ ▽ ` *)
Handel & Hendrix in London