ショパンも訪れた!パリのロマン主義博物館へ
パリ9区にあるロマン主義博物館(Musée de la Vie romantique)。
ここは元々19世紀の画家アリィ・シェフェールの邸宅で、当時はロマン主義の芸術家たちがサロンとして訪れていました。
ここを訪れていたロマン主義の芸術家というのは、詩人、小説家のヴィクトル・ユーゴー、画家ドラクロワ、作家のジョルジュ・サンド、音楽家ショパン、ロッシーニ、リストなどというとっても豪華なメンバー。
そんな、音楽家ともゆかりがあるこの場所を訪れてきました。
こちらが入口です。
入口から中に入ったら、まず警備員さんの荷物チェックを受けて、チケットをもらうように言われるので左の建物へ。
この博物館は無料で見学することができるので、受付で0ユーロのチケットをもらいます。
そのまま進むと、アトリエとして使われていた部屋があります。
ここには、たくさんの絵画や彫刻が展示されていました。
その中にあったのが、イタリア人作曲家ロッシーニの胸像!!
彼はパリのイタリア座の音楽監督であり、ここを訪れていたうちの一人でした。
さて、外に出ると緑のかわいいお家があります。
ここが博物館です。
中には特に、アリィ・シェフェールと親交が深かったジョルジュ・サンドのゆかりの品が多く展示されていて、左にの丸い額に収められているのが彼女の肖像画です。
作家であった彼女ですが、小さいころからデッサンや水彩画にも親しんでいて、ここにはその作品がいくつか飾られていました。
そして何といっても、この博物館の見どころはやっぱりこれじゃないでしょうか?
左側にあるのがジョルジュ・サンドの右手、右にあるのがショパンの左手の石膏!!
ピアニストだったショパンですが、彼の手は細くて小さいのです。
わたしの手の大きさとほとんど変わらないくらいの大きさ!
繊細でナイーブな青年ショパンがパリのサロンで出会った、男装をしている変わった女性ジョルジュ・サンド。
最初は彼女に対して不快感を持っていたショパンですが、だんだんと彼女に惹かれていき、2人は恋人同士に。
しかしジョルジュ・サンドは、当時モテモテで恋愛遍歴をもっていたので、ショパンとの関係はいろんな男を怒らせることに、、
そこから逃げるために、2人はマヨルカ島へ移り住むのでした。
その後パリに戻ってきてから2人は別れてしまうのですが、ジョルジュ・サンドとショパンとの間にはこんなドラマのようなお話があったのでした。
この博物館の横には4~10月限定の庭園カフェがあって、花がたくさん咲いた素敵なお庭で一服することができます。
わたしが行ったときは、シーズンオフだったので、バラがこれだけしか咲いていなくて残念、、
当時のことを色々知ることができる博物館なので、是非行ってみてください(*^_^*)