ドレスデンの中心で音楽家ゆかりの地を巡る
ドイツのドレスデン(Dresden)はライプツィヒの西、チェコとの国境近くにある街です。
第二次世界大戦のときにこの街は破壊されてしまいましたが、その後しっかりと修復され、現在では観光地としても人気の高いにぎやかな街になっています。
さらに、ドレスデンは17世紀のドイツ音楽の中心地のひとつで、モーツァルトもこの街で作品の初演を行いました。
さあ、そんなドレスデンで、音楽家ゆかりの地をまわってみたいと思います。
ライプツィヒからドレスデンへ
ライプツィヒから出発します。
7:30の電車に乗って1時間半ほどでドレスデンに到着。
切符は31ユーロでした。
こちらがドレスデン駅!
音楽家ゆかりの地を巡る
まず向かったのはドレスデンフィルハーモニーの本拠地であるDIE HERKULESKEULEというコンサートホール。
こんな近代的な建物です。
ここでたくさんのコンサートが開かれています♪
そしてそのすぐそばで見つけたのが、ショパンのプレート!
ショパンはドレスデンに全部で4回滞在しています。
そのうちの1回がここホテル・シュタット・ゴータ(Hotel Stadt Gotha)でした。
そのホテルは1945年、ドレスデン爆撃によって破壊されましたが、その後再建されて今のホテルに生まれ変わったのです。
ここに滞在中の25歳だったショパンは16歳のマリアに恋をし、ショパンはパリに出発する前に彼女のために『別れのワルツ(Op.69-1)』を作曲してマリアに献呈したのでした。
そのまま進むと、ドレスデン城が建っています。
お城はこの裏にもだまだ続いていて、写真には収まりきらないでかさ、、
本当に大きくて立派なお城でした。
ドレスデン国立歌劇場
駅から20分くらい歩いて、ようやくこの街で一番メインのドレスデン国立歌劇場(ゼンパー・オーパー)に到着。
こちらがそのドレスデン国立歌劇場!
ワーグナーはこの歌劇場で1843~1849年に指揮者を務めていて、『リエンツィ』や『タンホイザー』という名曲をここで初演しました。
今のこの建物は再建築されたもので、以前の形は1869年に焼失してしまったのでした。
このオペラ座のオーケストラであるシュターツカペレ・ドレスデン(ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)は最古のオーケストラなんです!
劇場のすぐ隣には川が流れています。
偉大な音楽家たちも、こんな景色を見ていたのかなあ。
そして劇場の裏には公園のようなところがあって、素敵な散歩道になっていました。
ここで見つけたのが、シューマンの像。
シューマンはドレスデン歌劇場の指揮者をしていたワーグナーと出会いましたが、二人の関係は冷ややかなものだったのだそうです。
そしてシューマン像の近くにはこんなのもありました。
ワーグナーが住んだ場所
この公園のすぐそばに、ワーグナーが住んだことが書かれたプレートがあります。
これです!
国立歌劇場からすぐのところなので、仕事場にもすぐに行ける便利な場所だったんだろうなあ。
そしてさらに歩くこと約10分。
またしてもワーグナーのプレートに出会えました。
この立派な建物。
1847~1849年の間、ワーグナーはここに住んでいました。
こんな感じで、ドレスデンではワーグナーを始めとして、いろいろな音楽家たちが活躍した跡が色々残されていたので、お散歩がてら巡ってみると作曲家たちがさらに近く感じられると思います!
↓↓ さて次は、ドレスデン郊外にあるローエングリンハウスとウェーバー博物館に向かいます♪
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