ドレスデン郊外、ローエングリンハウスとウェーバー博物館への行き方
ワーグナーが『ローエングリン』を書いた「ローエングリンハウス」と、ウェーバーが住んでいた「ウェーバー博物館」へ行ってきました。
ローエングリンハウスとウェーバー博物館はドレスデンの郊外にあるので、街の中心からは距離がありますが、行く価値はあると思います!
その2カ所への行き方はいくつかあるようですが、わたしが実際に行った行き方、博物館の様子をご紹介したいと思います。
ドレスデンからローエングリンハウスへ
ドレスデン中心から少し離れた、こちらの場所へ向かいます。
わたしが出発したのは、ドレスデン中央駅。
まずは、駅前を走っているトラム10番に乗ります。
切符は駅にある券売機で買うことができ、1乗車2.4ユーロでした。
ホームは駅に近い側、Striesen Luidwig-Hartmann-Straße行きから乗ります。
30分ほどトラムに揺られてBlasewitz Schillerplatzという駅で降ります。
こんなところです。
そしてバスに乗り換え。
バスといってもトラムとほぼ同じ見た目で、タイヤなのかレールを走っているのかという違いくらい?
降りたホームと反対側のホームから、63番のPillniitz行きに乗り換えます。
そしてここから20分ほどでRathaus Pillnitzというバス停で降ります。
そして、降りた側のバス停で、83番のバスを待ちます。
(2019年2月現在)
この83番のバスは1時間に2本しかなく、目の前の牧場にいる馬たちを眺めながら待ちました。
そして83番のTschaikowskiplatz行きに乗れたら、 10分ほどで終点のTschaikowskiplatzに着き、ここで降ります。
これで到着!!
ワーグナー博物館を見学
降りたバス停のそばにある、お庭のようなところを通ってまっすぐ進むとワーグナー博物館があります。
こちらがワーグナー博物館です。
ローエングリンハウスへ行く前に、まずここでワーグナーの生涯を学びます。
中に入ると受付があるのでここでチケットを購入。
学生の値段で、ワーグナー博物館とローエングリンハウス合わせて3ユーロでした。
荷物を預けるロッカーが楽譜になってる♪
博物館の中はワーグナーの生涯について年代ごとにまとめてあって、とてもわかりやすくなっています。
ワーグナーに関わった人についても詳しく書かれていたり、
オペラの装置の説明があったりと、彼が実際に使ったものなどの展示があるわけではないのですが、ワーグナーについて良く知ることができる博物館でした。
ローエングリンハウス
ワーグナー博物館の見学が終わったら、道を挟んで向かいにあるローエングリンハウスへ向かいます。
ここがワーグナーが、オペラ『ローエングリン』を作曲した家!!
『ローエングリン』と言っても、クラシック音楽に詳しくないからわからない!という方もいらっしゃるかもしれませんが、このオペラの中の音楽『結婚行進曲』はとっても有名なので、一度は耳にしたことがあるという方が多いかと思います。
そんな名曲が書かれた場所がこの家なのです。
1846年5月15日から8月の初めまでは農家として使われていました。
中に入ったら、先程買ったチケットを見せて、荷物を預かってもらいます。
博物館の説明を一通り英語でしてくれた後、2階建てのお家を自由に見学することができます。
こちらが1階の部屋。
ここには、ワーグナーに関する展示品が置かれています。
1850年8月28日、ワイマールでフランツ・リストの指揮で『ローエングリン』が初演されたときのチラシもありました。
階段を上って2階へ行くと、ワーグナーの胸像が置かれています。
こちらがワーグナーと妻ミンナの部屋です。
ここで『ローエングリン』が作曲されたんですね。
この部屋にある家具はワーグナーが実際に使っていたものではありませんが、彼が住んでいた時にここを訪れたことのあったGustav Adolph Kietzという人がその時のことを思い出して、似たような家具を集め、この部屋が再現されました。
この時代のベッドってほんと小さいよなあ。
外に出ると、お庭はこんな感じで広い!
お庭の井戸の後ろには、ハンス・フォン・ビューローの生家跡のプレートが飾られていました。
ローエングリンハウスからウェーバー博物館へ
ローエングリンハウスの見学を終えたら、次はウェーバー博物館へと向かいます。
ワーグナーとウェーバーは交流があって、ウェーバーはワーグナーにとって憧れの存在であったのだそうです。
ウェーバー博物館があるのはここ。
降りた方と反対側のバス停から83番のバスPillnitz行きに乗ります。
(2019年2月現在)
10分程バスに揺られ、Pillnitz Leonardo-da-vinci-Straßeというところで降ります。
Pillnitz Leonardo-da-vinci-Straßeはこんなところ。
バス停から歩いて5分ほどのところに、ウェーバーが住んでいた家があり、博物館になっているのです。
この辺りはとっても田舎で、自然に囲まれてリラックスできるような場所でした。
ウェーバー博物館
ウェーバー博物館はこちら!
ウェーバーは1818~1819年と、1822~1824年の夏にこの家を借りていました。
ここで『魔弾の射手』『オイリアンテ』『舞踏への誘い』『オベロン』などの名曲を書いたのです。
ウェーバーが亡くなった後、彼のひ孫のによって整理され、1857年に博物館として公開されることとなりました。
そして1973~1976年に改装され、1995年からはドレスデンの博物館となりました。
中に入ると、マダムがお出迎えしてくれます。
見学料は学生が3ユーロ、一般は7ユーロでした。
支払ったら、マダムがドイツ語で一通り説明してくれ、英語の説明書きを貸してくれて、見学スタート!
こちらのお部屋には、ウェーバーに関するたくさんの資料が展示されています。
彼の楽譜や当時のコンサートのチラシ、手紙、日記など、その量の多さにびっくり!
ウェーバーが1798年、12歳の時に書いた『6つのフーガOp.1』の表紙。
左上にあるのが『魔弾の射手』のスコアの表紙、真ん中は1822年の『魔弾の射手』のプログラム。
こちらは1819年に書かれた『舞踏への勧誘』の手書き譜と、彼が実際に使っていた音叉です。
こちらは、ウェーバーのオペラ『オイリアンテ』の中でアドラールが歌う「Ich bau’auf Gott und meine Euryanth」のメロディーが書かれた、象牙でできた指揮棒です。
1824年3月31日にドレスデンで『オイリアンテ』が上演された時に、オーケストラのメンバーがウェーバーにプレゼントしました。
貴重な展示品はまだまだたくさんある上に、説明書はドイツ語で書かれていて、貸してくれた英語の説明は分厚くて全然読みきれなかったのが残念、、
もっともっとウェーバーについて知りたかったな。
なのでわたしはマダムにお願いして英語のパンフレットを購入しました。
4.5ユーロです。
ドレスデン時代を中心としたウェーバーの生涯が書かれていたり、展示品の一部が紹介されていたので、帰ってからじっくり読むことができました。
さて、こちらがウェーバーが作曲していた部屋。
ここで名曲たちが書かれたんだなあ。
そして、ここでウェーバーはサロンコンサートを開いていたんだそうです。
客席はお庭!!
「後ろの窓を開れば、コンサート会場に早変わりなのよ!」とマダムがテンション高めに言っていました笑
お庭はとっても広いので、お客さんは結構は入れそうですね。
ウェーバーはここに、ルイ・シュポアやヨハン・ネポムク・フンメルらを招待したのだそうです。
わたしが見学していると、マダムが話しかけてくれて色々教えてくれたのですがそれが全部ドイツ語、、笑
でも彼女はウェーバーについてものすごく詳しく、ドイツ語が全くわからないわたしにも熱心に伝えようとしてくれるとても良い方でした。
おかげでわたしもなんとなく理解することができたので、ここに来て本当に良かったなと思いました(^^)
ウェーバー博物館からドレスデンへ
ウェーバー博物館を見終えたら、ドレスデンに帰ります。
「帰るまでが遠足!」と先生が言うように、田舎で交通機関も少ないところなのでちゃんと帰ることも大事ですよね笑
先程降りたPillnitz Leonardo-da-vinci-Straßeというバス停に戻り、63番のバスのLöbtau行きに乗ります。
(2019年2月現在)
30分ほどバスに揺られて、Spenerstraßeという駅で乗り換えます。
行きも使ったトラム10番の反対方面、Messe Gleisschleife行きに15分ほど乗り、Hauptbahnhofで降りたらドレスデン中央駅の前に到着です!
まとめ
他にもいくつか行き方はあるかと思いますが、今回はこんな感じで行ってきたので、これから行く方のご参考になれたら嬉しいです♪
ローエングリンハウスもウェーバーの家も少々遠いですが、とても見応えがあったので機会があれば是非行ってみてください(^ω^)
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