パリからNAVIGOで小旅行!フォンティーヌブロー宮殿へ
パリのゾーン1-5内で使えるNAVIGO(ナヴィゴ)を使えば、パリ市内だけでなく少し離れた郊外へも行くことができます。
(NAVIGOについての詳しい説明はこちらからどうぞ)
そんなNAVIGOを使って今回行ったのは、パリ南東にあるフォンティーヌブロー宮殿!
↓ここにあります
ここを訪れたときのことを書いてみたいと思います♪
フォンティーヌブロー宮殿って?
フォンティーヌブロー宮殿(Château de Fontainebleau)はフランスで最も大きな宮殿!世界遺産にもなっています。
当時のフォンティーヌブロー宮殿はヨーロッパ芸術の中心地のひとつで、数々の君主と宮廷を迎え入れてきました。
ナポレオンを始め様々な王たちがここで暮らしていて、それぞれの部屋は豪華な装飾で施されています。
パリからフォンティーヌブロー宮殿への行き方
パリからフォンティーヌブロー宮殿へ行くためには、まずパリのGare de Lyon駅から電車に乗ります。
Hall1から出るRという種類の電車で、Mongis行きです。
出発前にはNAVIGOを機械にかざしておくのをお忘れなく!
今回乗った電車はとてもきれいで、コンセントもありました。
いろんなタイプの電車があるので、コンセントのないタイプの電車もありますが。
40分ほど電車に揺られ、Fontainebleau Avon駅で降ります。
出口から外に出たらバスターミナルへ。
フォンティーヌブロー宮殿への案内板がたくさんあるので、すぐにわかると思います!
駅から出て正面の、Quai1と書いてあるバス停で1番バスに乗ります。
15分くらい乗ってChâteauというバス停で降りれば、道を渡ったところに郵便局があり、その隣はもう宮殿の庭園。
その庭園に入れば宮殿へ繋がっているし、そこに入らずもう少し先に行けば宮殿の正面入口があります。
宮殿内を見学するチケット
フォンティーヌブロー宮殿に到着!
宮殿を見学するための入口はEntréeと書かれた、宮殿の正面に向かって右側のところです。
荷物チェックを受けたら、まずは受付でチケットを購入します。
チケットは大人1人12ユーロ。
ちなみに、26歳以下の人、7、8月以外の第一日曜日は無料です。
オーディオガイドを借りる
オーディオガイドは4ユーロで借りることができます。
もちろん日本語ありです。
それぞれの部屋についてとても細かく説明してくれるので、あればもっとよく理解できると思います。
ただ、全部聞くとものすごく長いので、聞きたいところだけ飛ばしながら聞くのが良いかなと。
さあ、宮殿を見学!
宮殿の中は、ナポレオン1世博物館、教皇のアパルトマン、グラン・アパルトマンの3つの部分に分かれています。
まずはナポレオン博物館。
この博物館にはいくつかの部屋があります。
こちらはナポレオンの豪華な食卓についての部屋。
およそ1,000点から成る食器セットは、パリ市からナポレオンに贈られたもので、ここにその一部が飾られています。
船の形をしたこれは、なんとナプキンホルダー!
彼は自分の権力を示すために豪華な食器を使ってたんだそうです。
そして、塩胡椒などの調味料の入れ物には、毒を盛られないよう南京錠がつけられていたんだとか。
ここは、ナポレオンに待望の男の子が生まれる時に作った部屋。
真ん中にあるのがゆりかごです。
ナポレオンの最初の奥さんマリー・ルイーズは男の子を産めなかったので離縁されてしまい、2番目の奥さんであるジョゼフィーヌとの間にやっと男の子が生まれ、すぐローマ王の称号を与えられます。
しかし彼は21歳の若さで亡くなってしまい、ナポレオンの直系は途絶えてしまうのでした。
教皇のアパルトマンへ進みます。
教皇のアパルトマンは来客用で、ローマ教皇ピウス7世が、1804年と1812年の2回ここに滞在したのでこの名前が付けられました。
どの部屋も、天井や壁、部屋に置いてあるものも全てがゴージャス☆
そしてグラン・アパルトマンへ。
ここは「フランソワ1世の間」と言われ、長い通路にフレスコ装飾と漆喰装飾がが施された素敵な場所。
壁にはフランソワの頭文字Fのマークが!
そしてこちらは、舞踏会やコンサートを行う部屋です。
こんな素晴らしいところでダンスをしたり、音楽を聴いたりするなんて、王族はやっぱりすごいなあ。
ここはディアーヌのギャラリーで、アンリ4世の時代に王妃のために作られた部屋。
図書室に改造され、ナポレオン1世の蔵書約1万6千冊が所蔵されています。
そしてこの部屋は、あの有名なマリー・アントワネットの寝室!
とても豪華なベッドが置かれていますが、マリー・アトワネット本人がこれを使うことはなかったのだそうです。
おとぎ話に出て来るような場所がそのまま目の前に現れる、王座の間。
ここにナポレオンが座っていたんだなあ。
王座の間が完全に現存するのはフランスでここだけなんだそうです。
そして、宮殿内の見学の最後に見ることができるのがここ、三位一体礼拝堂です。
思わずうっりしてしまう美しさ☆
庭園も素敵
宮殿内の見学が終わったら外の庭園をお散歩します。
庭園には大きな「鯉の池」があって、5ユーロでこんなボートに乗れちゃいます♪
天気が良かったので、たくさんの人が楽しそうに乗っていました。
正面の入口から入ってすぐの庭園は「白馬の中庭」と呼ばれ、かつてローマ皇帝マルクス・アウレリウスの騎馬像が置かれていたことでこの名前が付けられました。
この正面には、ナポレオンがエルバ島へ流刑される朝、臣下たちと別れを惜しんだといわれる「別れの階段」があります。
こちらは、降りたバス停に近いところにあるディアンヌ庭園。
広い庭園ではたくさんの人たちがここでピクニックをしていたので、サンドイッチを持ってきてここでお昼ご飯なんていうのも良いですよね。
まとめ
フォンティーヌブロー宮殿は、パリからちょっと離れて小旅行するのに最適な場所です!
素敵な宮殿を見学するのも楽しいし、フランスの歴史も学べちゃいます。
NAVIGOを使って、是非行ってみてください(*^_^*)