音が出せなくても上手くなれる!?楽器を使わない練習方法をご紹介します
最近はコロナウイルスの影響で部活動や団の練習などができず、楽器が吹けなくて困っているという方も多いのではないでしょうか?
ということで今回は、音が出せなくてもできる練習をご紹介したいと思います。
良い音楽をたくさん聴く
楽器を上達するために、楽器を演奏するのと同じくらい大事なことは、良い音楽をたくさん聴くこと!!
自分が好きだと思う演奏を見つけ、それをイメージしながら楽器を吹くことで、知らず知らずのうちにその音に近づくことができます。
なので自分の心の引き出しに、様々な種類の音、音楽表現を入れておくと良いと思います。
色々な楽器の音を聴いてみたり、クラシック音楽だけでなく、ジャズやポップス、民族音楽などといった色々なジャンルの音楽を聴くことも、音楽の表現の幅を広げるためにとても重要なことです。
良い音楽をたくさん聴いていると、だんだんと見える世界が変わってくると思います!
自分がまだ聴いたことのない新しい音楽に、是非たくさん出会ってみてください(^▽^)
自分の演奏録音を何度も聴いてみる
もし自分の演奏した録音があれば、何度でも聴き返してみると良いと思います。
演奏しているときに自分の耳に入ってくる音と、録音して聞く音ではまた違って聞こえると思います。
それを聴きながら、自分の苦手とすることを見つけ出したり、自分の理想とする演奏と聴き比べてみることは、上達への近道となるはずです!
是非、自分の耳を育ててみてください♪
楽譜とにらめっこする
楽譜は作曲者からの手紙です。
そこには、作曲者が言いたいことが全部書いてあります。
楽器を吹いていると、ついつい楽譜に書いてあることを見落としてしまったり適当になってしまうこともあると思います。
なので音が出せないときにこそ、普段演奏している楽譜と改めて向き合って、そこにはどんなことが書いてあって、作曲者はどうやって演奏してほしいのかを読み取ることが大事かと思います。
外国語で書いてある音楽用語の意味を知るのはもちろん、強弱記号はどこに書いてあるのか、クレッシェンドやデクレシェンドはどこで始まってどこまでなのか、スタッカートやアクセントがついている音とついていない音、スラーはどこまでかかっているのか、曲の中で一番の盛り上がりはどこなのかなど、細かいことを確認していきます。
わたしはフランス留学中に先生から、
「楽譜通りに演奏することはものすごく難しいことだけど、
とっても大切なことだよ」とよく言われました。
例えば、pかmpなんて大した違いはないじゃんって思うかもしれませんが、作曲者が指示したその違いを演奏し分けられるようになることも、わたしたち演奏家の役目なんじゃないでしょうか?
作曲者のことを調べてみる
曲はどれも人間が作ったものです。
人にはそれぞれの人生があって、その人生の中で曲を書いています。
なので、作曲者がどうしてその曲を作曲したのか、その作曲者の人生のどんな時にどんな場所で作曲したのかを知ることは、演奏する人も知っておかなくてはいけないことだと思います。
作曲者の生き方や性格、ちょっとしたエピソードを知るだけでも、演奏には絶対生きてくると思います!
まとめ
こういうことは学校の部活動などの中ではなかなかやる機会はないと思うのですが、とっても大事なことで、実践すれば大きくレベルアップすると思います。
楽器を吹かなくててもできることはたくさんあるので、是非普段はやらないことをやってみてください(o^―^o)