クラリネットのリードの扱い方や調整する方法をご紹介します!
クラリネットをやっている人なら必ずぶち当たるであろう問題が、リード問題!!
大事な本番には、たくさんのリードの中から最高の一枚を選び抜いて使うのですが、良いリードにはなかなか出会えないのです、、
たくさん買っても使えるリードの数は限られていたり、「これは良いリードだ!」というのがあっても、次の日に吹いてみたらあまり良くなかったり、、
ということで今回は、リードの扱い方をどうすれば良いのか、クラリネット奏者のわたしがやっているやり方をご紹介します!
新しいリードは注意!
新しいリードというのは、ずっと暗くて狭い箱に入れられていて、それが「やっと外の世界に出られた!」いう状態。
そんなリードを湿らせて、振動させるだけでもリードはびっくり!
そんな状態のリードを長時間吹き続けたら、ヘトヘトになってしまってすぐに使えなくしまいます。
なので、開けたばかりのリードは少し吹いたら他のリードに変えて、最初はあまり吹き続けないようにします。
1日目は2、3分吹いて、リードの状態を確認したら次のリードへ、、というのを1箱の中の10枚全てでやります。
そして次の日は10分くらいに増やして、さらに次の日はもっと増やして、、と本番に向けて少しずつ鳴らしていくようにしています。
良いリードと悪いリードって何が違う?
良いリードと悪いリードがあるみたいだけど全然わからない、、という方もいるかと思います。
わたしが思う良いリードとは、
- ストレスなく音が出せる
- よく振動して響きがある
- やりたいことが自由にできる
- 心地よい抵抗感がある
というものだと思います。
ffからppまできれいに出せて、タンギングも上手くできて、自由に歌えるのが使える良いリード!
良い音が出ても、やりたいことができないリードはやめといた方が良いかと思います。
リードの種類ってどれがいいの?
リードは色々なメーカーのものがあって、種類が豊富で厚さも様々です。
楽器店に行くと色々なリードの種類が置いてあるので、冒険したくなって色々な種類を試したりして、、
使っている人口が最も多いメーカーはバンドレンではないでしょうか?
ちなみにわたしが今まで使ったことある(数か月以上使っていた)リードの種類は、
- バンドレン→トラディショナル、V12、V21
- リコ→Grand Concert Select Thick Blank(アンファイルド)
- ゴンザレス→FOF
どれも好きですが、1番使ってる期間が長いのはバンドレンのV12。
安定感があって好きで、ほかの種類を使ってみても結局これに帰ってきてしまいます。
リードはメーカーによって吹き心地はだいぶ違うので、余裕があるなら色々試してみたら良いかと思います。
そして厚さも、自分の好みのものを。
人によって好みは違うので、これが良いというのはありませんが、大事なのは先程も書いたように、自分のやりたいことが自由にできるリードを使うこと!です。
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リードの調整
わたしは結局失敗してしまうので、リードを削ることはしない派ですが、使っていてヘトヘトになったリードをほんのちょっとだけ元気になるように調整したりはしています。
そのやり方をちょこっとご紹介します。
リードとマウスピースがくっついてきたら
長時間吹いていると、だんだんリードとマウスピースがくっついてきて、音がカスカスしたり、詰まってきたりします。
そんな時には、リードを反らせるとちょっと良くなることもあります。
こんな感じで、マウスピースの平らな部分を使ってちょっとだけリードを反らせます。
力を入れすぎると、リードがおかしくなってしまうこともあるので、やりすぎないようお気をつけください。
リードの先が波うったら
温度や湿度の影響なのか時々、気づいたらリードの先がフニャフニャになっていることがあるのではないでしょうか?
こうなると、リードの調子がいつもと変わっている、、
そんな時は、リードの先をまっすぐにしなければいけません。
リードを湿らせてから、マウスピースの平らな部分にリードの先端を置いて、少しの時間親指で抑えつけます。
まっすぐになったらそのまま吹けばOK!
これは結構効果ありです。
まとめ
リードは思ったように鳴ってくれない時も多いし、本番でどれを使うか悩むし、扱いは大変です。
それでも、リード楽器だからこそ出せる良い音を目指して、頑張っていきたいですよね(o^―^o)