クラリネットの良いリードを選ぼう♪購入の仕方や選び方をご紹介!
クラリネットを演奏する上で欠かせないのが、「リード」!
マウスピースにつけて振動させることでクラリネットの音を出す、とても大切な部分なので、リードが良いか悪いかで演奏にとても大きな影響を及ぼします。
しかし、良いリードを選ぶことって、実はとっても難しい!
特に、まだクラリネットを始めて間もない方は、どれが良いリードなのかを判断するのが難しいかと思います。
ということで今回は、良いリードの選び方をご紹介しますので、良かったら参考にしてみてください♪
リードってどんなもの?
クラリネットのリードは「葦」という木材でできているものが多いです。
自然の木でできていることから、リードの特徴は、
- 変化しやすい
- 1本1本性格が違う
- ずっと使っていると消耗する
- 繊細で割れることもある
それぞれが様々な性格を持っていたり、変化したりすることから、リードは思うように音が鳴らなかったり、日によって吹き心地が違うこともたくさんあります。
そんなリードを上手く使いこなすことが、クラリネット奏者にとって大切な仕事でもあるんです!
基本は箱で購入!
リードは、バラ売りされていることもありますが、基本は10枚入りなどになっている箱で購入します。
10本の中から自分に合ったリードをいくつか見つけて、育てていくことで、少しづつ良いリードになっていくんです
リードを箱で購入したらまずは、箱の中のリードを全て一気に開けるようにします。

なぜなら、1、2枚の少ないリードを長く使ってしまうと、すぐに消耗してしまうからです!
1枚ずつ開けてダメになったら次を開けるのではなく、一気に開けて10枚をローテーションで使うというのが、リードを長持ちさせるために大切なことです。
まずは一通り吹いてみよう♪
箱に入っているリードを全て開けたら、まずは一通り吹いてみましょう。
吹くといってもずっと吹き続けるのではなく、少し吹いてみて、こんなリードなんだなあとわかったら次のリードへ
開けたばかりの新しいリードを吹き続けてしまうと、消耗するのが早くなってしまいます。

箱や袋にしっかり包まれてはるばる日本までやってきたリードを、開けてすぐ急に吹きすぎてしまうと、リードもびっくりしちゃいますよね。
ある程度リードの性格がわかったらこの日は、寝かせておきます。
そして次の日は、もう少し時間を増やして吹きます。
もしかすると、前日と吹き心地が変わっているかもしれません。
リードは温度や湿度など色々なものに影響を受けて日々変わるものなので、開けたばかりの時は吹きやすかったとしても、どんどん変化していきます。
そして、次の日、また次の日と、少しずつリードを吹く時間を長くしていくと、だんだんリードが馴染んできて、心地良い吹き心地になってくれます♪
印をつけてみよう!
リードはどれも同じような見た目なので、どのリードがどんな性格だったのかわからなくなってしまうかと思います。
なので、リードには、自分がわかりやすいような印をつけておくと◎
印のつけ方は人によって様々だと思いますが、わたしはまず、リードを開けた日にちをリードの箱に書いておきます。

リードを育てていくため、次を購入するための大体の目安になるからです♪
そして、リードの裏にそのリードのことがわかるような印をつけていきます。
もちろん印はなんでもOK!

〇×や番号を書いておいても良いですね。
ちなみにわたしは、すごく良いなと思ったリードには〇を、絶対に使えないと思うリードには×を、練習には使えそうなものには△をつけています。
その他、響きは良いんだけどちょっと厚いなというものは「あ」と、湿気が多い雨の日などでは使えそうな薄いリードには「う」と書いたりもします。
開けたばかりのときはまだリードが変化しやすいので、開けて数日慣らしてから印をつけるようにしています♪
良いリードってどんなリード?
良いリードを見つけましょう!といっても、良いリードってどんなリードなの?と思われるかもしれません。
良いリードとは
- 自由にやりたいことができる
- 雑音が出ない
- 力まなくても音が鳴る
- ほどよい抵抗感がある
- 理想の音が鳴る
などといった、自分が思ったようにクラリネットを鳴らすために邪魔をしないのが良いリードです。
良い音が鳴るけど苦しくて息が続かないリードだったり、自由に吹けるけれどビャービャーした汚い音しかならないリードは、残念ながら良いリードとは言えません。
クラリネットを始めて間もない方で、リードの違いがわからないという方は、まずは苦しくなく自分のやりたいことが自由にできるものを選びましょう!

何本も吹いていくうちに、だんだんその違いに気づいていくと思います。
リードの箱には10本のリードが入っていることが多いですが、私の場合その中で本番でも使えるような良いリードは4本程度!
高いお金を払ってリードを買ったとしても、半分も使えないというのは本当に悲しい現実です、、
他は練習で使ったり、音が鳴らないものは捨ててしまったり、もしかすると使えるようになるかもしれないというものは取っておいたりします。

ローテーションで使おう
最初にも書いた通り、ずっと同じリードを使っていると、すぐに消耗してダメになってしまいます。
さらに、そこに自分の吹き方を合わせるようになってしまい、気づかずに変なクセがついたり、他のリードになったときに吹きづらくなってしまうこともあります。
なので、大切なことは、リードをローテーションさせて使うこと♪
ローテーションで使うために便利なのが、「リードケース」!
リードケースは様々な種類がありますが、リードをすぐに取り出せて交換して、保存できる優れものです。
そして、本番用のリードは少しずつ育てていきましょう!
本番は何が起こるかわかりません。
基本は、本番では新しくて変化しやすいリードをいきなり使うのではなく、良いリードだと思ってから少しずつ吹いていって、いつも良い音が鳴るような安定したリードを使うことで、安心して演奏に集中することができます。
まとめ
良いリードを選び抜くのはとても大変な作業だと思います。
自然の木材でできたリードと上手く付き合っていくためには、色んな努力が必要なので、色んなリードに出会いながら根気よく頑張っていきましょう(o^―^o)☆