クラリネットのマウスピースを大切にしよう!扱い方やお手入れ方法、買い替え時などをご紹介
クラリネットのなかでもとっても大事な部分、「マウスピース」!!
マウスピースは、直接口で加える部分ということで、音色や吹き心地にとても大きく影響してくる部分です。
そんなマウスピースを大切に扱いたいですよね?
ということで今回は、マウスピースの扱い方やお手入れ方法などを書いてみます♪
マウスピースの扱いに注意!
マウスピースって、実はものすごく繊細で壊れやすいんです!
マウスピースの扱いで、よくあるダメな例をいくつか挙げてみます。
- マウスピースを落としたりぶつけて、欠けてしまう
- うっかり前歯でマウスピースの先端を傷つけてしまう
- 雑に何度もスワブを通して、内側が削れてしまう<
マウスピースを落とした、ぶつけた
クラリネットのマウスピースは主に、エボナイト、アクリル樹脂、フェノール樹脂、クリスタルガラスといった材質でできています。
ぱっと見は丈夫に見えるかもしれませんが、これが意外ともろいんです!
組み立てているときや片付けのときなどに、うっかり落としてしまって、欠けてしまったり、、
テーブルの角などに当ててしまって、気づいたらマウスピースの先端がなくなっているなんて悲しいことも起こり得ます。
前歯を当ててしまう
クラリネットを吹いているときに、何かの拍子に前歯をちょっとマウスピースの先端に当ててしまうだけでも、傷ついてしまうんです。
マウスピースの先端が傷ついてしまうと、音は出たとしても反応が鈍くなってモサモサしたり、以前のような響きがなくなってしまったりと、急にマウスピースの吹き心地が変わってしまいます。
なので、くわえるときも常に注意しておきたいですね!
スワブの通しすぎ
マウスピースは削れやすいという面もあります。
掃除するために雑にスワブを通してしまうと、内側が少しずつ削れてきてしまい、気づかないうちに少しずつ吹き心地が変わってきます。
ということで、マウスピースの掃除の仕方を書いてみます!
マウスピースの掃除の仕方
マウスピースにスワブを通したいときは、「マウスピース専用のスワブ」を使うと安心です!
マウスピース専用のスワブは、普通のスワブに比べて小さいので、通したときにマウスピースの内側を削る心配がありません。
そして、細かい部分は、綿棒を湿らせて掃除すると傷つけることなくきれいになります。
さらに、「マウスピースクリーナー」を吹きかけておけば除菌もできるので、清潔に保つことができます。
マウスピースのお掃除は、汚れ具合にもよるので、頻度ややり方は人によって違ってOK!
傷つけないように気をつけながら、こまめにきれいにしていきましょう!
普段の収納の仕方
マウスピースを楽器ケースにしまうときも、丁寧に収納しましょう!
マウスピースを楽器ケースに入れているときは、リガチャーとキャップをつけて、ケースの中のマウスピースを置く場所にしっかりはめておくと安心です!
キャップやリガチャーをつけていないと、ケースの中でマウスピースがガタガタ動いてしまって、傷ついてしまう恐れがあるので、気をつけましょう!
新しいマウスピースでキイが変色する?
買ったばかりの新しいマウスピースを楽器と一緒にケースに収納していると、キィを変色させてしまうことがあるので気をつけましょう!
キィの変色についてはこちらの記事に書いています!
新しいマウスピースで、クラリネットのキィを変色させないために便利なのが、「マウスピースポーチ」です!
マウスピースポーチを使って、楽器ケースとは別にマウスピースを収納することで、キィの変色を防ぐことができます。
マウスピースを購入して1ヶ月くらいは、楽器とは別に収納すると安心ですね!
マウスピースの替え時って?
実はマウスピースは消耗品です。
目には見えなくても、使っているうちに自然と消耗してしまい、使い物にならなくなってしまいます。
わたしが思うマウスピースの替え時は、
- マウスピースの先端が傷ついてきた
- 反応が鈍くなって、やりたいことができなくなった
- 他のマウスピースを吹いたら、自分のよりも良かった
わたしは、どのリードをつけても自分の思い通りに吹くことができなくなったときにマウスピースの消耗を疑います。
自分のせいかなとも思うのですが、とにかく楽器屋さんで新しいマウスピースを吹かせてもらい、新しいものの方が吹きやすければ、そこから新しいマウスピース探しを始めます。
自分のマウスピースをずっと吹いていると、それに慣れているので、基本はどのマウスピースよりも自分のものが吹きやすいはずです。
しかしマウスピースが消耗していると、他のマウスピースを吹いたとき、「あれ?自分のよりも吹きやすくて、クリアな音が鳴る!」ということに気づきます。
そうなったら、マウスピースの替え時かなとわたしは思います。
マウスピースの買い替えの期間は、人によって様々!
しょっちゅう変えてる人もいれば、ずーっと同じマウスピースを愛用している人もいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
クラリネットのマウスピースはとても繊細で、その状態が演奏に大きく影響してきます。
自分で選んだ大切なマウスピースを、いつでも大切に扱ってあげましょう(^▽^)♪