管楽器初心者さん必見!チューナーの使い方教えます♪
管楽器を始めたら購入してほしいものの一つに「チューナー」というのがあります。
良い音程で楽器を演奏するために使う、とっても便利な機械です。
初心者の方からプロの方まで幅広く使われるチューナーですが、管楽器初心者さんにとっては「なんだか使い方がよくわからない」という方もいらっしゃるかと思います。
ということで今回は、管楽器のチューナーの使い方を書いてみたいと思います♪
- チューナーを初めて使う
- チューナーの見方がわからない
- どんな時にチューナーを使うのかを知りたい
チューナーって何?
チューナーは、鳴っている音の音程が目で見てわかる機械!
音の名前はもちろん、同じ音の中でも微妙な高さの違いがわかるようになっています。
一人で楽器を演奏していると、どうしても基準の音がないので、音程があいまいになっていしまいがちです。
自分の音が良い音程で鳴っているか、揺れてはいないか、自分の楽器の音程のクセはどうなっているのか、などをパッと見てわかるのがチューナーです。
チューナーを使いながら練習することで、自分が実際に鳴らしている音程を知り、良い音程で楽器を鳴らすクセをつけることができます!
チューナーを使ってみよう!
それでは実際に、チューナーを使ってみましょう!
今回はこちらのYAMAHAのチューナーメトロノームを使って説明していきたいと思います。
↓↓ これは昔のモデルなので、現在はこんな形になっています。
ヤマハ YAMAHA チューナーメトロノーム ゴールド TDM-700G チューナーとメトロノームが同時に使えるデュアル機能搭載 サウンドバック機能 日常の練習に最適
ではまず、チューナーの電源をONにします。
こんな風に画面にメモリが出てくるかと思います。
このときに、画面の左上に〇〇〇Hzというのが出ていると思います。
これを「周波数」といいます。
周波数とは、”波動や振動が、単位時間当たりに繰り返される回数”のこと。・
Hzは「ヘルツ」と読みます。
管楽器の場合は、基本はこれを「442Hz」にします。
時々この周波数の設定をしていない学生さんも見かけますが、とても大切な設定なので、チューナーを購入したら、まずはこれを合わせましょう!
矢印を押すと周波数の数字を上下できます。
寒い季節だと音程が下がりやすいので「441Hz」にしたり、逆に暑い季節だと音程が上がりやすいので「443Hz」で合わせることもありますが、基本は「442Hz」で合わせておくと良いかと思います。
吹奏楽やオーケストラなど団体での演奏では、その団体で周波数を決めているかと思いますので、それに合わせるようにしましょう!
楽器の音を鳴らしてみよう
周波数の設定ができたら、実際に楽器の音を鳴らしてみましょう!
楽器の音を鳴らすと、こんな感じでチューナーがキャッチした音の音名が表示されます。
写真では「C」と表示されています。
音名は英語で表示されるので、「C」は「ド」です。
それと同時に、針が動きます。
針が真ん中の0を指しているときが、音程がピッタリ合っているときです。
針がピッタリ真ん中を指すと上のランプの緑だけが点灯します。
そして、この針が左に振れるほど音程が低くなっていき、逆に右に振れるほど音程が高くなっていきます。
なので、この針がなるべく真ん中を指すような音を出そうとすることで、正しい音程を鳴らすことができるんです♪
チューナーマイク
チューナーを使って音程を合わせようとするときに、大人数で音出しをしていて、自分の音がチューナーに入らないというときがあるかと思います。
そんなときに便利なのが、「チューナーマイク」です。
ヤマハ YAMAHA チューナー用マイクロフォン TM-30BK 楽器にマイク部を装着させることにより振動を直接チューナーに送る脱着容易なクリップタイプのマイク
チューナーマイクを楽器につければ、チューナーが自分の音だけを拾ってくれるので、大人数で音出しをしているときも、チューナーを使うことができます。
チューナーマイクは、楽器のベルや菅などにつけて使います。
↓↓ チューナーメトロノームとマイクがセットになったものも売られています♪
【汎用コンタクトマイク付】YAMAHA ヤマハ TDM-700P ピンク + KC KTM1200 チューナー/メトロノーム
チューナーの使い過ぎに注意
チューナーを使って正しい音程で音を出したら、そのときの吹き方、出ている音をよく聞いて覚えます。
良い音程で楽器を鳴らすと、楽器が一番良く鳴るツボを押さえることができるので、自然と楽器の鳴りが良くなったり、音色が良くなったりすることもあります。
しかし気をつけたいことは、他の人と一緒に演奏するときは、なるべくチューナーを見ないようにすること!
残念ながら、チューナーでピッタリ合っている人同士が合わせれば、必ずしも音が合うわけではありません。
チューナーはあくまで目安としての道具であって、相手と音を合わせるときは相手の音をよく聞くことが大切です。
チューナーを使って育った自分の耳を信じて、周りの人たちと音を合わせていきましょう♪
まとめ
チューナーはとっても便利な道具なので、管楽器を始める方は持っておくと良いと思います。
チューナーを上手に使って耳を鍛えながら、さらに楽器を上達しちゃいましょう!