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クラリネットのリガチャーのつけ方をマスターしよう!


クラリネットのマウスピースにリードを固定するための器具をリガチャーといいます。
 
リガチャーは小さな部品ですが、このリガチャーのつけ方もとっても大事!
つけ方によっては、吹き心地が変わったり、リードの振動の仕方にも影響が出てくるからです。
 
ということで今回は、リガチャーのつけ方を書いてみたいと思います。

目次

リガチャーのつけ方

さあ、一緒にリガチャーをつけてみましょう!
 
まずは、リードをマウスピースに当てます。
 

リードの位置は、左右対称に。
そして正面から見たときに、リードの上にマウスピースの先端が髪の毛一本分くらいうっすらと見えるくらいの位置にします。
 
 

リードの位置が決まったら、片方の親指でリードを押さえて、もう片方の手でリガチャーをつけます。

 
 
このときに気をつけることは、リガチャーをリードとマウスピースの先端に当てないようにすること!
リガチャーは金属製のものが多くとても堅いので、リードやマウスピースに当ててしまうとすぐに傷をつけてしまいます。

 
 

リガチャーの位置は基本、マウスピースについている2本の線の間にくるようにします。
そして左右対称でまっすぐになっているかどうかもチェックしましょう!

マソン優貴葉

このちょっとした位置の違いでも吹き心地が変わってくるので、自分に合った位置を探すことも大切ですね。

そして、リガチャーについているネジの位置ですが、ネジが手前にくるものと向こう側にくるものがあります。

こちらは、ネジが向こう側のもの。



 

HB クラリネット用リガチャー ハーモニーモデル (B♭Cla, GP=ゴールドプレート)

こちらは、ネジが手前もの。



 

バンドーレン B♭クラリネット リガチャー オプティマム(Optimum) プラスチックキャップ付き (LC01P) シルバープレート(銀メッキ)

 基本はネジを右手で締められる位置にするのが正解です。

時々例外で、こんな感じでネジを閉める位置が前にくるリガチャーもありますが、、



 

シルバースタイン Silverstein Works リガチャー ESTRO Gold BクラリネットM/アルトサックスS EG07A


 リガチャーの位置が決まったら、ネジを締めます。
このときに気をつけることは、ネジを力いっぱい締めすぎないこと!
 

 
リガチャーは繊細なので、力ずくでネジを締めてしまうと壊れてしまうことがあります。
さらに、ネジを締めすぎると、リードの振動を止めてしまうこともあります。
 
 
しかし反対に、ネジを締めるのがゆるすぎてリードが動いてしまうのはダメです。
吹いている途中にリードが動いてしまったら、良い演奏はできません。
 
締めすぎることなく、リードを触っても動かないくらいにしておくのがベストです☆
 

これで完成!!
 
 

リードの振動を感じよう!

リガチャーは、リードがしっかり振動するようにつけることが大切ですが、

リードがしっかり振動した状態ってどんなのかよくわからないんだよなあ、、

という方も多いかと思います。
なので、リードが一番よく振動している状態を自分で感じてみましょう!
 

その方法は、リガチャーをつけずに、リードを正しい位置につけて左の親指でリードを押さえ、このままくわえて音を鳴らしてみましょう。

 
なんだか息の通りが良く、響きのある良い音が鳴りませんか?
リードやマウスピースを固定している部分が普段より少ないので、よく振動して響きが良くなります。
 
これが、リードがしっかり振動している状態なんです♪
 
 
もちろん、実際に演奏するときはこうやって片方の親指を使うなんてことはできないので、リガチャーを使ってリードを固定するしかないのですが、こういうしっかり振動した良い響きの音になるべく近づけるようなリガチャーのつけ方をするように意識しましょう!
 
リガチャーをつける高さだったり、ネジの締め方だったり、ちょっとしたことで吹き心地が変わってくるので、自分に合ったリガチャーのつけ方を見つけると良いですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
リガチャーのつけ方一つで吹き心地が変わってしまうなんてびっくりですよね?
 
良いリガチャーのつけ方は、何度もやりながら自分で見つけていくものだと思うので、普段から注意しながら、自分にぴったりの位置を見つけてみてください♪

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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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