クラリネットのコルクグリスの塗り方をマスターしよう!
クラリネットの管と管をつなぎ合わせる部分をジョイント部分といいますが、これをスムーズにつなげるために塗るのがコルクグリス!
滑りやすくするためのオイルで、クラリネットを組み立てるときにコルクの部分に塗って使います。
初心者の方だと、このコルクグリスの使い方がよくわからないという方もいらっしゃるかと思います。
ということで今回は、コルクグリスの塗り方を画像付きで説明していきたいと思います♪
コルクグリスはどんな種類がある?
コルクグリスは、スティックタイプ、クリームタイプ、そしてスライド&コルクグリスがあります。
それぞれに特徴があって、自分の好きなタイプを使えばOK!
スティックタイプ
ヤマハ YAMAHA コルクグリス スティック CGK4 滑らかな嵌合を実現 ジョイントのコルク表面に安定したグリス皮膜を形成 手が汚れないスティックタイプ
スティックタイプは見た目がリップクリームみたい!
直接塗るので、手につかないのが良いですね。
クリームタイプ
ヤマハ YAMAHA コルクグリス CG4
クリームタイプは手につけて塗ります。
手につけて伸ばすので、かたまりが残ることがないのが良いですね。
スティックタイプに比べて量が多くて長持ちします!
スライド&コルクグリス
La Tromba ラトロンバ スライド&コルクグリス 大(L)
スライド&コルクグリスは、金管楽器のスライドグリスとしても、木管楽器のコルクグリスとしても使えるという優れものです。
特にこの「ラ・トロンバ」というメーカーのスライド&コルクグリスは、プロのクラリネット奏者の中でも人気が高く、べたつきが少なくよく伸びてくれるので快適に使えます♪
コルクグリスの塗り方
では、実際にコルクグリスの塗り方をご紹介します!
まずはスティックタイプ。
まずは、リップクリームのように下を回転させて少しだけ中身を出します。
出し過ぎると戻らなくなってしまうことがあるので注意です!
それをコルクの部分に直接つけて塗っていきましょう。
このときに、つけ過ぎないように注意すること!
コルクグリスはうっすらと塗るのがちょうど良いです。
こんな風に、白いかたまりがあるのはNGです。
かたまりが残ってしまうと汚れの原因になってしまいます。
塗りすぎた場合は、ティッシュやガーゼなどで取り除いたり、手で伸ばしたりして、かたまりが残らないようにしましょう!
全てのコルクにグリスを塗って、管をつなぎ合わせれば完了です!
ただ、マウスピースのコルクには基本、あまりグリスは塗りません。
どうしても固くて入らないときだけ、少し塗るとスムーズに入るようになります。
それでは、クリームタイプとスライド&コルクグリスの塗り方です。
少量を指につけて、コルクの部分に伸ばしながら塗っていきましょう!
滑りやすいなと思うくらいの量を塗れればOK!
ベタベタに塗りすぎないようにしましょう。
そして塗った後、指についたグリスはティッシュなどで吹き取るようにしましょう!
グリスがクラリネットのキイについてしまうと、楽器にとって良くないのと、演奏するときツルツル滑ってしまいます。
コルクグリスを塗る量、頻度は自分で調節
コルクグリスを塗る量や頻度は毎回違ってOK!
楽器の状態を観察しながら、自分で調節することが大切なのです。
例えば、楽器を購入したばかりだったり、楽器屋さんでコルクを新しいものに交換してもらったばかりのときは、コルクが新しくて膨らんでいる状態です。
そんなときは、コルクグリスをたっぷり塗ってあげましょう!
このときにコルクグリスの量が少ないと、コルクが削れてしまったり、管が抜けなくなってしまう恐れがあります。
ちょっとつけ過ぎかな?くらいの量をわたしはつけるようにしています。
そして逆に、コルクがだいぶ古くなってへこんでいたり、コルクグリスを塗ることで管がすぐ抜けてしまうような時は、ほんのうっすらと塗るようにしたり、塗らないこともあります。
あまりにもコルクがゆるいときは、楽器屋さんでコルクを交換してもらった方が良いかもしれませんね。
そして、コルクグリスを塗る頻度ですが、コルクグリスが新しいときは、毎回楽器を組み立てるときに塗るようにします。
普段は、わたしの場合は2、3回に1回程度塗っています。
片付けのときにチェックすること
管をつなぎ合わせたときに、コルクグリスがジョイント部分に固まって残ってしまっていることがあります。
特にスティックタイプのものは、かたまりが溜まってしまいやすいです。
なので、楽器を片付けるときに、ジョイントの部分にコルクグリスが残っていたり、汚れが溜まっていないかを確認してから楽器をしまうようにしましょう!
こんな部分に汚れが溜まりやすいのでよく見てあげてください!
そして、もしコルクグリスをたくさん塗って、コルクの部分がベタベタしていたら、ティッシュなどで拭き取ってからケースにしまうようにすると良いです。
コルクグリスがベタベタとついたままケースにしまうと、コルクがの劣化が早くなったり、楽器ケースについてしまってケースが汚くなってしまうことがあります。
まとめ
コルクグリスの塗り方をマスターできましたでしょうか?
コルクグリスを塗る量は楽器によっても全然違うので、普段からよく自分の楽器のことを知ってあげると良いと思います♪
クラリネット用品を上手に使って、自分のクラリネットを大切に扱ってあげましょう(^▽^)☆