クラリネットを吹くと雑音が入る?そんなときはここに気をつけよう☆
クラリネットを美しい音で演奏したいのに、なんか「ザーッ」という雑音が入ってしまうという方もいらっしゃると思います。
せっかく良い演奏ができていても、雑音が入ってしまったら全てが台無しですよね?
どうして雑音がはいってしまうのかがわからなくて、悩んでいる方も多いです。
ということで今回は、クラリネットを吹いているときに雑音が入ってしまう原因を書いてみたいと思います!
良かったら参考にしてみてください♪
リードの裏に唾が溜まっている
クラリネットの音は、リードが振動することでできています。
なので、雑音がない良い音を出すためには、リードが良い状態でいることが大切です!
そのために、まずはリードの状態を確認しましょう。
リードを一度マウスピースからはずして、リードの裏に唾が溜まっていないかをチェックします。
ここに唾が溜まってしまうと、どうしても雑音が出てしまいます。
もし唾が溜まっていたら、しっかり拭き取ってからマウスピースに取り付けるようにします。
特に、長時間吹き続けていると唾が溜まってしまうことも多いので、吹いていて雑音が鳴ってきたなと思ったら、ここをチェックしてあげると良いと思います。
リードを下唇で締め付けすぎている
雑音が鳴ってしまう原因で多いのが、リードを下唇で締めすぎている!
先程、「クラリネットの音はリードが振動することでできている」と書きましたが、クラリネットはリードをしっかり振動させることが大事なので、これを押さえつけすぎてしまっては良い音が鳴りません。
もちろん下唇と下の歯を使ってリードを少し押して響きを作ることは大切なことですが、押さえつけすぎてしまのは良くないです。
それにリードを下唇で締め付けすぎてしまうと、息の通りが悪くなり、息がリードのところで止まってしまって、リードに唾が溜まる原因にもなってしまいます。
リードを下唇で締めつけすぎているのかは、なかなか自分では気づきにくいのですが、クラリネットの音を鳴らしたときに、自分の音が部屋の壁や天井から跳ね返ってくるくらい響きがちゃんとついているのかをよく聞いてみたり、リードを締め付けすぎて音程が上がりすぎていないかをチューナーで確認するなどをしながら、自分の音をよくチェックしてみると良いですね!
息の方向が下に向いている
こちらもよくあるのが、息を入れる方向が下に向いている!
クラリネットを吹くときは、斜め45度くらいの角度で構えるかと思いますが、このときにどうしても楽器の中に息をいれようとして息を下の方に向けて出してしまう方が多いです。
しかし、これまた最初にも書いたのですが「クラリネットの音はリードが振動することでできている」ということで、リードをよく振動させればよい音が鳴るのであって、クラリネットの中に向けて一生懸命息を入れれば音が良く鳴るというものではないのです、、
ということで、息を前に向けて入れると、リードが良く振動して雑音も減ります!
↑こうではなく、、
↑こうですね!
もちろん人によって良い響きのする息の方向は少しずつ違うと思うので、雑音が入らないような自分に合った息の方向を、自分でよく聞きながら見つけてみてください(o^―^o)
リードの厚さが合っていない
雑音が入る原因で、リードの厚さが自分に合っていないというのも考えられます。
リードは薄すぎても厚すぎてもダメで、自分の楽器や仕掛けに合っていて、吹きやすいものを使うことが大切です。
リードが薄すぎると、リードを下唇で締め付けてしまいやすく、リードに唾が溜まって雑音が出てしまうこともあるし、反対にリードが厚すぎると、十分にリードを振動させることができなくて、雑音だけが出てきてしまうということもあります。
わたしがフランスに留学していたとき先生に、「クラリネット吹きは、曲を練習するのと同じくらい、時間をかけてしっかり良いリードを選び抜かないといけないよ」と言われたことがあります。
それくらい、クラリネットにとってリードは大事なもので、全てを決めてしまうくらいのものなので、しっかり自分に合ったものを選んで使うようにしましょう!
まとめ
雑音が入ってしまうときは、リードがしっかり振動していないよ!という合図です。
そんなリードからのメッセージを見逃さないよう、普段からしっかり自分の音を聞きながら、クラリネットを吹くようにしましょう!
雑音がなくなれば、そこからグンっと上達していくはずなので、頑張っていきましょう(^▽^)♪