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クラリネットのバレルを変えると音色が変わる??おすすめのバレルや注意すること


クラリネットの上管とマウスピースをつなぐ部分をバレル(タル)といいます。
 
クラリネットを購入すれば、もちろんバレルも一緒についてくるのですが、実はこのバレル、別売りもされているんです!
 
 
別売りされているバレルは色々な種類があり、クラリネットの中ではほんの小さな部分ですが、これを変えるだけで、音色や吹き心地が大きく変わってくるんです。
 
初心者さんにはあまりおススメはしませんが、クラリネットを吹きこなせるようになった中上級者さんには、楽器のカスタマイズとして購入することができます♪
 
今回は、そんな別売りされているバレルをご紹介します!

この記事はこんな方におススメ
  • バレルが気になっている
  • バレルのことをもっと知りたい
  • 楽器の音色や吹き心地を変えてみたい
目次

おすすめのバレルの種類

バレルは色々と種類がありますが、その中からおすすめの種類をご紹介します!

クランポン ICON

クラリネットの中でも人気の高いフランスのメーカークランポンのバレルです。


金属のリングが細くなっているのが特徴の「ICON」は、クラリネットの巨匠であるミシェル・アリニョン氏の意見を反映させて作られたのだそうで、奏者の演奏の幅をさらに広げてくれます♪
 
ICONのバレルは

  • シルバー
  • ピンクゴールド
  • ブラックニッケル

の3種類あり、それぞれ性格が異なるので、奏者の好みのものを選ぶことができます。
 
 
↓まとまりのある落ち着いた音色の『シルバー

ビュッフェ・クランポン B♭クラリネット用バレルICON(アイコン) SP シルバー

 
 
↓のびやかで、輝かしい音の『ピンクゴールド

ビュッフェ・クランポン B♭クラリネット用バレルICON(アイコン) PGP ピンクゴールド

 
 
↓ダークで太い音色の『ブラックニッケル

B.Crampon クランポン バレル ICON BN 66mm アイコン ブラックニッケルメッキ (B♭/A管 クラリネット) ※送料無料

 
 
クランポンのバレルなので、クランポンの楽器を使っている方は、まずはこのICONを試してみるのも良いかと思います♪

クランポン MOENNIG


ビュッフェ・クランポン B♭クラリネット用バレルMOENNIG(メーニッヒ)

 
 

ビュッフェ・クランポンのR13系の楽器と相性の良いのが「MOENNIG (メーニッヒ)」
 
低音域から高音域まで反応が良く、まろやかなサウンドが特徴のバレルです。
 
R13系の楽器を使っていて、今のバレルからちょっとだけ吹き心地を変えたい、長さが違うものが欲しいという方におススメのバレルです。

バックーン

最近プロの間でも人気が高まっているカナダのメーカー、バックーン。


バックーン社は元々は小さな木管修理工房だったのですが、バンクーバー交響楽団首席クラリネット奏者ウェス・フォスター氏から「新作のバレルを作ってほしい」という依頼を受けると、それが大評判となり、2011年には楽器の製作もすることになりました。
 
 
↓ 『New Traditional』は、優れたレスポンスと均一なアーティキュレーションを実現したモデルです。

バックーン/New Traditionalバレル

 
 
↓ 『Backun』は、上下にリングがついていない形のバレルです。
リングをつけないことで、奏者の音楽表現をよりダイレクトに伝えるのだそうです。


バックーン/Backunバレル

 
 

↓ 2018年に発売が開始された『Lumière』。

少しお値段は張りますが、小さな音から大きな音まで均一に鳴ってくれて、甘美なサウンドが特徴です。
 
 

バックーン/Lumiereバレル

 
 
↓ 2005年に発売の『MoBa』は、フィラデルフィアオーケストラの首席クラリネット奏者リカルド・モラレス氏と共同設計で作られたバレルです。
豊かで重厚なサウンドが特徴で、心地よい抵抗感があり、アーティキュレーションがつけやすくなっています。


バックーン/MoBaバレル

 
 
バックーンのバレルは、ココボログラナディラの2種類の素材から選ぶことができます。
 
ココボロは、あたたかく、しっかりとした音を出せるのが特徴で、グラナディアには表面に染料が使用されておらず、オーソドックスな音を求めている方におススメのバレルです。
 

バレルを購入するときに気をつけたいこと


バレルは小さな部品ですが、これを変えることによって楽器全体の音色やバランスが大きく変わってきます。
 
そして、バレルも木材でできているので、1本1本吹き心地や音色が違います
 
なので、もしできるのなら、実際に楽器店で試奏してから購入されることをお勧めします!

簡単に何本も買えるような金額でもないですしね!
 
 
そして購入されるときは、バレルの長さや対応している楽器の種類にも気をつけましょう!
 
長さは、ミリ単位で色んな長さのものが売られているので、自分の楽器に合ったものを間違えずにしっかり選ぶようにしましょう。

バレルを交換して使っていたわたしの体験談

わたしも以前は、パトリコラという種類のグラナディア素材のバレルをクランポンの楽器につけて使っていました!
 
音の飛びが良くなり、軽い音色に、吹き心地も楽に鳴るようになって、まるで楽器全体を買い替えたかのような変化した。
 
素材がグラナディアで、表面のコーティングがされていない自然な音色を求めているものだったので、長年使っていたらヒビが入ってしまって、その後楽器を変えたのでそれ以来は使っていませんが、音色は好きでした♪

まとめ

今の楽器をちょっとカスタマイズして、自分だけの音色を求める方には、バレルを交換してみても面白いと思います。
 
まずは楽器店に行って、ちょっと試しに吹いてみてその変化を感じてみるときっと楽しいと思います♪
 
 

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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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